ハッカソンの波が企業にまで。ローソンがハッカソンでソーシャルチェンジをする理由とは。

岡村健右(おかむらけんすけ) | 2013/08/28

Looops岡村(健)です。今回は、ローソン主催のハッカソン、アイデアソン「HackaLawson 2013」というイベントに参加してきました。

 

 

詳細の内容についてはいろいろと記事も出ているのでそちらをご参考に。

 

「コンビニというインフラを生かすアイデアを社外から」、ローソンがハッカソンを開催(ITmedia)

 ローソンをハックし、おでんの在庫可視化も~からあげクン1年分は誰の手に?(INTERNET Watch) 

  

ハッカローソンとはローソンが提供する位置情報やソーシャルメディアデータAPI、ローソンキャラクターの画像・音声データ、POS情報(イベント向けの架空データ)を活用し、アイデアソンでアイデア企画を行い、ハッカソンの2日間でそのサービスを開発するというもの。

 

ローソン賞のからあげクン1年分をゲットしたのは「クックローソン〜彼の胃袋キャッチ物語」というアプリで、ローソンで売っている食材だけで作れるモテレシピを検索できるアプリ面白いですね。

 

僕はハッカソンには参加できませんでしたがアイデアソンのアイデア企画には実際に参加させていただきました。いろいろとアイデアを考える方法論や頭を使うのがとても楽しかったです。僕が考えた「働きまローソン」は1次審査は通っていましたがハッカソンで開発する人がいなかったのでボツになった模様です(笑)

 

ここではハッカソン、アイデアソンについての考察をしてみたいと思います。

 

ハッカソン、アイデアソンとは

 

ハッカソン:

「Hack」と「Marathon」を合わせた造語で、短期/集中的に共同作業でソフトウェアを開発する、技術とアイデアを競い合うイベント

 

アイデアソン:

「Idea」と「Marathon」を合わせた造語で、テーマを定めた上でアイデアを出し合い、それをまとめていく形式のワークショップです。

 

なぜ僕がハッカソンに注目しているかというと、ソーシャル上でアイデアを出し合ったり、問題解決ができればベストなのですが、まずリアルなイベントで問題解決のきっかけを作り、ソーシャル上で広げていくという点です。アメリカでは既に政府や政治家に頼らずにハッカソンなどで作られたアプリで世の中を良くしたり、googleが開発者向けにハッカソンを行ったりもしています。

 

コーディングでより良い政府を作るには

http://media.looops.net/kensuke/2013/01/23/coding_a_better_government/

このエントリーをはてなブックマークに追加  
 

ハッカローソンの目的は?

 
今回のイベントで一番気になったのはなぜローソンがハッカソンを行ったという点です。テーマは「ローソンとできるソーシャルチェンジ」とありますが、ハッカソンから生まれたサービスをソーシャル上でユーザーの暗黙知をつなげ便利なサービスを提供しようというのでしょうか?株式会社ローソン白井明子さんにお話を聞きました。
 
ハッカローソンを始めた経緯

ローソン社内だけでは生み出せない新たな企業価値や、サービスを皆さまと共に作り出したい、と考えハッカローソンを実施しました。

  

ハッカローソンの目的
「ローソンとできるソーシャルチェンジ」をテーマに皆さまの身近にある業態であるコンビニエンスストアが生活がちょっと良くなったり、世の中が便利になったりするサービスを生み出すことが目的です。

 

ハッカローソンを実施してみて
たくさんのユーザーさんにご参加いただいたことに感謝しております。アイデアソン/ハッカソンともに本当に熱気が溢れていて普段のローソン社内では上がってこないアイデアがいろいろと生まれていたのが印象的でした。

 
受賞作品の多くはユーザーの利便性を向上させるものが多いですが「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルグッド」という点で言うと、単にユーザーや企業のためだけではなく、身近にあるコンビニならではの社会に貢献するというアイデアももう少しあればなあという感想を持ちました。そう言う意味では子連れの親が必要な商品と施設を検索できる「おでかけローソン」はすごくいいなあと感じました。
 
いずれにせよ社会を変えるということに貢献できそうなのがこのハッカソンだと思います。もしかすると次世代のCSRと言っていいかもしれません。
 
以前からソーシャルを使ってユーザーの暗黙知をつなげサービスを作り上げようという動きはありました。しかし、なかなか動き出さない、サービス自体は誰が作るのという問題がありました。
 
このようにして企業や政府、自治体がハッカソンを開催し、エンジニアやアイデアマンがやる気になるようなインセンティブを用意し(やる気になるのであればお金でなくても名誉でもいい)、サービスを開発し、ソーシャル上へ広げていくことで今までにないサービスや社会貢献プログラムができあがるのではないでしょうか。
 

おまけ:3Dプリンタで制作されたという一品もののあきこちゃん人形

COMMENT

1 件のフィードバック

  1. kittyomusanta より:

    ハッカソンって別にスースーするわけじゃないだ

AUTHOR PROFILE

  • 著者:岡村健右(おかむらけんすけ)

ソーシャルメディアコンサルタント

グループウェア「LotusNotes」のシステムエンジニア(データベース開発/システム運用)を経て、米国製CRM/CMSパッケージの国内販売立ち上げ事業にてマーケティング、セールスエンジニアを経験後、ループス・コミュニケーションズにて社内SNS、コミュニティ立ち上げ事業の営業、コンサルティングに従事。

専門分野は社内ソーシャルネットワーク(社内SNS)、ゲーミフィケーション。

著書「ゲームの力が会社を変える -ゲーミフィケーションを仕事に活かす-(日本実業出版社)」

共著「ソーシャルメディアダイナミクス(毎日コミュニケーションズ)」「ゲーム産業白書Decade(メディアクリエイト)」

  • twitter
  • facebook
記事の一覧を見る

ARCHIVES