mixi, Twitter, Facebook 2010年11月最新ニールセン調査 〜 Twitter、ついに国内ネット人口の20%超え

斉藤徹 | 2010/12/20

2010年11月度の最新ニールセン調査によると、ついにTwitterの国内利用者は1,244万人となり、国内ネット人口(PCを対象として約6,000万人)に対して、はじめて20%を超えたことがわかった。

データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「ニールセンNetView」サービス。対象は一般家庭および職場のPCユーザーとした。

Chart1

利用者でいくと、mixiは961万人、Twitterは1244万人、Facebookは293万人。ただしペーシビューや利用時間ではmixiが他の2サービスを圧倒しており、アクティブ率や滞在率ではmixiが際立つ結果となっている。

また、Twitter訪問者には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多いはずだ。参考まで、Twitter社の9月4日ブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、11月度のTwitterユーザーは約1,600万人に達すると推定される。

次のグラフは、この三社の2010年度の利用者数推移をあらわしたものだ。

Chart2

2010年4月から約4ヶ月間、横ばい状態が続いたTwitterだったが、9月以降は利用者数で再成長のステージに入っていることがわかる。ただし後述するが、一人あたり利用時間やPVは減少が続いており、その結果、ページビューは3ヶ月連続で低下している。mixiは残念ながらPCベースでは停滞が続いている。またFacebookは堅実に成長し、あとわずかで300万人に到達するレベルとなった。

なお、Facebookは、自社統計データ(月次アクティブ会員数やユーザー属性などのリアルタイムに近いデータ)を常に公開している。それに基づくsocialbakers.comの最新チャートも参考まで掲載しておきたい。こちらによると最新データでは訪問者数は182万人となっている。これは、ニールセンが会員以外の閲覧者を含んでいるのに対して、自社統計データは会員のみに限定しているためだ。

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参考まで、先月に急騰していたFacebookの広告単価は、すこし落ち着いてきた。現時点でCPM(1000回表示あたりの広告料金)が0.49ドル、CPC(1クリックあたりの広告料金)が0.21ドルと、それぞれ対前月比で25%減となっている。

さて、ニールセン調査に戻り、三社の最新ページビュー推移を見てみよう。

Chart3

ベージビューで見ると、依然としてmixiが他サービスを圧倒している。そして、際立つのは、月次利用者を増加させているTwitterのページビューが、3ヶ月連続で大きく減少している点だ。それに対してFacebookは大きくページビューを伸ばし、対前月比で35%増となった。

平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2010年11月国内調査結果と、2010年2月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)と比較すると次のようになる。

Chart4

この表を見ると、日本のTwitterユーザーも25分と10ヶ国平均より大幅に少なくなった。Facebookにいたっては36分といまだに10ヶ国平均の約1割程度の利用時間にとどまっており、まだまだ活性化に課題があることが推測できる。

最後に、これら3サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。

Chart5

この表は、例えばmixiユーザーの43.2%はTwitterを、12.3%はFacebookを利用しているということを表している。特に目につくのは、TwitterとFacebookユーザーの重なりが多いことだろう。Facebookユーザーの約6割はTwitterを利用しており、この数字は対前月比で12%も増加している。

これらを総合すると、現mixiユーザーはTwitterやFacebookの伸びにあまり影響されずに定着化、定常的に交流していることがわかる。一方、Twitterは新規ユーザーは増やすものの、コアユーザーがFacebookメインに移行しはじめており、その結果、利用時間やページビューを下降させている可能性がある。

なお、この三社サービスの利用者合計は延べで24,986(千人)となるが、実際の重なりを考慮した「重複しない利用者数」は18,802(千人)で、国内PCネットユーザーに対するリーチ率では30.67%と、はじめて30%の壁を超えたことががわかった。

■ インターネット利用動向調査Nielsen Online NetViewに関して
インターネット利用動向調査Nielsen Online NetViewは、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

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E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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