mixi, Twitter, Facebook 2011年1月最新ニールセン調査 〜 Facebook急増450万人超え、Twitter、mixiも増加。国内ソーシャルメディア普及が加速

斉藤徹 | 2011/02/21

2月18日に更新された2011年1月度の最新ニールセン調査によると、mixi、Twitter、Facebookとも、この一ヶ月、堅調に利用者を伸ばしていることがわかった。

データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「ニールセンNetView」サービス。対象は一般家庭および職場のPCユーザーとした。

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利用者でいくと、mixiは1128万人(前月比110%)、Twitterは1421万人(同110%)、ともに前月比で10%増。Facebookにいたっては、460万人(同149%)と一ヶ月で一気に50%も訪問者を増加させた。ただしペーシビューや利用時間ではmixiが他の2サービスを圧倒、アクティブ率や滞在率でmixiが際立つ結果となった。

Twitter訪問者には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多いはずだ。参考まで、Twitter社の9月4日ブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、1月度のTwitterユーザーは約1,820万人、対PCネット人口に対するリーチ率で29.4%。PCユーザーの3割はTwitterを利用していることになり、一般生活者に広く普及しはじめたことを示唆している。

ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者であり、携帯を含まないこと、非会員を含んでいることに注意いただきたい。mixiの決算発表およびSocialBakersデータから引用し、各社の訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、登録会員数を比較すると、次表のようになる。

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続いて、三社のPCベースの利用者数推移を見てみよう。

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映画「ソーシャル・ネットワーク」と、それに付帯したマスメディア報道、書籍ラッシュ効果が、Facebookだけではなく、mixiやTwitterにも波及したようだ。ここに来て三社サービスとも急増した様子が見て取れる。

映画効果の本丸であるFacebookは、単月で50%も訪問者を伸ばし、450万人に到達した。今までバズの広がりに対して利用者拡大がついてこなかったFacebookだが、ようやく国内においても、その本領を発揮しはじめたようだ。今後、映画効果が継続するのか、それとも減衰傾向になるのか、大いに注目していきたい。

なお、Facebookは、自社統計データ(月次アクティブ会員数やユーザー属性などのリアルタイムに近いデータ)を常に公開している。それに基づくsocialbakers.comの最新チャートも参考まで掲載しておきたい。こちらによると最新データでは訪問者数は244万人となっている。これは、ニールセンが会員以外の閲覧者を含んでいるのに対して、自社統計データはアクティブ会員のみに限定しているためだ。

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さて、三社の最新利用時間推移、ページビュー推移を見てみよう。

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利用時間、ベージビューいずれも、依然としてmixiが他サービスを圧倒していることがわかる。月次利用者を6ヶ月連続で増加させているTwitterの利用時間やページビューが減衰傾向にある点、それに対して、Facebookは利用時間、ページビューとも堅調に伸ばしている点が注目される。

こごて、平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2011年1月国内調査結果と、2010年2月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)と比較すると次のようになる。

Chart6

この表を見ると、日本のTwitterユーザーの月間平均利用時間は21分と10ヶ国平均より大幅に少ないことがわかる。またFacebookにいたっては35分といまだに10ヶ国平均の約10%程度の利用時間にとどまっている。ただし、今月のFacebook平均利用時間は、前回の48分から大幅に現象しており、新規利用者の活用状況がまだ活性化していない状況が推測されよう。

最後に、これら3サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。

Chart7

この表は、例えばmixiユーザーの49.2%はTwitterを、17.6%はFacebookを利用しているということを表している。特に目につくのは、TwitterとFacebookユーザーの重なりが多いことだろう。Facebookユーザーの6割超がTwitterを利用しており、逆にTwitterユーザーの約2割がFacebookをはじめていることがわかる。

なお、この三社サービスの利用者合計は延べで30,037(千人)、対前月比115%伸となるが、実際の重なりを考慮した「重複しない利用者数」は21,133(千人)、対前月比110%増。国内PCネットユーザーに対するリーチ率では34%となった。ソーシャルネットワーク利用者の比率は世界各国と比較して大幅に遅れていたが、これを機に、日本にもソーシャルの風が本格的に訪れることを期待したい。

■ インターネット利用動向調査Nielsen Online NetViewに関して
インターネット利用動向調査Nielsen Online NetViewは、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

 データのご用命に関してはニールセン株式会社の下記お問合せ先にご連絡お願い致します。

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TEL:03-4363-4201(セールス&アナリティクス直通)
E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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