mixi, Twitter, Facebook 2011年6月最新ニールセン調査、Facebook利用者872万人へ

斉藤徹 | 2011/07/19

mixi, Twitter, Facebook 2011年6月最新ニールセン調査、Facebook利用者872万人へ

7月18日に、2011年6月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。6月は、Facebookのみ堅調に利用者を増加されたが、mixi、Twitterは微減。ソーシャルネットワークの普及が停滞した一ヶ月となった。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。

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利用者数でいくと、mixiは1243万人(前月比97%)と微減、Twitterは1452万人(同99%)と減少、Facebookは872万人(前月比106%)と増加となった。ただし、ペーシビューや利用時間では、引き続きmixiが他を圧倒している。

Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考まで、Twitter社の9月4日ブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、3月度のTwitterユーザーは約1860万人、対PCネット人口に対するリーチ率で30.4%となり、日本におけるインターネットサービスの壁と言われる2,000万人前後で停滞していることになる。

ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数(下図の①)であり、携帯利用者を含まないこと、非会員を含んでいることに注意いただきたい。

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mixiの決算発表およびSocialBakers最新データを引用し、各社の ①訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、②アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、③登録会員数を比較すると、次表のようになる。

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続いて、三社のPCベースの利用者数推移を見てみよう。

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Facebookが堅実に成長している一方、Twitterは3ヶ月連続で利用者を減少させている。Twitterのコアユーザーであったアーリーアダプター層がFacebookにシフトしていることも一因となっているだろう。mixiは学生と若年女性層に固定利用者を持っているが震災後は会員の伸びが停滞している。現時点でコアユーザーはFacebookにシフトしていないように見受けられる。

なお、ニールセン調査ではないが、参考まで、2011年5月度のDocomo多機能携帯(スマートフォンを含まず)におけるインターネット視聴率調査をあわせて紹介しておこう。調査元はVideo Research Interactiveだ。

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このグラフを見てわかる通り、PCと比較して、多機能携帯の利用者においては未だにmixiがTwitterとFacebookを圧倒が、特にFacebookが堅調に携帯ユーザーも増加させていることがわかった。ただし、このデータには、TwitterやFacebookが強いスマートフォンの統計は入っていないことに注意したい。

また、Facebookは、自社統計データ(月次アクティブ会員数やユーザー属性などのリアルタイムに近いデータ)を常に公開している。それに基づくsocialbakers.comの最新チャートも参考まで掲載しておこう。こちらによると最新のFacebookアクティブ会員数は386万人となっている。ニールセンデータが会員以外の閲覧者を含んでいるのに対して、このFacebook自社データはアクティブ会員のみに限定している点に注意したい。

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さて、ニールセン調査に戻り、三サービスの最新利用時間推移、ページビュー推移を見てみよう。

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利用時間、ベージビューいずれも、依然としてmixiが他を圧倒している様子が見て取れるが、時系列で見ると、mixi、Twitterが停滞傾向にあるのに対して、やはりFacebookが堅調に伸びているようだ。

ここで、平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2011年6月国内調査結果と、2010年2月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)を比較すると次のようになる。

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この表を見ると、日本のTwitterユーザーの月間平均利用時間は29分と、10ヶ国平均より少ないことがわかる。またFacebookにいたっては40分と、いまだに10ヶ国平均の11%程度の利用時間にとどまっており、活性化に課題があることがわかる。

続いて、これら3サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。

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この表は、例えばmixiユーザーの51.5%はTwitterを、31.8%はFacebookを利用しているということを表している。

なお、この三社サービスの利用者合計は延べで35,666(千人)だが、重なりを考慮した「重複しない利用者数」は22,881(千人)となり、対前月比で微減の99%。国内PCネットユーザーに対するリーチ率では37.4%となった。

さて、4月度から利用者のデモグラフィックを紹介している。こちらは前月とほぼ同様の結果となった。なお、mixiやFacebookは会員の性年齢別分布を公表しているが、このデータはあくまで第三者による調査で、かつPCページ訪問者を対象としている点に注意したい。

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総じて職業人が多いが、この調査では携帯利用は対象としていないためだろう。例えばmixiのPV比較では「PC : 携帯 : スマホ = 15 : 80 : 5」とPC利用はわずか15%であり、特に若年層は携帯を中心に利用することが多い点に注意したい。

来月ないし再来月、今、注目の Google+ のデータがとれ始めるようであれば、三サービスにGoogle+をプラスして報告するようにしたい。

■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

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【過去のニールセン/VRI調査定例記事】
・ Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年5月最新VRI調査 (2011/7)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2011年5月最新ニールセン調査 (2011/6)  
・ Ameba, GREE, Mobage, mixi 2011年4月最新VRI調査 (2011/6)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2011年4月最新ニールセン調査 (2011/5)  
・ GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年3月最新VRI調査 (2011/05)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2011年3月最新ニールセン調査 (2011/04)  
・ GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年2月最新VRI調査 (2011/03)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2011年2月最新ニールセン調査 (2011/03)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2011年1月最新ニールセン調査 (2011/02)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2010年12月最新ニールセン調査 (2011/01)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2010年11月最新ニールセン調査 (2010/12)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2010年10月ニールセン調査 (2010/11)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2010年9月ニールセン調査 (2010/10)  
・ mixi, Twitter, Facebook 2010年8月ニールセン調査 (2010/09)  

 

 

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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