Ameba, GREE, Mobage, mixi, Facebook, Twitter, 2012年3月 最新ドコモ携帯ネット視聴率 - in the looop | Looops communications

Ameba, GREE, Mobage, mixi, Facebook, Twitter, 2012年3月 最新ドコモ携帯ネット視聴率

福田浩至 | 2012/05/07

Ameba, GREE, Mobage, mixi, Facebook, Twitter, 2012年3月 最新ドコモ携帯ネット視聴率

ブログメディア「in the looop」では、PCと多機能携帯の毎月インターネット視聴率をご紹介している。

 

過去データはこちらでどうぞ 「ソーシャルメディア視聴率

 

視聴率データは、PCはネットレイティングス社「Neilsen/NetRatings Netview」、携帯はビデオリサーチ・インタラクティブ社の「Mobile Media Measurement for i-mode」から提供していただいている。ただし、携帯視聴率の方は、(1)対象キャリアはNTTドコモのみ、また (2)スマートフォンは対象外 としている点にご注意いただきたい。

 

当記事では、ソーシャルメディアサイトの携帯ネット視聴率、2012年3月分をお届けする。

 

携帯サイト(ドコモ多機能携帯)の視聴ランキングについて

 

まずは全携帯サイトの視聴データランキングからトップ20を紹介しよう。

なお、ameba.jpの数値にはameblo.jpを、mixi.jpの数値にはmixi.netを、twitter.jpの数値には twtr.jpをそれぞれ含んだ統計値としている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの携帯サイトに関して、推定接触者数(千人)、リーチ率、平均訪問回数、推定視聴ページ数(千回)、平均視聴ベージ数、平均滞在時間が調査されている。NTTドコモから毎月発表されている月次iモード契約者数では、2012年3月iモード契約者数を4,232万人と発表している。

 

ソーシャルメディア系では、Ameba(Amebaモバイル)は前回の5位から6位にランクダウン、GREEは前回同様17位、Mobageは49位から45位へランクアップ、mixiは26位から25位、Facebookは54位から41へ、Twitterは47位から20位となったいた。リーチ率ではそれほど目立たないソーシャルメディア系サイトだが、訪問回数や滞在時間では突出しており、他の携帯サービスと比較して圧倒的なスティッキネスを誇っている。

 

この中から、ソーシャルメディア系携帯サイトを抽出すると以下のような結果となっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

接触者数とリーチ率ではAmeba、平均訪問回数ではMobageとmixi及びGREE、視聴ページ数と平均滞在時間ではGREEとMobage、それぞれ強い分野が明確に表れている点が興味深い。 FacebookとTwitterは滞在時間が短く、視聴ページ数も少ないことが特徴として表れている。

 

推定接触者数、推定視聴ページ数、推定総滞在時間の時系列推移について

 

続いて、これら6サービスの推定接触者数、推定視聴ページ数、推定総滞在時間をそれぞれ時系列で比較してみよう。なお、推定総滞在時間は、推定接触者数に平均滞在時間をかけ合わせることで算出している。また、この調査は携帯シェア45%のドコモを対象としている点、現時点ではスマートフォンが対象外となっている点などから結果に関してはあくまでも、参考値として提示させていただく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず推定接触者数でみると、Amebaが14ヶ月連続でトップを維持し、GREE、Twitter、mixi、Facebook、Mobageと続いた。全体的にスマートフォン移行の影響で、明確なダウントレンドとなっている。例えば半年前と比較すると、Amebaが▲6%、GREEが▲35%、Mobageが▲46%、mixiが▲27%と、それぞれ減少が続いている。

 

なお、4社のスマートフォン対応や業績比較については、下記記事に詳細を記載している。

直近決算発表に基づくmixi、GREE、Mobage、Amebaの業績比較 (2012/2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、この2つのチャートは、推定視聴ページ数(上図)と推定総滞在時間(下図)の時系列推移だ。視聴ベージ数ではMobageがトップに位置しており、先月、3ヶ月ぶりにトップの座を奪ったGREEは減少に転じ2位となっている。

総滞在時間では依然とGREEがリードしてはいるが、同サービスの著しい減少傾向が確認できる。接触者数でトップのAmebaだが、視聴ページ数及び滞在時間で比較すると、GREE及びMobageに大きく差を付けられている。一方、TwitterとFacebookは他のサービスと比較して視聴ページ数と滞在時間が少なく、ライトユーザーが多いと考えられる。

 

属性別 (職業人、学生、主婦、無職他) のリーチ率と平均滞在時間を見てみよう。

 

利用者属性(学生、主婦、職業人)別、リーチ率と平均滞在時間について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーチ率では前月同様、全ての属性(職業人、学生、主婦、無職他)を通してAmebaがトップとなっている。属性別にリーチ率が高い上位のサービスを取り上げると、職業人、主婦、無職他ではAmeba及びGREE、学生ではAmeba及びmixiという結果になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、属性別の平均滞在時間を見てみよう。全ての属性(職業人、学生、主婦、無職他)を通して、GREE、Mobageの滞在時間が他のサービスよりも長い。Amebaではリーチ率が低いにもかかわらず同サービス内での比較では、平均滞在時間の長さが突出しており、主婦層のヘビーユーザーが存在していることが推測される。Facebook、Twitterは全ての属性において滞在時間が短い傾向にあった。

 

■ モバイル・インターネット視聴データ Mobile Media Measurement(β) について

 

ビデオリサーチインタラクティブ社の提供するMobile Media Measurementは、アクチュアルでのモバイル・インターネット視聴データを取りまとめたものを、ASPによるサービスにて提供するもので、i-modeユーザー版とYahoo!ケータイユーザー版があります。詳細は こちら まで。

 

  • 調査対象者 全国の男女15歳以上のi-mode利用者
  • 標本抽出法 ドコモプレミアクラブ会員より抽出
  • 視聴データ取得方法 NTTドコモの「iモードアクセス履歴検索サービス」に調査対象者が加入し、定期的にアクセス履歴データを取得し、VRIにデータ転送
  • データ更新頻度

- ログデータ:毎月末に前月分データを更新

 アンケートデータ:毎年秋頃更新予定

  • 調査標本数 2010年8月時点/約2600サンプル (ただし毎月変動します)

 

記事執筆) 斉藤 徹 https://www.facebook.com/toru.saito

 

   

AUTHOR PROFILE

  • 著者:福田浩至
株式会社ループス・コミュニケーションズ副社長、博士(情報管理) 多数の企業にて、ソーシャルメディアの効果的かつ安全な運営を支援しています。 特に、企業のソーシャルメディア活用におけるルール「ソーシャルメディア・ポリシー」策定や啓蒙教育など積極的な守りの仕組みづくりが専門領域です。
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