X(旧Twitter)企業間コラボ事例紹介10選

nanakoito | 2025/03/24

X(旧Twitter)企業間コラボ事例紹介10選

SNSマーケティングの世界で企業間コラボはまさに「化学反応」を起こす場です。
特にX(旧Twitter)では異なる業界やブランドが手を組み、ユニークなキャンペーンが次々と展開されています。
こうしたコラボは単なる話題作りにとどまらず、新規顧客の獲得やブランド価値の向上、さらには新しい市場へのアプローチまで企業コラボがもたらす効果は計り知れません。
本記事では成功事例を厳選して10選ご紹介。
自社でもこんなコラボをやってみたい!」と思えるヒントがきっと見つかるはずです。

 

1.企業間コラボの特徴とメリット

Xでの企業コラボは「柔軟性」「効率性」「高いコストパフォーマンス」が大きな特徴です。
キャンペーン投稿やプレゼント企画、共同ライブ配信など多様な形式で展開できる自由度が高く、やり取りや告知、ユーザーとのエンゲージメントまで全てX内で完結できるため、迅速かつ低コストで実施可能です。
さらに、マーケティング費用を分担することで効率的に情報を拡散でき、これまでリーチできなかった新たな市場へのアプローチやビジネスチャンスの創出にも繋がります。

 

⒉企業間コラボが成功しやすい理由

Xを活用した企業間コラボが成功しやすい理由は、そのプラットフォーム特有の特性にあります。
最大の強みであるリポストや引用ポストによる圧倒的な拡散力を活かし、投稿内容が瞬時に広範囲へ波及することで、短期間で多くのユーザーに情報を届けることが可能です。
さらに、引用ポストではユーザーが自分の意見や感想を添えて情報を拡散するため、共感やポジティブな感情が広がる効果も期待できます。
また、Xは「フォロー&リポスト」や「ハッシュタグ投稿」など、ユーザー参加型キャンペーンを展開しやすい環境が整っており、コラボ企業の既存ファン層を取り込むことで新規顧客獲得やエンゲージメント向上といった相乗効果も生まれます。Xの特性を上手く活かすことで、企業同士のコラボもスムーズに進進行でき、ターゲット層にしっかり届けることができます。

 

⒊ X(旧Twitter)事例紹介

最近のX上で話題になった企業間コラボ事例を10個ピックアップしてご紹介。
それぞれの特徴やポイントもあわせて解説していきます!

 

JAタウン × カルビー

コラボ内容

JAタウンとカルビーがコラボし、地域限定商品とオンライン販売を組み合わせたキャンペーンを実施。
JAタウンで使えるクーポンやカルビーの地域限定商品詰め合わせを、抽選でプレゼントする企画です。

ポイント

地域限定商品を活用しながら、オンライン購入の利便性を高め、魅力的なプレゼント企画で消費者の関心を引く工夫がされています。

 

クオカード × ドスパラ

コラボ内容

決済サービスのクオカードと電子機器販売会社のドスパラがコラボし、QUOカードをプレゼントするキャンペーンを実施。さらに、期間中にゲーミングデバイスが当たる企画も展開されました。

ポイント

異業種コラボによる新規顧客の獲得を狙い、高額なゲーミングデバイスと汎用性の高いQUOカードを組み合わせることで、幅広い層にアプローチしています。特に若年層の関心を引く工夫がされています。

 

スシロー × モンスターハンター

コラボ内容

飲食チェーンのスシローと人気ゲーム「モンスターハンター」がコラボし、「スシローで一皿いこうぜG」キャンペーンを実施。抽選でお食事券が当たる企画を展開し、両ブランドのファンが楽しめる内容となっています。

ポイント

人気ゲームとのコラボで話題を生み、ゲームファンを実店舗へ誘導。さらにハッシュタグを活用したSNSで拡散を狙い、認知度の向上に繋げています。

 

「11ぴきのねこ」× cotta

コラボ内容

人気絵本「11ぴきのねこ」とクッキング用品ブランドcottaがコラボし、「11ぴきのねこ」デザインのクッキー型やラッピンググッズを販売。世代を超えて愛されるキャラクターを活用し、親子で楽しめる商品展開となっています。

ポイント

長年親しまれているキャラクターと実用的なクッキング用品を組み合わせることで、幅広い年齢層にアプローチしています。

 

湖池屋 × コメダ珈琲店

コラボ内容

スナック菓子メーカーの湖池屋と喫茶店チェーンのコメダ珈琲店がコラボし、湖池屋監修の「カラムーチョチキンバーガー」を数量限定で販売。

ポイント

人気スナックの味をハンバーガーで再現し、新しい味覚体験を提供。過去の成功事例を活かした再コラボと、数量限定の希少性で話題性を高め、消費者の購買意欲を刺激しています。

 

キョクヨー × クランド

コラボ内容

水産加工食品メーカーのキョクヨーと日本酒ブランドのクランドがコラボし、「さば味噌煮 EO6」と日本酒「てまえみそ」のセットをプレゼントするキャンペーンを実施。

ポイント

味噌をテーマにした食品と日本酒のペアリングで専門性をアピールし、「家飲み」需要に対応しました。

 

エバラ食品 × 沢の鶴

コラボ内容

調味料メーカーのエバラ食品と酒造メーカーの沢の鶴がコラボし、特別純米酒「実楽山田錦」と「プチッと鍋」のセットをプレゼントするキャンペーンを実施。

ポイント

冬にぴったりな日本酒と鍋の組み合わせで季節感を演出し、毎日当選者を出すことで継続的な参加を促進。日本酒と鍋料理の相性の良さを強調し、購買意欲を高める工夫がされています。

 

エースコック × 明治

コラボ内容

即席麺メーカーのエースコックと乳製品メーカーの明治がコラボ。コラボカップ麺2種と「明治北海道十勝パルメザンチーズ」のセットを抽選でプレゼントするキャンペーンを実施。

ポイント

「追いチーズ」という新しい食べ方を提案し、北海道十勝ブランドを活用して商品価値を向上。複数商品のセット提供により、ブランド体験を広げる工夫がされています。

 

ニトリ × 吉野家

コラボ内容

家具・インテリア販売のニトリと外食チェーンの吉野家がコラボし、共同Xプレゼントキャンペーンを実施。LIVE配信を行い、視聴者と双方向のコミュニケーションを図りました。

ポイント

異業種コラボによる話題性を生み、LIVE配信を活用して消費者との距離を縮める施策を展開。両社の顧客基盤を活かし、相互送客を促進する戦略が取られています。

 

ハイキュー!! × 複数水族館

コラボ内容

人気アニメ「ハイキュー!!」と複数の水族館がコラボし、「ハイキュー!! アクアリウムキャラバン」を開催。横浜・上越・仙台の3都市を巡回し、各地で特別な体験を提供しました。

マーケティングポイント

人気アニメを活用した集客戦略を展開し、複数都市での開催により広範囲で話題を創出。水族館という非日常空間での特別なアニメ体験を通じて、来場者の満足度を高めています。

 

⒋ 企業間コラボを成功させるポイント

企業間コラボは相互に利益を得る強力な戦略ですが、その成功にはいくつかの重要なポイントがあります。

まず最も大切なのは相性の良い企業を選ぶことです。
コラボレーションにおいて、企業同士のブランド価値やターゲット層が一致していることが成功への第一歩です。
例えば、エコ商品を扱う企業と環境意識が高い消費者をターゲットにする企業が組むことで、共通の関心を持つ顧客に強い訴求力を発揮します。
お互いの強みを活かせるパートナーシップを選ぶことが鍵となります。

 

次に重要なのは、話題性のあるコンテンツを作ることです。
消費者の関心を引くためには、ユニークで魅力的な要素を加えることが大切です。
限定商品や特別イベント、インフルエンサーとの連携を活用し、SNSでの拡散を促進する戦略が有効的です。
話題性のあるコンテンツはブランドの認知度を短期間で高め、消費者の記憶に残ります。

 

最後に、コラボ終了後の分析とフィードバックです。キャンペーン終了後は「どの戦略が効果的だったのか」「どの部分が消費者の反響を引き起こしたのか」をしっかりと分析することが重要です。
この分析を元に次回のコラボへ活かせる改善点を洗い出すことにより、継続的な成功へと繋がります。

 

⒌ 企業間コラボを成功させるための注意点

企業間コラボは新規顧客の獲得や話題性の創出など、多くのメリットを提供します。しかし、成功に導くためには慎重な計画と実行が欠かせません。以下のポイントに注意しましょう。

 

1.コミュニケーションの重要性
事前に目標を共有し、役割分担やスケジュールを調整します。
コンテンツに関しても両社で協議し、ミスコミュニケーションを防ぐための準備が大切です。

 

2.ブランドイメージの整合性
ターゲット層やブランド価値が一致しているか確認しましょう。投稿のトーンや表現方法も両社のイメージに合うよう調整が必要です。

 

3.リスクマネジメント
SNS上では炎上や誤解を招くリスクが伴います。想定されるリスクを事前に洗い出し、迅速に対応できる体制を整えましょう。

 

これらのポイントを守ることで企業間コラボを成功へと導き、ブランド価値の向上と新規顧客獲得を実現できます。

 

まとめ

企業間コラボはSNSマーケティングの可能性を大きく広げる強力な戦略です。
話題性だけでなく、新規顧客の獲得やブランドの認知拡大にも大きく貢献しています。
特にXでは”食品メーカー×ゲーム会社”、”お菓子ブランド×アパレル”など異業種や異なるブランドが手を組むことで、意外性が消費者の心を掴みます。
本記事で紹介した事例を参考にしながら、自社にとって最適なコラボ戦略を考えてみてはいかがでしょうか?
新たな市場の開拓やブランド価値の向上を目指しましょう!

 

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