【東京ソーシャルシフトの会・イベントレポート】みんなで決めよう!会のミッション・ビジョン・コアバリュー

加藤たけし | 2013/07/29

【東京ソーシャルシフトの会・イベントレポート】みんなで決めよう!会のミッション・ビジョン・コアバリュー

「東京ソーシャルシフトの会」というコミュニティについて(はじめに)

 

「東京ソーシャルシフトの会」は、書籍ソーシャルシフトBE ソーシャルの想いに共感した有志が集うコミュニティとして、2012年10月に発足しました。「自分が所属する会社を、社員にも顧客にも愛される組織に変革すること」「チームで力をあわせ、変革するためのノウハウを体系化すること」「志ある企業を応援し、人々の幸せを創造すること」を目指し、現在では400名以上の方々にご参加いただいています。さまざまな業界・職種、そして年代の方々にご参加いただき、非常に刺激的なコミュニティになっているかと思います。

 

「東京ソーシャルシフトの会」Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/tokyo.social.shift/
※Facebookの非公開グループです。ご希望の方は、申請いただければ随時承認させていただいております。

 

昨年10月の発足以来、懇親会や忘年会、そして様々なイベント企画を経て現在に至っているのですが、先日開催されたイベントの様子を「東京ソーシャルシフトの会」Tech班の近藤さんがまとめてくれました。少々遅くなってしまいましたが。。。 in the looopにも寄稿記事として掲載させていただきます。

 

 

寄稿者:「東京ソーシャルシフトの会」Tech班 近藤 寛 氏

 

仕事で「ソーシャルメディア活用促進」を担当した際、斉藤徹氏の著書に出会い、感銘を受ける。「ソーシャルシフト」「BEソーシャル!」の体現をしていきたいと考え、facebookグループ「ソーシャルシフトの会」や「東京ソーシャルシフトの会」に参加し、日々刺激を受けている。

出身は宮城県石巻市。遠方からの被災地支援について模索中。

  

 

 

みんなで決める、会の『ミッション・ビジョン・コアバリュー』」

 

約2か月ぶりの開催となった「東京ソーシャルシフトの会」のイベント。今回のテーマは「みんなで決める、会の『ミッション・ビジョン・コアバリュー』」です。
(※ミッション(M)・ビジョン(V)・コアバリュー(C)は以下「MVC」と表記)

 

これは先日、「東京ソーシャルシフトの会」の企画・運営チームで話し合いの中で、「そもそも、“ソーシャルシフト”の捉え方についての個人的見解が様々で、MVCの捉え方も様々だし、どう作っていけばいいのか?」という問題提起があり、「東京ソーシャルシフトの会の皆さんが何を求めて加わってくださり、どう思っていて、何を感じているのか、わからないなら聞いてみよう!」となり…「MVC策定 5月場所」と題打っての開催となりました。

 

 

 この日の進行は、MVC策定チーム・リーダの高橋さん。5月だというのに、服装は真夏です!お元気!!そんな心も体も若くて元気な高橋さんから、この日の会の主旨、目的、ワーク内容、スケジュール等が説明されました。

 

今回のテーマは「東京ソーシャルシフトの会」のミッションを皆さんと一緒に考えること。MVC策定チームのミッションは、東京ソーシャルシフトの会の今後の活動における「土俵になるもの」をつくること。高橋さんが「土俵」について調べていたら、「土俵とは、ルールに則り力士が相撲を取るところ」ということがわかり、そこから派生して「相撲」について調べてみたら、「相撲」は格闘技ではない、ということがわかったようです。

 

「相撲」では「ルール≒相撲道(志)」であり、相撲を通じて古来から脈々と受け継がれてきた日本文化を後世に伝えていくことが使命なのだ、と。それは、東京ソーシャルシフトの会にも通じるものではないか?

 

「相撲道があるから、相撲は美しい。」

 

「力士が相撲を取りながら相撲道を極めるように、東京ソーシャルシフトの会も相撲を取りながら、MVCを決めていくのって、いいよね!」

 

とういうことで、今回の「5月”場所”」の開催に至ったわけであります。

 

 

では、どうやって「相撲を取る(MVCを決めていく)」のか?以下の5つのステップで進めていきました。

 

1.まずは「会の活動」を考えましょう。
2.そして土俵を用意しましょう。
3.土俵に上がる力士も必要です。
4.さぁ「見合って見合って」(褒める)
5.何が美しいかを競いましょう。

 

この中でも、特に重要なのは4番目。「見合う」という言葉には「褒める」という意味があるそうです。「褒め合う」って、恥ずかしくてなかなか実践できませんが…いざ褒めてもらうと、皆さんきっと、嬉しいですよね?楽しくなりますよね?「褒め合う」ことで、それぞれのいいところを出していけるように場を作っていくことになりました。

 

こうしてメンバーの心の準備を整えた高橋さん。次に東京ソーシャルシフトの会の位置付けを整理します。図の方がわかりやすいので、下図をご覧ください。

 

ふむふむ。なるほどなるほど。

 

東京ソーシャルシフトの会は、今や300人以上が参加する大所帯。それぞれの方が、どんな目的を持って、何がしたくてっていう、いわゆる「ベクトル(方向性)」が1つではないわけです。それを強引に1つに決めるのではなく、それぞれのベクトルが思いを共有し、共に創っていく、ってことですね!とてもわかりやすい!

 

でも、自社の宣伝をしたい方や人材の引き抜き目的の方など、ちょっと向きが違うベクトルもあります。東京ソーシャルシフトの会がこれからもよい方向に進んでいくためにも、同じ方向のベクトルを束ねる「帯」(ルール≒相撲道)が必要ですね。

 

では、ベクトルを束ねる「帯」とは何か?

 

たとえば、ループス加藤さんの名言「志に人が集い、共感で人が動く」。わかるわ~。すごく共感できます。

このように、共感できるものを「帯」=「コアバリュー(価値観)」としていけば、東京ソーシャルシフトの会の様々な特徴を持つベクトルは、方向は多少違っても、同じ価値観のもと、進んでいくことができますね。

 

MVCを策定していくにあたってのイメージ図は以下の通り。

 

 テキストでまとめると、「東京ソーシャルシフトの会」の将来あるべき姿「ビジョン(目標)」に向かって、「東京ソーシャルシフトの会」を推進する原動力、存在意義となる「ミッション(使命)」から出てくる様々な目的を持つ活動を、「東京ソーシャルシフトの会」のマニフェスト、活動ガイドラインとなる「コアバリュー(価値観)」を共有して推進していき、「東京ソーシャルシフトの会」の将来あるべき姿「ビジョン(目標)」を共に創っていく、ということになりますね。

 

高橋さんのプレゼン中は、真剣な中にも面白さが満載です。

 

この日のテーマは「東京ソーシャルシフトの会のミッションを皆さんと一緒に考えましょう」ということでした。そのために、参加した方々がどういった目的で東京ソーシャルシフトの会に参加したのか?東京ソーシャルシフトの会に参加してどんなことをやってみたいのか?など、グループ内で意見を出し合います。それをマッピングして、そのあと、それぞれのグループで意見をまとめ、ミッションをつくり、発表しましょう!というのがグループワークの内容です。

 

 

「Google Drive」を駆使しながらグループワークを進行しました

 

前置きが長くなりましたが、高橋さんの丁寧な説明後(時間はちょっとだけ押しましたが…苦笑)、いよいよグループワーク突入です。31名を6グループに分け、アイディア出しとマッピングから。

 

上図のように、「自社・社会貢献」といった外的部分(上軸)、「会員・組織内」といった内的部分(下軸)、「テクノロジー(技術的な目的)」(左軸)と「サイコロジー(精神的な目的)」に分類し、東京ソーシャルシフトの会における自分の活動目的を出し合い、どこに位置するかをマッピングしていく作業から始まりました。

 

各グループの意見出し。初対面の方が多い中、なかなか意見が出しづらいですよね?しかし、東京ソーシャルシフトの会に参加されている方々ですから、どのグル―プも、積極的に意見が出されていくんです。

グループワーク中は、さっきまでの和やかな雰囲気は何処?真剣そのものです。しかし、「見合って見合って」(褒め合う)がどのグループも実践されているので、どんどん意見が出てきます。出された意見は、ふせんに書き出して、模造紙にペタペタ貼っていきます。

 

 

そして、出された意見を「Google Drive」上で共有します。作業時間はわずか20分。たった20分で、下図のように、こんなにもたくさんの意見が出されました。

 

この図を見ると、東京ソーシャルシフトの会の皆さんが、多種多様な目的で参加していることがよくわかりますね。

 

 

ベクトルがわかったところで、次は、各グループで「ミッション(使命)」の策定です。

 

・出来上がったマッピング図を俯瞰してください。
・活動の原動力となる「ミッション(使命)」をチームごとに考えてください。
・チーム内で意見をまとめて、ミッション案を発表してください(max3個)。
・ミッションに絡む、コアバリュー(帯)が見つかったチームはそれも併せて発表しましょう。
・最後に全体で討議をし、いいところを尊重しながら、会としてのミッションを見つけましょう。

 

これら5つのルールで、「ミッション(使命)」を考えていきます。時間は15分。「短っ!」と思いましたが、マッピングで出てきた意見を整理していくので、まとまりが早く、あっという間に各グル―プがミッションをまとめていきます。

 

 

 

これも「Google Drive」上で共有し、発表の時間となりました。

 

 

「東京ソーシャルシフトの会」のミッション:発表内容まとめ

 

2時間のグループワークで、これほど整理され、前向きな意見が出るんですね。誰も強制的にやらされているわけではなく、自主的に参加し、積極的に意見を出し合い、それを1つの方向にまとめ上げていく…本当に普段経験ができない、これからあるべきディスカッションの姿だと思います。

(※東京ソーシャルシフトの会=TSS会)

 

 

今後、高橋さんのMVC策定チームに、今回の成果をもとに、MVCをまとめていただくことになります。「作成していく過程はできるだけオープンにしていき、その過程を見ていただくことで、東京ソーシャルシフトの会のメンバー皆さんのスキル向上に役立てていただきたい。」と力強く語りながら締めくくった高橋さん。本当にお疲れさまでした!そして、ありがとうございました!

 

 

イベントの終わりに、1月の東京ソーシャルシフトの会でワークショップのファシリテーターを務めてくださったループス鬼頭さんに総評をいただきました。

 

「皆さんがはじめからどんどん意見を出す姿勢にとても感動しました。参加者の皆さんにはそれぞれ違った背景がありつつも、意識がソーシャルシフトに向かっていることを感じました。」

 

「ソーシャルシフトの概念に沿ってコアバリューをつくろうとしても、既存の組織の中では難しい。なぜかというと、普段の仕事上での関係があるので、意見を言うことが怖かったり、遠慮してしまったりして、なかなかはじめからは出てきません。」

 

言いたいことが言えない関係からスタートしたとしても、お互いの意見を言い合うことで、より深い縁になっていくのだと思います。このワークショップでは、はじめから皆さんが意見を言い合っているので、とても素晴らしいと感じました。」

 

 

おおっ!まさに、今回やったワークショップは、普段の仕事にも活かせるってことなのね!こうしたワークショップは、今後も積極的にやっていきたいですね!

 

  

このあと、ループス加藤さんより、今回の企画メンバーの紹介や、今後のイベントについてのお話がありました。

 

「今回の企画は、ファシリテーターの高橋さん、会場提供を申し出ていただいた1stホールディングス社・武市さんをはじめ、企画・運営チームの多くの方の協力のもと、無事開催されました。皆さん、本当にありがとうございます!」

 

 

またこの頃、お忙しい中、斉藤さんもご到着され、あややさんの隣に着席です。組織の枠を超えたコラボレーションを広め、より良い世の中のためのソーシャルシフトへ!改めて、「志に人が集い、共感で人が動く」ことの素晴らしさを実感しながら、今後も月1回を目安に動いていきたいと思っています。

 

ワークショップを終えての全体集合写真。前2人が個性出しすぎ!?笑

 

 

このあとは懇親会。ワークショップを終えた皆さん、すごく充実した顔です。意見交換を楽しみました。2か月ぶりに開かれたイベントは、充実したワークショップと、その達成感に満ち溢れた笑顔満載の会となりました!

 

 

今後も月1回を目安に、様々な形でイベントを企画予定です。皆さん、可能な時にぜひ参加してくださいね。

 

「東京ソーシャルシフトの会」Facebookグループ
https://www.facebook.com/groups/tokyo.social.shift/
※Facebookの非公開グループです。ご希望の方は、申請いただければ随時承認させていただいております。

 

何かのCMに使えるんじゃないか?ってくらいとっても雰囲気のある写真が撮れました(笑)

 

<Special Thanks>

 

ファシリテーター・進行・資料作成:Katsumi Takahashi(アニキ)

会場提供:1stホールディングス株式会社

会場提供者・写真撮影:Masahiro Takechi

司会・企画推進:Yoshimasa Nakamura

企画推進:Takeshi KatoYuji IshimotoKazuo HasegawaTetsunobu Doi

Tech・U-Stream実験配信:Kensuke SekineTaisuke Ichihara

受付・事務:Chisato KobayashiYuko FukutaKaito ChikaNoriko Endo

ツイート実況:Tomoko Amaike

レポート記事作成:Hiroshi Kondo

 

 

リーダー不在、ネットワーク型の新しいコミュニティへ(編集後記)

 

「東京ソーシャルシフトの会」は、約3ヶ月前に企画・運営チームが発足し、有志メンバー約50名が試行錯誤しながら取り組みを進めているコミュニティです。新しいアイディアや違った視点を持ったメンバーと時間を共にする中で、仕事でもなく家庭でもない、「第3の場所(サードプレイス)」的なコミュニティとして、私自身にとってもとても大切なものになりました。

 

特徴的なのは、東京ソーシャルシフトの会が「リーダー不在のネットワーク型コミュニティ」だということでしょう。一人ひとりの強みを活かし、弱みを補い合えるような形で、皆が自発的に活動に取り組んでいます。「イベント企画」「イベント進行」「Tech班」「庶務関連(会場予約や受付、買い出しなど)」「オンライン・コミュニケーション担当」「情報キュレーター」などの役割をベースにしつつ、助けあいながら進めているところです。ネットワーク型コミュニティの新しいカタチを目指して、これからも様々なチャレンジをしていきたいと思っています。

 

最後に、改めて。素晴らしいイベントレポート記事を寄稿いただいた近藤さん、そして「東京ソーシャルシフトの会」の皆さん、ありがとうございました!日々やりとりしていますが(笑)今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

  

記事執筆:加藤 たけし(in the looop編集部)

http://www.facebook.com/takeshi.kato1204

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:加藤たけし
ループス・コミュニケーションズ所属。ジャスダック上場の人材紹介(転職支援)会社で新卒採用とWebマーケティング、編集やキャリアコンサルタント、新規事業立ち上げを経験しながら3年半勤めた後、ITベンチャーを経て2010年10月からループスに加入。ソーシャルメディアの最先端情報をお届けするUSTREAM番組 ループスTV のプロデューサーも務める。
 
プライベートでは日本最大規模の読書コミュニティ「読書朝食会Reading-Lab(通称リーラボ)」発起人 。ITmediaオルタナティブ・ブログ ソーシャル&リアルの世界 にてソーシャルメディアの最新情報を中心に執筆するとともに、夫婦メディア @Cafe(アットカフェ) も運営。2013年からは「社会的な課題の解決に取り組む革新的な事業に対して、資金の提供と、パートナーによる経営支援を行っている組織」ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京) のパートナーも。1983年生まれ。2006年SFC卒。

 

座右の銘:「ひとりじゃできないこと、みんなでやる」

 

より詳細なプロフィールや連絡先等は以下にまとめています。よろしければぜひご覧ください。

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