【2025年2月版】Threadsニュースまとめ

Kita | 2025/02/21

【2025年2月版】Threadsニュースまとめ

Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏は、Threadsの機能向上に積極的に取り組んでおり、ユーザー体験の向上を目指して定期的にアップデート情報を発信しています。
たとえば、投稿の下書き保存機能やカメラ機能の追加、特定のプロフィールや日付範囲で投稿を検索できる機能の導入など、ユーザーのニーズに応じた新機能が次々と提供されています。
Mosseri氏からの最新の発表をもとに、Threadsの新機能やアップデートについて解説します。

 

マークアップ機能、写真へのタグ付け機能、メディアタブの導入

 

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Adam Mosseri (@mosseri) on Threads

 

新機能の概要

⒈ マークアップ機能

新たに導入された「マークアップ」機能により、他のユーザーの投稿に自分の意見や感想を簡単に追加できるようになります。
この機能では、テキストをハイライトすることで、特に共感した部分を強調することが可能です。
これにより、ユーザー同士の対話が促進され、より深いコミュニケーションが生まれるでしょう。

 

マーケター・アカウント運用者への影響

・投稿の引用が直感的に:特に共感した部分を強調しながら意見を述べることで、より説得力のあるコンテンツを作成可能。

エンゲージメントの向上:他の投稿への反応が可視化されるため、より多くのユーザーとコミュニケーションが取りやすくなる。

ブランドの発信力UP:話題の投稿に対して素早くコメントを加え、自社アカウントの見解を示すことでブランドの立ち位置を明確にできる。

この機能を活用することで、特にニュース系のコンテンツや話題のトレンドを素早く取り上げることが可能になります。

 

⒉ 写真へのタグ付け機能

投稿する写真に他のユーザーをタグ付けできる機能も追加されました。
これにより、特定のユーザーやブランドとの関連性を強調し、フォロワーとのエンゲージメントを高めることが期待されます。

 

マーケター・アカウント運用者への影響


・コラボ投稿の可能性が広がる
:インフルエンサーやブランドの共同キャンペーンで、関係者をタグ付けしながら投稿できる。

エンゲージメント向上:タグ付けされたユーザーのフォロワーにも投稿が届きやすくなり、リーチの拡大が期待できる。

ファンとのつながり強化:ユーザーがブランドの投稿に参加しやすくなり、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用しやすくなる。

 

特にブランドや企業アカウントにとっては、ファンや顧客との関係性を強化するための重要な機能となるでしょう。

 

⒊ メディアタブの導入

新たに「メディア」タブが設けられ、他のユーザーがあなたが共有したすべての写真や動画を簡単に閲覧できるようになります。
この機能は、ユーザーからの長年の要望に応えたものであり、コンテンツの視認性を向上させることができます。


マーケター・アカウント運用者への影響

・ビジュアルコンテンツの整理がしやすくなる:過去の投稿が一目で確認でき、フォロワーが写真や動画を振り返りやすい。

ブランドの世界観を視覚的にアピール:メディアタブを活用することで、ブランドのイメージや雰囲気を伝えやすくなる。

プロモーションの活用幅が広がる:過去のキャンペーンや重要なビジュアルコンテンツが見つけやすくなり、再利用やリポストがしやすくなる。

 

Instagramと同様にビジュアルを重視するブランドやクリエイターにとって、大きなメリットとなるでしょう。

Threadsの新機能はマーケターやアカウント運用者にとって、エンゲージメントを高め、ブランド認知を強化するための強力なツールとなります。
これらの機能を積極的に活用し、フォロワーとの関係を深める戦略を構築することが、今後の成功に繋がるでしょう。

 

Threadsが月間3.2億アクティブユーザーを突破!

 

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Adam Mosseri (@mosseri) on Threads

 

Threadsの責任者であるAdam Mosseri氏は、以下の内容を発表しました。

 

月間アクティブユーザー数:3.2億人

日間アクティブユーザー数:1億人以上

 

この数字は、Threadsが急速に普及していることを示しています。
特に、1億人以上が毎日アクティブに利用していることは、エンゲージメントの高さを証明しており、マーケティングチャネルとしての可能性が広がっています。

 

マーケターやアカウント運用者への影響

・プラットフォームとしての重要性が急上昇

これまで「X(旧Twitter)」の代替として注目されていたThreadsですが、今回の発表により、その影響力がさらに拡大したことが明確になりました。
企業やブランドにとって、新たなオーディエンスとつながる場として無視できない存在になっています。
特に、Instagramとの連携を活かしたシームレスな運用が可能であるため、既存のInstagramフォロワーを活かしたマーケティング施策が有効になります。

 

・エンゲージメントが高く、広告やPRの新たな選択肢に

日間アクティブユーザーが1億人を超えているということは、ユーザーの定着率やエンゲージメントが高いことを示しています。
マーケターにとっては、オーガニック投稿だけでなく、広告やインフルエンサー施策の新たな選択肢としてThreadsを活用できる可能性が広がります。
特に短文テキスト+画像や動画といったコンテンツ形式がX(旧Twitter)と似ているため、「リアルタイムのトレンド発信」や「ブランドの世界観を伝える場」として活用しやすいのが魅力です。

 

・アルゴリズムの変化とコンテンツ戦略の見直し

Threadsは現在も進化中のプラットフォームであり、今後アルゴリズムの変更や新機能の追加が予想されます。
そのため、従来のSNS運用の戦略をそのまま適用するのではなく、Threads独自の特徴を考慮した運用が必要になります。

 

今回の発表からThreadsはすでに多くのユーザーを獲得し、今後さらに成長が期待できるSNSであることが明確になりました。
特にInstagramとの連携が強みであり、エンゲージメントの高さからも、企業・ブランドが新たなマーケティングチャネルとして本格的に活用を検討すべきタイミングと言えます。

 

Threadsで広告テスト開始!

 

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Adam Mosseri (@mosseri) on Threads

 

Threadsは、Metaが開発したテキスト中心のSNSで、X(旧Twitter)の競合として注目されています。
これまで広告が導入されていなかったThreadsですが、ついに「広告」のテストを開始しました。
Mosseri氏の発表によると、米国と日本の一部のブランドを対象に小規模なテストが行われ、今後のフィードバックを基に拡大を検討するとのこと。
Threadsは広告を単なる宣伝ではなく、「自然なコンテンツの一部」として感じられるようにすることを目指しているようです。

 

マーケターや運用者への影響


・広告のフォーマットは「自然な投稿」スタイルに?

Threadsの広告は、「通常の投稿と同じように感じられるもの」にすることを意識しており、これはInstagramの「フィード広告」や「ストーリーズ広告」に近い形になる可能性があります。
ユーザーの体験を損なわない広告を目指すため、従来のSNS広告とは違ったアプローチが求められるかもしれません。

 

・まずは一部のブランド限定。今後の拡大に注目!

現在のテストはごく限られたブランドを対象としており、すぐにすべての広告主が利用できるわけではありません。
ただし、テストの結果が良好であれば、段階的に対象が拡大される可能性があります。

 

・Threads広告が有効なら、新たなマーケティングチャネルに!

ThreadsはX(旧Twitter)の代替プラットフォームとして注目されるSNSの一つです。
ここで広告が本格導入されれば、Twitter広告を活用していたマーケターにとって新たな選択肢となるかもしれません。
今のうちにThreadsの特徴を理解し、戦略を考えておくことが重要です。

現在の広告テストが成功すれば、Threadsは新たな広告市場として本格展開していく可能性が高いです。

 

スケジュール機能の追加と個別投稿のインサイト機能でデータ分析の強化が可能に

 

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Adam Mosseri (@mosseri) on Threads

 

追加された主な機能

・投稿のスケジュール機能(予約投稿が可能に)
・個別投稿のインサイト機能(詳細なデータ分析が可能に)


⒈ 予約投稿が可能に!スケジュール機能の追加

Threadsに投稿の予約(スケジュール投稿)機能が追加されました。
これにより、事前に投稿を作成し、最適なタイミングで自動投稿が可能になります。


スケジュール投稿のメリット

・運用負担の軽減 :事前に投稿を準備できるため、日々の投稿作業を効率化
最適な投稿タイミングを選択可能 : ユーザーが最もアクティブな時間帯に投稿を設定できる
グローバル運用が容易に :海外市場向けの投稿も時差を考慮してスケジュール可能


マーケター・運用者への影響

この機能により、より計画的で戦略的なThreads運用が可能になります。
特にキャンペーンやプロモーションの投稿スケジュールを事前に管理できるため、SNS運用の効率が大幅に向上します。

 

⒉ 個別投稿のインサイト機能でデータ分析が強化

従来のThreadsではアカウント全体のデータしか確認できませんでしたが、今回のアップデートで投稿ごとの詳細なインサイト(データ分析)が可能になりました。


確認できる可能性のある指標

インプレッション数(投稿が表示された回数)
エンゲージメント数(いいね、コメント、リポストの数)
クリック数(リンク付き投稿の場合)


マーケター・運用者への影響

この機能により、どの投稿が最も効果的かをデータに基づいて分析し、次の投稿戦略に活かせるようになります。
A/Bテストを行ったり広告戦略と組み合わせたりすることで、より効果的なコンテンツ運用が可能になるでしょう。

 

Threadsの政治コンテンツ推奨が変更

 

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Adam Mosseri (@mosseri) on Threads

 

MetaのSNS「Threads」において、政治コンテンツの推奨(Recommendations)機能が新たに導入されることが発表されました。
これにより、フォロワー以外のユーザーにも政治的な投稿が表示される可能性があり、アカウント運用者やマーケターにとって影響のある変更となります。


Threadsの政治コンテンツ推奨の変更点

これまでThreadsでは、フォローしていないアカウントの政治的投稿は「おすすめ」に表示されませんでした。
しかし、ユーザーからの要望や運用上の課題を踏まえ、政治コンテンツの推奨が可能になります。


主な変更点

・政治コンテンツが「おすすめ」に表示

これまでフォローしているアカウントの投稿のみが表示対象だったが、今後はフォロー外の政治コンテンツも推奨される可能性があります。

・ユーザー自身が表示量を調整可能に

新たに3つの表示オプションが追加され、ユーザーの好みに応じて政治コンテンツの表示頻度を選べるようになります。
「Less(少なめ)」 → 政治コンテンツの表示を抑える
②「Standard(標準)」【デフォルト】 → バランスの取れた表示
③「More(多め)」 → 積極的に政治コンテンツを推奨

・Metaはフィードバックをもとに今後も改善を予定

今後数ヶ月かけて調整を行い、ユーザーの意見を反映させながら最適化される可能性があります。


アカウント運用者・マーケターへの影響

①フォロワー以外の新たなユーザーにリーチできる可能性

これまでThreadsでは、政治的な投稿がフォロワー外のユーザーに届くことはありませんでした。
しかし、「More(多め)」を選択したユーザーには、フォローしていないアカウントの政治コンテンツも推奨されるようになります。


影響と対応策

• 政治や社会問題を扱うアカウントは、新しいオーディエンスにリーチできる可能性が高まる。
• 投稿のリーチを最大化するために、適切なハッシュタグを活用し、ターゲットユーザーを意識したコンテンツ設計を行う。

 

②意図せず政治的と判断されるリスク

Metaは「政治コンテンツの線引きが難しい」としており、政治的な意図がない投稿でも、アルゴリズムによって政治的と分類される可能性があります。


影響と対応策

• SDGs、社会貢献、企業のCSR活動に関する投稿が政治的と判断される可能性があるため注意が必要。
• ブランドイメージを守るため、投稿の文言や表現を慎重に選ぶ。

 

③ユーザーの選択によってリーチが変動

「Less(少なめ)」を選択するユーザーが多い場合、政治的な投稿のリーチが制限される可能性もあります。


影響と対応策

• ターゲット層がどのオプションを選びそうかを把握する。
• 重要な投稿が届かないリスクを考慮し、Threads以外のSNSやニュースレターなど複数のチャネルを活用する。

 

Threadsの政治コンテンツ推奨の導入によりフォロワー外へのリーチの可能性が広がる一方で、意図しない政治的分類や、ユーザーの選択によるリーチ制限といったリスクも考慮する必要があります。
Metaは今後もフィードバックをもとに改善を続ける方針を示しており、Threadsのアルゴリズムはさらに進化する可能性があります。

 

まとめ

Threadsは、ユーザー体験を向上させるために進化を続けています。
Adam Mosseri氏の発表からも分かるように、Metaはフィードの最適化、新機能の追加、そしてコミュニティの声を反映する姿勢を大切にしています。
マーケターにとってはこれらのアップデートを活用し、オーディエンスとのエンゲージメントを深める機会が広がっています。
今後もThreadsの進化を注視し、最新情報を積極的に取り入れることで、より効果的なマーケティング戦略を構築していきましょう。

 

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:Kita
ループスコミュニケーション所属。現在は企業のソーシャルメディア活用支援などに従事。興味関心は映像×デジタルマーケティング。
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