【2025年6月版】YouTube最新ニュースまとめ! 広告収益・YouTube Studio機能変更・AIオリジナル音源作成 

Kita | 2025/06/26

【2025年6月版】YouTube最新ニュースまとめ! 広告収益・YouTube Studio機能変更・AIオリジナル音源作成 

YouTube最新ニュース2025:広告収益最新情報・YouTube Studio機能変更・AIオリジナル音源作成

YouTubeでは、クリエイターと視聴者双方の体験を向上させるためのアップデートが立て続けに発表されています。

音声による返信機能の拡大や、ライブ配信時における新たな広告フォーマットの導入、ShortsにおけるGoogleレンズの活用、Shortsの字幕編集機能の強化をはじめ、クリエイターにとって使いやすい機能改善や、収益化の精度向上につながるアップデートが続々と発表されています。

特にスマホでの動画制作・編集が主流となる中、視認性の高い字幕や柔軟なプレイリスト管理、広告挿入の最適化は、企業アカウント運用にも大きな影響を与える要素です。

本記事では、企業のマーケティング担当者やSNS運用担当者が押さえておくべき、最新機能をまとめてご紹介します。

 

目次

 

音声返信機能の拡大、ライブ配信中の新広告フォーマット、ショートにGoogleレンズが登場! (2025/5/30)


This Week at Youtube: Voice Replies Expansion, Side-by-side Ads, and Google Lens for Shorts!

 

YouTubeはクリエイターと視聴者双方の体験を強化する3つの新機能を発表しました。
今回は、コメントへの音声返信機能の拡大、ライブ配信中のサイドバイサイド広告、そしてショート動画にGoogleレンズを導入する新ベータ機能について解説します。

 

✅ 音声でコメントに返信!「Voice Replies」機能がAndroidで拡大テスト中

テキストだけでなく音声でもコメントに返信できる新機能「Voice Replies」のテスト対象を拡大中です。
これは、モバイルアプリから自身の動画コメントに対して30秒以内の音声で返答できる機能で、投稿前に録音を再生・再録音することも可能です。

  • 現在は一部Androidユーザー限定のテスト段階ですが、今後の正式展開に注目です。

 

✅ ライブ配信の途中に「サイドバイサイド広告」を導入

ライブ配信中の自動ミッドロール広告に「サイドバイサイド広告」を導入しました。
新たに導入された「サイドバイサイド広告」では、広告がライブ配信と同じ画面内で並列に再生され、ライブ映像はミュート状態で表示され続けます。
広告終了後は、通常の再生状態に戻ります。

対象:

  • Webブラウザでのライブ配信視聴時 ※一部の自動ミッドロール広告が対象

 

✅ ショートにGoogleレンズが登場!映像内のモノを検索可能に

YouTubeショートの視聴体験をさらに進化させるべく、YouTubeはGoogleレンズの機能をショートに統合するベータ機能を発表しました。
視聴中のショート動画を一時停止し、メニューの「レンズ」から画面内の気になる物や場所をタップまたはハイライトすることで、その情報を瞬時に検索できます。

 

✅ 注意点:

  • YouTubeショッピング機能で商品がタグ付けされているショートでは、レンズ検索は使用不可です。

 

今回のアップデートは、視聴者とのエンゲージメントを高めつつ、広告体験と検索体験をよりスマートにする取り組みが特徴です。
音声返信機能はコミュニティ形成の新たな武器となり、ライブ配信広告やGoogleレンズ連携は広告主・企業アカウントにとっても新しい露出チャンスをもたらします。

 

【YouTube収益化最新情報】「黄色アイコン」の精度向上とレビュー体制の改善で、広告収益の機会を最大化へ (2025/5/28)


Improvements to Yellow Icon Accuracy & Monetization Decisions

 

YouTubeでは、動画の収益化ステータス(通称「緑アイコン/黄アイコン」)が、クリエイターの収益に直結する重要な要素です。
企業やブランドがYouTubeチャンネルを運用する中で、「黄色アイコン(=広告制限あり)」が誤って付与され、収益を逃すケースも少なくありません。

今回、YouTubeはこの黄色アイコンに関する審査精度の向上と、レビュー体制の改善を発表しました。
特に企業の動画活用が加速する中、この改善は広告収益の安定化に直結する重要なトピックといえます。

 

主なアップデート内容

✅ 黄色アイコンの「自動追加レビュー」導入

これまで、黄色アイコン(=制限付き広告)の表示がされた際には、手動で「審査リクエスト(アピール)」を出す必要がありました。

今回の変更では、一部のケースで自動的に再レビューが実施されるようになります。
これにより、多くのクリエイターは手動でのアピールを行わずとも、正確な判断が得られるようになります。

 

✅ 審査スピードは若干長くなるが、結果的に「早く・正確」に

自動で再レビューが行われる分、一部の動画では審査完了までに最大24時間ほど要する場合があります。
ただし、その分初期判断での精度が上がり、アピールの手間が省けるため、最終的な公開までの流れがスムーズになります。

YouTube側は「審査精度の向上が目的であり、短期的な遅延を長期的な正確性でカバーする」と説明しています。

 

✅ 企業・運用担当者が気をつけたいポイント

  • 動画を公開前に「非公開」または「限定公開」でアップロードし、収益化ステータスの確認を待ちましょう。
  • 審査結果が出る前に公開すると、収益化が始まるタイミングが遅れる可能性があります。
  • 審査完了後は、YouTube Studioの「コンテンツ」タブで、緑/黄/赤のアイコン表示と、メール通知が届きます。

 

今回のアップデートにより、YouTube上での広告収益の判断がより正確になり、企業にとっても「誤審による収益の取りこぼし」が減ることが期待されます。
一部の動画で最大24時間の審査時間が必要になる可能性がありますが、事前に非公開でアップロードしておくことで、その影響も最小限に抑えられます。

 

視認性向上のビジュアルガイドクイズステッカー、ポッドキャストランキングの導入! (2025/5/21)

Visual Guide in the Shorts Editor, Quiz Stickers for Shorts on Android & iOS, & Weekly Top Podcasts

 

Shortsコンテンツの編集体験と視聴者とのインタラクションを向上させるための新たな機能が登場しました。

 

✅ Shortsエディタに「ビジュアルガイド」がすべてのクリエイターに展開

まず、YouTube Shorts編集画面に「ビジュアルガイド」がすべてのクリエイターに展開されました。
これは、テキストやスタンプなどの要素が視聴画面上でどの位置に表示されるかを可視化する機能です。

 

✅ Shortsに「クイズステッカー」機能が追加(iOS/Android対応)

視聴者の参加を促すインタラクティブな機能として、クイズステッカーがShortsで使えるようになりました。
最大4つの選択肢を用意でき、回答数や選択率も確認可能です。

 

✅ ポッドキャスト向けの「週間ランキング」開始

YouTubeは新たに週間トップポッドキャストチャートをcharts.youtube.com/mpodcastsで公開。
米国を皮切りに、人気のポッドキャストをランキング形式で紹介し、視聴者がトレンドの番組を見つけやすくします。

今回のアップデートは、企業にとってもショート動画を活用したエンゲージメント施策を強化する大きな追い風となります。
視覚的なレイアウト最適化をサポートする「ビジュアルガイド」、視聴者の参加を促す「クイズスタンプ」、さらにポッドキャスト戦略の強化にもつながる「ランキング機能」など、どれも実践的な活用が可能です。

 

プレイリストに投票機能!ミニプレイヤー改善も (2025/5/14)

Voting on Playlists, Mini-Player Updates, and “Revert to original” Deprecation Follow Up

 

YouTubeが導入する新機能・変更点が「Creator Insider」チャンネルにて発表されました。
今回の主なトピックは、以下の2点です。

  • ミニプレイヤーの利便性向上
  • コラボプレイリストでの動画への投票機能

企業の動画活用やYouTube運用に関わる担当者にとって重要な内容です。以下で詳しくご紹介します。

 

✅ ミニプレイヤーの改良

ユーザーからのフィードバックを受け、ミニプレイヤーがより柔軟に使えるよう改善されました。
これにより、再生中でもプレイヤーを画面外に隠すことが可能になります。

  • YouTube プレミアムユーザー:ミニプレイヤーを隠しても動画は再生継続。
  • 非プレミアムユーザー:プレイヤーを隠すと動画と広告が一時停止し、再度表示すると再生が再開。

 

✅ プレイリスト内での投票機能

YouTubeのコラボレーションプレイリストに新たに「動画ごとの投票」機能が追加されました。

  • 各動画に対して、ログインユーザーが1票限りの賛成票・反対票の投票が可能に。
  • 投票は匿名。各動画の合計得票数は表示されます。
  • プレイリスト作成者は、「投票による自動並び替え」機能のオン/オフを選べます。
  • 機能はYouTube本体アプリ、Musicアプリ、Web版いずれでも利用可能に。

 

今回のアップデートは、YouTube運用における「視聴体験の最適化」と「コラボレーション強化」に焦点が当てられた内容でした。
とくに動画編集に関する機能変更は運用フローに影響を与えるため、編集前のバックアップ保存は必須です。
また、プレイリストの投票機能はユーザー参加型企画やUGC活用において新しい可能性を広げるでしょう。

 

Studio編集機能の変更 (2025/5/7)

“Revert to Original” Deprecation in Studio Editor and Mid-Roll Ad Improvement Reminder

 

YouTubeはクリエイター向けに、大きな変更を実施します。
Studio編集機能の一部終了です。企業のYouTubeチャンネルを運用している担当者にとっても、これらの変更は収益最大化や編集ワークフローに大きな影響を及ぼす可能性があります。
以下で詳細を解説します。

 

✅ 「元に戻す」機能が廃止に

YouTube Studioの動画編集ツールで提供されていた「元に戻す」機能が、今後数ヶ月以内に廃止されます。
これは、以下のような編集操作を行ったあと、元の動画に戻すことができなくなることを意味します。

  • ぼかし(Blur)
  • トリミング(Trim)
  • 音声の差し替え(Audio Replace)
  • 楽曲の削除(Song Erase)

 

✅ 対応方法

  • 編集前のオリジナル動画を保存しておきたい場合は、編集前にローカルにダウンロードしておくことを推奨します。
  • すでにアップロード済みの動画は、Google Takeoutを使ってダウンロード可能です。

編集機能の変更により、今後は動画のバックアップがより重要になります。

 

YouTubeショートに字幕カスタム機能が導入! (2025/4/30)

Stylized Captions for Shorts on Android and iOS, Improvements to the YouTube Main App, and More!

 

YouTubeではクリエイター向けの複数の新機能が導入されました。
今回のアップデートでは、YouTubeショートでの字幕編集機能や、メインチャンネル・YouTube Studioの操作性向上、広告運用に関わる重要な仕様変更が含まれています。

企業でYouTubeを活用しているマーケティング担当者・SNS運用者にとって見逃せない内容です。
以下に主なポイントをまとめます。

 

✅ ショートに装飾付き字幕の追加および編集機能が導入(iOS/Android対応)

YouTubeショートの編集画面にて、字幕の追加・編集が可能になりました。

  • フォントやカラーのカスタマイズが可能
  • 字幕の順序を自由に調整可能
  • 特にミュート視聴者への対応強化として有効

 

✅ メインチャンネルページにアップロード状況が表示

モバイルおよびタブレット版のYouTubeアプリにて、動画アップロード中のステータス(矢印アイコンと進行パーセント)が表示されるようになりました。

また、チャンネル内の動画表示を絞り込むフィルターチップが新設され、運用者の利便性が向上します(視聴者側には影響なし)。

 

✅ YouTube Studio デスクトップ版のプレイリスト管理が強化

プレイリストタブでの検索機能が拡充し、これまでのタイトル検索に加えて、下記の項目でもフィルターが可能になりました。

  • 説明文
  • 公開設定(公開/限定公開/非公開)

プレイリスト管理の精度が上がり、アーカイブや再利用時の手間が削減されます。

 

今回のアップデートでは、YouTubeショートへのスタイライズ字幕機能の追加により、音声なし環境でもリーチ力を保つショート動画の制作が可能になりました。また、アップロード状況の可視化や、Studio内プレイリストの検索性向上など、クリエイターの利便性がさらに強化されています。
これにより広告収益の最大化と視聴体験の両立が図られる一方、既存動画の見直しが求められます。

 

YouTube20周年!進化を続けるプラットフォーム (2025/4/23)

YouTube Turns 20! 🎉 New Features — Explained!

 

YouTubeはついに20周年を迎えました。
YouTubeは2005年、最初に投稿された「Me at the zoo」から始まり、今や世界中のユーザーとクリエイターが集う巨大なエンタメ・学習・コミュニケーションの場となりました。
その節目となるタイミングで、最新の取り組みと機能を紹介しました。

 

✅ 祝・20周年!アプリ内でもお祝い演出

20周年を記念して、YouTubeアプリ内ではさまざまな「イースターエッグ(隠し演出)」が実装されています。

  • スクラバー(再生位置バー)の誕生日仕様
  • 縦型ライブでのギフト演出
  • 特定動画での特別なUXテーマ

視聴体験にちょっとした“遊び心”を加えることで、ユーザーのエンゲージメント向上にもつながります。

 

最新アップデート:注目の新機能

以下のような注目の新機能が発表されました。

 

✅ 4倍速再生(YouTube プレミアム限定)

ユーザーの要望から生まれた機能で、動画を最大4倍速で再生可能に。学習や情報収集の効率化に貢献します。

 

✅ テレビ向けプレイヤーのリニューアル(予定)

リビングでの視聴体験を向上させるため、TV画面でのインターフェースが一新予定です。

 

✅ マルチビュー(スポーツ以外の動画にも拡大)

YouTube TVでのスポーツ向け機能だった「マルチビュー」を、他ジャンルの動画にも試験導入しました。
今後の展開が注目されます。

 

✅ 「Ask Music」機能(iOSに対応)

音楽体験をAIでカスタマイズできる新機能です。
「エネルギッシュなフォークミュージックが聴きたい」といった対話形式の指示でプレイリストを生成可能です。

 

✅ コーチェラ・フェスティバルでの新体験実装

2025年のコーチェラ・フェスティバルでは「マルチビュー」や「Watch With(クリエイターと一緒に視聴)」といった新たな体験が提供されました。
イベント視聴の未来を感じさせる事例です。

 

コミュニティの温かさとクリエイター文化

YouTubeは単なる視聴プラットフォームではなく、「コミュニティ」としての側面も強調されています。

  • 毎日1億件のコメント
  • 毎日35億件の「いいね」
  • クリエイターへの「♥(ハート)」は1,000万件以上

これらの数字からも、視聴者とクリエイターのつながりの深さがうかがえます。

20周年を迎えたYouTubeは、いまや単なる動画共有サイトではなく、教育、音楽、エンタメ、ライブ配信、そしてコミュニティの場として進化を遂げた多機能プラットフォームです。
最新のアップデートはユーザー体験の向上だけでなく、マーケティングやブランディングの観点からも多くの可能性を秘めています。

 

ギフトコンボ機能の導入と自動吹き替えの拡大! (2025/4/23)


This Week at YouTube: gift combos and best practices, auto-dubbing expansion, and more!

 

ライブ配信の収益最大化に役立つ「ギフトコンボ機能」の導入、自動吹き替え(Auto-Dubbing)の拡大、に関する重要な改善情報が紹介されました。

企業やブランドがYouTubeを活用するうえで、ライブ配信の収益化や多言語対応、広告収益の最適化は非常に重要なテーマです。

 

✅ 新機能「ギフトコンボ」でライブ配信の収益とエンゲージメント向上

ギフトコンボとは?

視聴者がライブ配信中に複数のギフトを連続して送れる新機能です。
最初のギフト送信後に「コンボボタン」が表示され、一定時間内に再度タップするとコンボが継続され、ギフト数がカウントアップされていきます。

このコンボは配信画面にピン留めされ、他の視聴者にもリアルタイムで表示されるため、盛り上がりを可視化しながら視聴者同士の参加意欲を刺激する仕組みになっています。

 

利用可能範囲

  • 米国の視聴者およびクリエイターのみ(YouTubeアプリの「縦型ライブ」限定)

 

✅ 自動吹き替え機能がYPP全体に拡大

YouTubeパートナープログラム(YPP)に参加しているすべてのクリエイターが、自動吹き替え機能に早期アクセスできるようになりました。

  • 動画を他言語に自動で吹き替えることで、多言語視聴者へのリーチが拡大
  • 自動字幕ではなく「音声での翻訳」が可能なため、親しみやすい体験を提供

 

今回のYouTubeアップデートでは、ライブ配信を活性化する「ギフトコンボ」機能の導入、多言語対応を強化する「自動吹き替え」の拡大が発表されました。
企業アカウントにおいても、ライブ配信中のファンとの双方向コミュニケーションや、海外市場へのリーチ、多角的な広告収益化の強化といった観点で非常に有効なアップデートです。

 

ミッドロール広告機能の強化! (2025/4/16)

Hype Limited Beta Expansion, Creator Research Call-to-Action, and Mid-Roll Ad Updates!

 

YouTubeは、クリエイター支援と収益最適化の観点から、いくつかの新しいアップデートを発表しました。
今回の内容は、特にライブ配信者・ポッドキャスター・Shorts投稿者などの動画クリエイターに関係が深く、またマーケティング活動においてYouTubeを活用する企業にとっても見逃せない内容となっています。

 

✅ ミッドロール広告(動画中広告)の最適化機能が進化

5月からの広告システム変更に向けて、ミッドロール広告配置の最適化機能が強化されています。

 

✅ 主な変更点:

  • 広告が表示されにくいミッドロール位置を可視化:YouTube Studio上で、広告が配信されにくい場所を事前に把握できる新機能が導入されました。
  • 手動と自動のミッドロールを併用可能に:1本の動画に、手動と自動の広告枠を両方設定できるようになり、広告収益の最大化が可能に。
  • 自動広告枠の追加がデフォルトに:2025年5月12日以降、既存の動画にも自動的にミッドロール枠が追加されるようになります。

 

✅ 対応方法:

  • 自動追加を希望しない場合は、2025年5月12日までにYouTube Studio内「収益化」タブからオプトアウトが必要です。
  • 高パフォーマンス動画については、事前にミッドロールの位置を見直しておくのがおすすめです。

 

AIでオリジナル音源作成や「Subscribe+」ボタンの実験導入など新機能多数! (2025/4/9)

Custom Instrumentals with AI, “Subscribe+” Experiment, Improvements to PIN Verification, and more!

 

クリエイター向けに便利な新機能や実験的な取り組みが多数紹介されました。
特に注目すべきは、AIによるオリジナル音源作成機能の導入や、メンバーシップの視認性を向上させる「Subscribe+」ボタンの実験です。

 

✅ AIでオリジナルのインスト音源を生成できる新機能が登場

YouTubeの「Creator Music」に、AIを活用してカスタムインストゥルメンタル(BGM)を生成できる機能が登場しました。
新たに設置された「Music Assistant」タブ内で、以下の情報を自由入力することで音源を自動生成できます:

  • 使用したい楽器
  • 音楽の雰囲気(例:明るく、エモーショナル、シネマティックなど)
  • 制作している動画のタイプ(例:Vlog、チュートリアル、プロモ動画など)

生成された音源は無料で使用可能で、著作権の心配も不要です。
企業のプロモーション動画制作やブランドチャンネル運用においても、手軽にオリジナル音源を利用できるのは大きなメリットです。

 

✅ チャンネルメンバーシップをわかりやすくする「Subscribe+」ボタンのテスト導入

YouTubeでは、視聴者が「チャンネル登録」と「メンバーシップ加入」を混同しやすいという課題がありました。
これを解決するため、現在一部のユーザーに対して「Subscribe+(サブスクライブプラス)」ボタンの実験が行われています。

このボタンは、メンバーシップを有効にしているチャンネルに表示され、通常の「登録」ボタンよりもメンバーシップの存在を視覚的に認識しやすくします。
モバイル、デスクトップ、テレビなど複数のプラットフォームでテスト中です。

企業やブランドがファン層のコミュニティを育成する際、このボタンが加入率に与える影響は今後注目すべきポイントです。

 

✅ AdSenseのPIN認証プロセスがよりスムーズに

YouTubeでの収益化には、AdSenseを通じたPIN(認証コード)による住所確認が必要です。
これまで物理的な郵送が必要でしたが、新たに24のマーケットで郵送不要の認証オプションが導入されました。

物理的な郵送トラブルや確認遅延を避けられることで、企業チャンネルやクリエイターにとっても、より迅速かつ確実に収益化プロセスを進めることができます。

 

✅ インポートしたShorts素材を音楽に自動同期する実験機能

YouTube Shortsの編集がさらに簡単になりました。
スマホのギャラリーから複数の写真や動画クリップを選ぶと、自動的に音楽のビートに合わせて映像が構成される新機能が一部のクリエイター向けにテスト中です。

  1. 写真・動画を選ぶ
  2. 好きな楽曲を選択
  3. 自動的にビートに同期した動画が生成
  4. そのまま編集・プレビューが可能

企業のSNS投稿やショート動画制作でも、手間をかけずにプロ品質の動画が作成できるため、今後の活用に期待が高まります。

 

✅ 注意点と展望

  • 「Subscribe+」ボタンやShortsの自動同期機能は、視聴者のUX改善を目的としているため、ユーザーの反応次第で正式導入の可否が判断されます。
  • AI音源の使用は便利ですが、商用利用時はYouTubeポリシーやライセンス表記の変更に随時注意を。

 

今回のYouTubeアップデートは、クリエイターの表現力を高めるAI技術の活用、視聴者との関係構築を強化するUI改善、そしてマネタイズに関わる手続きの効率化など、企業のYouTube戦略にも直結する内容が盛りだくさんでした。
特にAIによる音源生成は、ブランドイメージに合ったオリジナルBGMを手軽に入手できるため、企業動画制作の可能性を広げるでしょう。

 

編集・視聴回数の仕様変更! (2025/4/4)

New Youtube Shorts Features – Explained!

 

YouTubeはショート動画「Shorts」の機能を大幅にアップデートしました。
今回は、YouTubeのChief Product OfficerであるJohanna氏と、Creator LiaisonのRene Ritchie氏が語った内容をもとに、マーケティングやSNS運用に役立つ新機能の概要と実務への活用ポイントを解説します。

 

✅ 視聴回数のカウント方法が変更

Shortsにおける「再生回数」の定義が、従来の「数秒間の視聴」から「一瞬でも画面に表示された場合」に変更されました。
これは他プラットフォームとの比較を行うクリエイターの声を反映したものです。

 

実務へのポイント

  • SNS横断で成果比較する企業に有利:InstagramやTikTokと比較する際に、指標の足並みが揃いやすくなります。
  • YouTubeパートナープログラム(YPP)には影響なし:「エンゲージドビュー(数秒以上の視聴)」は引き続きYPPの審査対象であり、Analytics上では「ビュー」「エンゲージドビュー」の両方が確認可能です。

 

✅ Shorts専用エディターが進化

動画編集機能が大幅に強化され、以下のような改善が実装されます:

  • ギャラリーから複数の素材を一括インポート
  • 音楽ライブラリから楽曲に合わせて、タイミングを自動で合わせられる
  • ピンチ&ズームなどの直感的な操作が可能に

実務へのポイント

  • 社内コンテンツの再活用が容易に:既存素材をテンプレ化しやすく、編集コストを抑えつつ高品質な動画制作が可能になります。

 

✅ テンプレート機能の改善

従来はパーツごとに1つずつ素材をアップロードする必要がありましたが、新仕様では一括アップロードが可能になり、テンプレート活用のハードルが下がりました。

 

✅ ステッカー機能もパワーアップ

  • カメラロールの画像から簡単にステッカーを作成可能に
  • 生成AIによるプロンプト入力で、指定イメージのステッカーも自動生成

実務へのポイント

  • 商品写真をステッカー化してプロモーションに活用可能
  • トレンドやシーズンに合わせたビジュアル訴求が容易に

 

✅ Shortsの最大尺が3分に延長

現在、60秒以上のShorts投稿が増加中です。
短尺〜長尺まで、目的に応じて柔軟に使い分けられる仕様になりました。
特に以下のようなコンテンツで活用が進んでいます:

  • 解説系やHowTo系
  • ストーリーテリング型コンテンツ
  • ブランドヒストリーやQ&A形式の動画 など

 

再生数の定義変更によりSNS横断での指標比較が容易になり、強化されたエディターやテンプレート、ステッカー機能により、企業が効率的に高品質な動画を制作できる環境が整いました。
最大3分の尺対応や生成AI「VIO」の活用も視野に入れると、Shortsは単なる短尺動画ではなく、ブランドのストーリーテリングや販促ツールとしての活用余地が大きく広がっています。

 

YouTube Studioの「インスピレーション」タブが進化! (2025/4/2)

This Week at YouTube: New Inspiration Features and Repurpose.io Offer!

 

今回の注目ポイントは、クリエイターの動画アイデア出しを支援する「インスピレーション」の機能強化と、ショート動画のクロスプラットフォーム展開をサポートする「Repurpose.io」との提携です。
企業のSNS担当者にとっても、YouTube Shortsの活用や企画づくりに役立つ内容となっています。

 

✅ インスピレーションを逃さない!新たに追加された3つの機能

YouTube Studio内の「インスピレーション」機能が進化し、より直感的に動画のアイデアを見つけ、保存できるようになりました。
新たに追加された3つの機能は以下の通りです。

 

✅ どこからでもブレインストーミング

YouTube Studio上での動画パフォーマンスデータや視聴者コメントを活用して、その場で次のアイデアをブレストできる環境が整いました。
動画の分析とアイデア創出がワンストップで行えるため、マーケティング担当者やSNS運用者にとっては工数削減と質の高いコンテンツ開発が期待できます。

 

✅ フック(AIが提案する冒頭の一言)

視聴者の関心を引く「フック(導入文・つかみ)」をAIが提案してくれる新機能です。
ショート動画や広告動画の冒頭での離脱を防ぐための改善に役立ちます。

 

✅ クイックセーブ

アイデアリストから気になるアイデアをワンタップで保存できるようになりました。
チームでの共有や後日の再検討に便利です。

 

✅ Repurpose.ioとの提携でショート動画展開がスムーズに

さらに、YouTube Shortsに他プラットフォームから動画を展開したい企業に朗報です。
YouTubeは、ショート動画のマルチプラットフォーム展開をサポートするため、「Repurpose.io」と提携を発表しました。
TikTokやInstagramに投稿した動画をYouTube Shortsへ簡単に再利用できるようになります。

 

✅ 今回の特典

YouTube経由でRepurpose.ioを利用すると、新規ユーザー限定で3か月間の無料トライアルが提供されます。
InstagramやTikTokのビジネスアカウントと連携し、コンテンツの横展開が簡単に実現できるため、各SNSでの成果最大化が期待できます。

今回のYouTubeアップデートでは、動画の企画出しや制作を効率化する「インスピレーション」機能の強化と、他SNSからのショート動画展開を支援する「Repurpose.io」との提携が発表されました。
SNSを横断したショート動画戦略が重要視される今、これらの機能は企業のSNS運用においても大きな武器となります。

 

まとめ

今回のアップデートは、音声返信機能の拡大やライブ配信中の新広告フォーマットは、ShortsへのGoogleレンズの導入やクイズステッカー、ショート動画の表現力を高める字幕編集機能の進化や、インスピレーション機能の強化、自動吹き替えやAIによる音源生成、「Subscribe+」ボタンの実験導入など、多岐にわたる内容でした。
YouTubeが20周年を迎える中で、動画クリエイターや企業のマーケティング担当者にとって、これらの新機能は視聴体験の最適化だけでなく、収益化・ファンとの関係構築にも大きく寄与する可能性があります。
今後もYouTubeの進化に目を向け、自社のコンテンツ戦略や運用体制にどう組み込んでいくかを検討することが、成果につながる鍵となるでしょう。

 

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  • 著者:Kita
ループスコミュニケーション所属。現在は企業のソーシャルメディア活用支援などに従事。興味関心は映像×デジタルマーケティング。
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