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Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】

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お世話になっております。

ループス直人です。

 

昨日 In the looop で公開した記事「mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年5月最新ニールセン調査」では、Facebookの訪問者数急増が指摘されていましたが、認知率の面ではどうでしょうか。マクロミルが2012年5月に発表した「インターネットの利用動向調査 2012年5月版」から、Facebookを含むソーシャル系サービスに関する内容をレポートさせていただきます。

 

Facebookの認知率が先行する他のSNS並に

ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)「Facebook」を知っている人の割合 (「内容まで知っている」もしくは「名前を聞いたことがある」人の割合) が95%を超え、mixi、mobage、GREE、Twitter といった先行するSNSと同等の水準になったようです。

 

 

 

Facebookが認知を拡大した2010年11月〜2011年2月は、日本でもFacebookを題材にした映画「ソーシャル・ネットワーク」が公開され、それに伴ったメディア露出が増えた時期でした。また、2010年末から2011年後半にかけてFacebook関連書籍の刊行ラッシュが続きました。Facebookページという企業利用可能な機能が用意されていたことや、個人情報にまつわるリスクや懸念といった観点から頻繁にビジネス誌に取り上げられるようにもなりました。

 

参考 : いまFacebook本って何冊あるのか調べてみた:Twitterの傾向と比較も

 

サンプル調査ですし、90%以上は細かい数値の比較にあまり意味はないのですが、実数ベースでは mixi 93.6%に対してFacebook 95.2%となっており、2010年11月の定点調査開始以来はじめてFacebookの認知率 (サービスの「内容まで知っている」「名前を聞いたことがある」) がmixiのそれを超えたことになります。

 

 

定点調査にみるmixi, Facebook利用状況の変化

筆者注 : 本節の利用状況グラフは、あくまでもマクロミル社が実施した「インターネット利用動向調査」の一部であるため、各サービスの利用実態とは必ずしも一致するものではありません。本記事の最後にサンプルの属性を付記しますので、併せてご確認いただければと思います。

 

同調査では、認知状況の他にも各サービスに対する利用状況もヒアリングしています。Facebookの利用状況を時系列にまとめたグラフは以下になります。

 

 

 

Facebookは認知拡大と共に、順調に「現在利用している」ユーザーの割合が増えています。一方、認知しているものの利用意向のない層(「利用していないし、今後も利用したくない(紫の部分)」)層も一定数存在することがわかります。利用意向のある層がひと通りサービスを体験した後、どこまでこの「利用したくない層」を取り込めるかが国内での普及に大きな鍵を握っているといえるでしょう。

 

一方、Facebookと同じSNSの分野で国内最大のライバルであるmixiの利用状況は以下のようになっています。

 

 

国内では高い認知率を誇り、特に20代女性には絶大な人気を誇ると言われるmixiですが、「現在利用している」の割合が2011年から少しずつ下がっています。一方「利用していないし、今後も利用したくない」の割合が少しづつ増加している点は気になるところです。また、歴史あるサービスのため、Facebookと比較して「現在資料していないが、過去に利用していたことがある(赤い部分)」層の割合は大きくなっています。利用層が減少した要因として、元々利用していたが利用をやめてしまった層 (離脱率、定着率起因) と、利用を考えていたが興味のなくなってしまった層(新規利用開始者の減少)、2種類の要因があることが推測されます。この傾向は、Garbagenewsの「mixiのユーザー数と「アクティブ」ユーザー数推移をグラフ化してみる(2012年3月分対応版)」で取り上げていた数値ベースでの分析ともなんとなく一致します。

 

 

 

図 : 株式会社ミクシィ「2011年度第4四半期及び通期 決算説明会資料」より 

 

mixiは、既存利用者の強いつながりを自社サービスのひとつの強みと位置付けています。ユーザーの利用動向からは「現行ユーザーの定着率/紹介率増加」だけでなく「非利用層/過去に利用していた層に対する魅力あるオファー」も併せて訴求していくことが求められているのかもしれません。mixiタウン構想では今後サイト内「TOWNエリア」にて外部パートナーとのアライアンスを強化し、インタレストグラフを中心とした人間関係を構築していくことが説明されていますが、この取り組みに引き続き注目していきたいです。

 

 

回答者が1ヶ月以内に利用を開始したサービス

以下のグラフは、同調査の「1ヶ月以内に利用を開始したサービス」からプロバイダ、ブラウザなどを除いたものです。

 

 

Youtubeを新しく利用開始したという回答が4%以上もあるのは驚きです。どのような利用形態かまでは質問項目にふくまれていないのですが、認知率が95%を超えているだけに視聴以外の使い方を含んでいるのかもしれません。昨日の記事「mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年5月最新ニールセン調査」ではPV数が伸び悩んでいたGoogle+ですが、PVで測定できるタイプのメディアではないため、こういったサンプル調査の今後の動向が気になります。

 

また、Youtube、Facebookにつぐ3番目に、全世界で利用者数が4000万人を超えたと言われるアプリ「LINE」が入っています。調査対象として2012年4月に追加されて以降、2ヶ月目でこの状況であることからその急速な普及状況が伺えます。

 

LINEの認知率・利用状況

 

調査対象サービスについては以下のリンク先をご参照ください。

 

■インターネット利用動向調査(5月)

http://data.macromill.com/data/20120611_internet1205.pdf

 

※本文中に記載の無いデータの出典はこちらから。

 

■【クロス集計データ(性年代別)】と【ローデータ】販売

http://data.macromill.com/data/20120620_internet.pdf

※2011年1月/4月/7月/10月、2012年1月/4月の計6回分の時系列ローデータ

 

 

終わりに

こういった定点調査が、部分的とはいえ無料で公開されているのは素晴らしいことだと思います。私もつい、その時その時入手する情報のスナップショットでサービスを捉えてしまいがちですが、中長期の傾向を俯瞰することではじめて見えてくるものには新鮮な驚きを禁じえません。

 

どのサービスが今後人気が出るのか、という議論はさておき、日本で特定のソーシャルネットワーキング利用者がインターネット利用者の大部分に普及する、ということはあり得るのでしょうか。最近ニールセンが公開した「上場したFacebookの国内訪問者数が1,700万人を突破、ネットユーザーの約3割が利用」というブログ記事では、ブラジルと韓国を取り上げ、非英語圏で先行するSNSサイトがあった場合のFacebook利用者数との対比という、おもしろい切り口の分析がされています。

 

ブラジルのOrkut、韓国のcyworldのいずれも、インターネットユーザーの70%以上のリーチを誇っていた段階からFacebookが逆転していくグラフになっています。ところが、日本の場合は国内最大級のSNSであるmixiでも2012年5月のリーチ率は12%程度(家庭+職場を対象としたアクティブリーチ、ネットレイティングス調べ)。月間ログインユーザー数は1500万人強(「2011年度第4四半期及び通期 決算説明会資料」より)と、そもそもSNSサービス自体のリーチが少ないという状況にあります。この理由については様々な分析が可能ですので今回は割愛しますが、ネットワーク外部性によって利用者数と利便性が相関するといわれるSNSにおいて、日本国内のインターネットユーザーの過半数にリーチできる強力なサイトが生まれるのかどうか。

 

今回の調査結果はひとつの重要な示唆を与えてくれているように思います。

 

それでは、よろしくお願い致します。

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Comment

31件のフィードバック

  1. ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)「Facebook」を知っている人の割合 (「内容まで知っている」もしくは「名前を聞いたことがある」人の割合) が95%を超え、mixi、mobage、GREE、Twitter…

  2. G+も認知拡大しているのかー。('A')っRT @mashimaro_jp: Facebookの国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】

  3. mixi 93.6%、Facebook 95.2%

  4. mixiはジリ貧傾向。facebookは順調に上がってるが頭打ちありそう。LINE伸びてるな…

  5. ニールセン調査でか、、、コレはmixi\(^o^)/ヤバイwww

  6. きょうみぶかい

  7. Facebookの国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】

  8. ま、mixiは頭打ちかな。Facebookは、人は増えてるが、使えてる人は少ない。そして、LINEは話しかけづらいw

  9. "利用意向のある層がひと通りサービスを体験した後、どこまでこの「利用したくない層」を取り込めるかが国内での普及に大きな鍵を握っているといえるでしょう。"

  10. たしかに、まわりで使ってる人が増えた。同級生からの友達申請もちょいちょいくるし。

  11. Reading… RT @LooopsCom: Facebookの国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】

  12. mixiの加入率が喧伝されていた頃も思ったけど、一番肝心なアクティブユーザー数のデータってなかなか出てこないよね。まあ最盛期から絶対下がるから、企業は言いたくないからなのだろうが。

  13. うちの母も知ってるもんなー

  14. G+は利用者が少ない。

  15. mixi 93.6%に対してFacebook 95.2%

  16. ソーシャルサービスの認知度と利用者について。 今後はLINEとGoogle+が注目っすな~

  17. 遂にそんな日が来たか。

  18. ミクシィはまだまだ行けるとおもうんだけどなあ

  19. LinkedInェ……。

  20. Facebookの認知率がmixiを超えたらしい。LINEも利用開始が急増中。 http://t.co/7FbgXy7g

  21. Facebookの国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】 http://t.co/iwOP00cu

  22. 【Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】】http://t.co/tubs0fH7

  23. Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】 in the looop 直人 http://t.co/3XvYNRs2

  24. Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】 [ITL] http://t.co/TnEXef5t #ITL @LooopsComさんから

  25. Facebook国内認知率がmixiなどと同等水準に。LINE、Google+の認知も拡大。【マクロミル調査】 [ITL] http://t.co/RwNGEoHJ #ITL @LooopsComさんから

  26. ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)「Facebook」を知っている人の割合 (「内容まで知っている」もしくは「名前を聞いたことがある」人の割合) が95%を超え、mixi、mobage、GREE、Twitter… http://t.co/ElxSve7P

  27. “Facebookの認知率がmixiを超えたらしい。LINEも利用開始が急増中。” http://t.co/ULuKUAX7

  28. “Facebookの認知率がmixiを超えたらしい。LINEも利用開始が急増中。” http://t.co/oBdWmFPs

  29. 手軽。これにつきる。 RT "@HolyGrail: “Facebookの認知率がmixiを超えたらしい。LINEも利用開始が急増中。” http://t.co/WNg9xGlk&quot;

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