モバゲータウンが月額無料で企業コミュニティを運用できる「オープン・アカウント」を発表

斉藤徹 | 2010/07/13

モバゲータウンが月額無料で企業コミュニティを運用できる「オープン・アカウント」を発表

モバゲータウンが,ブランド企業待望のコミュニティ・サービス「オープン・アカウント」を発表した。

以前からキャンペーン期間を前提とした企業タイアップ広告は存在していたが,今回の「オープンアカウント」は下記の点で大きく異なる。最大のポイントは,月額無料のため継続的に企業コミュニティを運用できる,いわばFacebookファンページの携帯版だ。タイアップ広告との違いは以下の通りだ。

  • 企業アカウント開設費用はタイアップ広告より遥かに格安の150万円*1から
  • 企業アカウント開設後の継続運用は基本的に無料
  • 広告主に管理画面を開放。日記などを自由に更新してプロモーション可能
  • 企業アカウントのファン登録インセンティブとしてモバコインが活用可能
    *1 … 誘導費用枠100万円と初期インセンティブ(最大5万人に10モバコイン付与)

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広告主は「オープンアカウント」を活用することで,モバゲータウン・ユーザー1900万人への継続的なコミュニケーションが可能となる。コミュニケーションのベースは,ブログに相当する「日記」だが,ツイッターに相当する「モバトーク」も実装する予定とのことだ。

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またゲーム企画,クイズ企画,アバター配布,来店促進企画,商品開発企画,マーケティング分析ツールなどのオプションサービス(別料金)を組み合わせることにより,高度なプロモーション展開も可能になる。

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ただし,コミュニティ運用を企業に解放するため,対象となる広告主は当初ナショナル・クライアントに限定(実際にはDeNA社の掲載基準に順ずる)される模様だ。

すでにイオンリテール社,フジテレビジョン社,ベネッセ社など数社で実験運用が開始されており,中には3日間で5万人を集めた成功例も出ているとのこと。

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米国でFacebookファンページが担っているのは,企業と顧客との対話の場を提供すること。残念ながら今まで日本にはそのようなセミ・プライベート・コミュニティを無料で継続運用できるメガSNSは存在しなかった。対象企業は限定されるものの,このモバゲー「オープン・アカウント」はその役割を果たすサービスとして期待したい。

【ループス宣伝】

なお,当社ループスでは,「オープン・アカウント」運用を支援サービスを開始します。コミュニティ運用になれていないブランド企業が,この「オープン・アカウント」を効果的に活用するための多面的なサービスを提供いたしますので,ご興味ある方はどうぞお気軽にコンタクトください。

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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