mixi, Twitter, Facebook 2011年2月最新ニールセン調査 〜 Facebookが一気に飛躍、国内訪問者600万人超え

斉藤徹 | 2011/03/22

3月19日に更新された2011年2月度の最新ニールセン調査によると、Facebookが2ヶ月連続で訪問者150万人増加を実現し、600万人を超えたことがわかった。

データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「ニールセンNetView」サービス。対象は一般家庭および職場のPCユーザーとした。

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利用者でいくと、mixiは1166万人(前月比95%)、Twitterは1282万人(同90%)、いずれも前月比減なのに対して、Facebookは2ヶ月連続大幅増加、ついに603万人(同131%)となった。PC訪問者ベースでは、先行しているmixi、Twitterの5割程度に達したことになる。ただしペーシビューや利用時間で、mixiが他の2サービスを圧倒している点は、これまでと変わっていない。

Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考まで、Twitter社の9月4日ブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、2月度のTwitterユーザーは約1,644万人、対PCネット人口に対するリーチ率で27.2%となる。

ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者であり、携帯を含まないこと、非会員を含んでいることに注意いただきたい。mixiの決算発表およびSocialBakers最新データを引用し、各社の訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、登録会員数を比較すると、次表のようになる。

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続いて、三社のPCベースの利用者数推移を見てみよう。

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映画「ソーシャル・ネットワーク」と、それに付帯したマスメディア報道、書籍ラッシュ効果が、Facebook国内普及の火をつけた可能性が高い。単月では30%増、この2ヶ月間で訪問者を倍増させ、600万人に到達した。一方、前月は10%増となっていたTwitterとmixiの訪問者は、それぞれ減少に転じた。特にTwitterはここ7ヶ月順調に訪問者を増やしており、この減少はTwitter利用者の頭うちを示す兆候かも知れず、今後が注目される。

なお、Facebookは、自社統計データ(月次アクティブ会員数やユーザー属性などのリアルタイムに近いデータ)を常に公開している。それに基づくsocialbakers.comの最新チャートも参考まで掲載しておこう。こちらによると最新のFacebookアクティブ会員数は255万人となっている。ニールセンデータが会員以外の閲覧者を含んでいるのに対して、このFacebook自社データはアクティブ会員のみに限定している点に注意したい。

Chart7

 

さて、三社の最新利用時間推移、ページビュー推移を見てみよう。

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利用時間、ベージビューいずれも、依然としてmixiが他を圧倒している。ただし、ここでも伸びが著しいのはFacebookだ。今月は、訪問者とともに一人あたりの利用時間もアップしたため、ダブルインパクトで利用時間は前月比75%増と急増している。

ここで、平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2011年2月国内調査結果と、2010年2月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)を比較すると次のようになる。

Chart5

この表を見ると、日本のTwitterユーザーの月間平均利用時間は26分と、10ヶ国平均より大幅に少ないことがわかる。またFacebookにいたっては41分と、いまだに10ヶ国平均の約12%程度(ただし、対前月比では17%増)の利用時間にとどまっている。

最後に、これら3サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。

Chart6

この表は、例えばmixiユーザーの46.5%はTwitterを、24.7%はFacebookを利用しているということを表している。特に目につくのは、TwitterとFacebookユーザーの重なりが多いことだろう。Facebookユーザーの58%がTwitterを利用しており、逆にTwitterユーザーの25%がFacebookをはじめていることがわかる。

なお、この三社サービスの利用者合計は延べで29,514(千人)だが、重なりを考慮した「重複しない利用者数」は20,239(千人)、対前月比96%。国内PCネットユーザーに対するリーチ率では33.5%となった。ソーシャルネットワーク利用者の比率は世界各国と比較して大幅に遅れており、Facebook急増を機に、日本にもソーシャルの風が本格的に訪れることを期待したい。

■ インターネット利用動向調査Nielsen Online NetViewに関して
インターネット利用動向調査Nielsen Online NetViewは、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

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E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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