GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年2月最新VRI調査 〜 携帯視聴率のデータを公開します

斉藤徹 | 2011/04/04

GREE, Ameba, Mobage, mixi 2011年2月最新VRI調査 〜 携帯視聴率のデータを公開します

In the looopでは、PCおよび携帯とわけて、それぞれ月1回、ソーシャルメディア最新視聴率をご紹介している。

 

視聴率データは、それぞれPCはネットレイティングス社「Netview」、携帯はビデオリサーチ・インタラクティブ社の「Mobile Media Measurement for i-mode」から提供をいただいている。ただし、携帯視聴率の方は、対象キャリアが国内約50%のシェアを持つNTTドコモのみ、またスマートフォンは対象外としている点にご注意いたたきたい。

さて、今日は、第二回目となるソーシャルメディア携帯視聴率、2011年2月分をお届けしたい。

■ 携帯サイト(ドコモ多機能携帯)の視聴ランキングについて

まずは全携帯サイトの視聴データランキングからトップ20を紹介しよう。

Fig1_2

それぞれの携帯サイトに関して、リーチ率、平均訪問回数、平均視聴ベージ数、平均利用時間が測定されている。グレイの背景となっているものは、各項目でのトップ5だ。また順位はリーチ率を基準としている。

ソーシャルメディア系では、Ameba(Amebaモバイル)が先月11位から7位と上昇してトップ、先月7位だったGREEは逆に11位にとどまった。Mobage(モバゲー)は変わらず17位、mixiは先月24位から19位にランクアップした。リーチ率ではそれほど目立たないソーシャルメディア系サイトだが、平均訪問回数、平均利用時間を見ると突出しており、圧倒的なスティッキネスを誇っていることがわかる。

この中から、ソーシャルメディア系携帯サイトを抽出すると以下のようになる。

Fig2_3

なお、ameba.jpの数値にはameblo.jpを、mixi.jpの数値にはmixi.netを、それぞれ含んだ統計値としている。リーチ率ではAmeba、平均訪問回数(フリークエンシー)ではmixiが圧倒、平均視聴ページ数と利用時間ではMobageと、それぞれ強い分野があらわれた興味深い結果となった。

■ リーチ率と平均利用時間の時系列推移について

Fig3
続いて、このグラフは四社のリーチ率を時系列であらわしたもの。リーチ率で見ると、Amebaがこの2ヶ月で躍進する一方、GREEが大きく落としたことがわかる。Amebaを除く三大SNSは、mixiが平行線、Mobageが微減、GREEが減少と、利用者数では成熟期に入ったと言えるだろう。今後、スマートフォン利用者の増加、震災の影響などで、この傾向はさらに強まるものと思われる。

Fig4
一方、一人あたりの利用時間では、Mobageが引き続きトップ、mixiとGREEが並ぶ。リーチ率トップのAmebaは、三大SNSと比較すると20-25%程度に留まっており、滞在時間に大きな差があることが見て取れる。

■ 利用者属性(学生、主婦、職業人)別、リーチ率と平均利用時間について

最後に、属性別 (学生、主婦、職業人) のリーチ率と平均利用時間を見てみよう。

Fig5
リーチ率では、学生、主婦、職業人を通して、Amebaがトップとなった。この学生には、高校生、大学生、専門学校生を含んでいる。参考まで、高校生では、GREEが50%とトップ、続いてAmeba、mixiとなり、意外にもMobageは35%で4位だった。大学生の分布はほぼ全学生分布に類似しており、Ameba > mixi > GREE > Mobage の順となっている。

Fig6
最後に、属性別の平均利用時間を見てみよう。利用時間の長いMobageだが、意外にも職業人がそれを牽引していることがわかった。Mobageの収益力は、マニアックで、かつ収入のある職業人の固定客に支えられているようだ。

■ モバイル・インターネット視聴データ Mobile Media Measurement(β) について
ビデオリサーチインタラクティブ社の提供するMobile Media Measurementは、アクチュアルでのモバイル・インターネット視聴データを取りまとめたものを、ASPによるサービスにて提供するもので、i-modeユーザー版とYahoo!ケータイユーザー版があります。詳細は こちら まで。

  • 調査対象者 全国の男女15歳以上のi-mode利用者
  • 標本抽出法 ドコモプレミアクラブ会員より抽出
  • 視聴データ取得方法 NTTドコモの「iモードアクセス履歴検索サービス」に調査対象者が加入し、定期的にアクセス履歴データを取得し、VRIにデータ転送
  • データ更新頻度
    ログデータ:毎月末に前月分データを更新

    アンケートデータ:毎年秋頃更新予定
  • 調査標本数 2010年8月時点/約2600サンプル (ただし毎月変動します)

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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