【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査

斉藤徹 | 2011/11/28

【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査

11月18日に、2011年10月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。なお、今月からはLinkedinも比較対象に追加している。10月は、ニールセンによるmixiサイトの集計方法が変更された(詳しくは後述、ただし実際の訪問者が対前月比で大幅に減少したわけではない)ために推定訪問数が前月の1472万人から837万人と大きく減少、TwitterとFacebookはほぼ横ばいとなった。Google+は早くも減少に転じ、訪問数を伸ばすことができなかった。Linkedinは10月20日に日本語サイトを公開して訪問者は増加したが、22万人に留まった。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。
 
なお、この【2011年11月28日更新版】記事においては、11月28日に発表されたニールセン・ネットレイティングス社の「最新SNS利用動向レポート」に基づき、11月21日に投稿した「mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査」を更新している。元記事 に直接加筆修正し、修正線を入れると著しく視認性が悪くなるため、当記事を新しい記事として投稿し、元記事に対する加筆修正部分は「青色」にて記載した。また元記事には 更新記事を投稿した旨を掲載し、そのまま残している。
 
加筆修正したポイントは以下のとおりだ。 
  1.  ニールセン・ネットレイティングス社の新しい定義に基づき、利用者を訪問者、利用時間を訪問時間と変更した。
  2.  特定期間(2010年12月〜2011年10月)におけるmixi訪問者数は、外部「イイネ」URLを除外した参考値を正しいデータと推定し、それに基づく考察に変更した。
 
 
 

 

訪問数でいくと、mixiが前月比57%となる838万人と大きく減少したことがもっとも大きな変化となる。これはmixiの訪問数の集計方法が変更されたことによるもので、ニールセン調査を取り扱うネットレイティングス社は次のようにコメントしている。

 

2011年10月データよりmixi(ペアレント、ブランド、チャネル、ドメイン等)に含まれていた集計対象外URLを集計対象外処理いたしました。集計対象外処理とは、視聴率の集計に算入すべきでないURLを排除することであり、今回はインターネットユーザーがmixi以外の外部サイトでmixiの「イイネ!」ボタンを押した際にリクエストされるmixiドメインのURLを集計対象外にしました。これは、外部サイトでmixiの「イイネ!」ボタンを押しただけで、実際にmixiサイトを視聴しなかったからです。なお、Facebook他の外部「いいね!」ボタンに関しても同様の調査を致しましたが、弊社の視聴率にはこれらのボタンを押した際にリクエストされるURLは集計に含まれておりません。 (ネットレイティングス株式会社 広報より)

つまり、今までmixiの推定訪問数には外部サイトから「イイネ!」ボタンを押した訪問も含まれていたとのこと、今月それらを除外したことで集計値が大幅ダウンとなった。TwitterとFacebookはほぼ横ばいとなったが、mixiが減少したことにより、両者がmixiを一気に逆転する形となった。あくまでPCベースの集計値であり、携帯からのアクセスは含まれていないが、Facebookの訪問数はmixiをはじめて上回ることになる。さらに詳細な変更内容についてはニールセン・ネットレイティングス社の「最新SNS利用動向レポート」をご覧いただきたい。

 

依然として平均訪問時間はmixiが圧倒的に長い数値を示している点は注目したい。一方でGoogle+は、9月21日の一般公開の勢いを維持することはできず、2ヶ月目にして早くも減少に転じた。また、平均訪問時間が極端に短いことから、登録後の利用がすすんでいない状況が見受けられる。Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考までに、Twitter社のブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、10月度のTwitterユーザーは約1866万人、対PCネット人口に対するリーチ率で29.7%となる。

 

ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数(下図の①)である。そのため以下の点に注意する必要がある。

  1.  多機能携帯やスマホからの訪問者数を含んでいない。例えば2011年7-9月度のmixiのページビューの機種別比率は PC14%、多機能携帯78%、スマホ8%。また 公表値 から推定されるPCアクティブ会員数は総計1516万人の約50%となる。
  2.  非会員の訪問、すなわち各SNSトップページへの訪問者やオープンなページ(Facebookページ、mixiページ)への訪問者を含んでいる。したがってアクティブ会員数とは一致しない。
  3.  PCはWindows PCのみであり、MACやタブレットPCなどは含まない。
  4.  視聴率測定しているのは家庭と職場のみであり、学校やネットカフェなどからのインターネット利用は含まれていない。

 

Fig10_2

 

mixiの決算発表およびSocialBakers最新データから各社の ①訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、②アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、③登録会員数を比較すると次表のようになる。
 


 

参考まで、Netviewから毎週発表されている週次統計を時系列で表にまとめてみた。

 

 

 

これは週次のアクティブユーザー(週で1回以上アクセスしたユーザー)をあらわしている。Google+は10月以降ほぼ横ばいを続けており、40万人レベルに落ち着いている。Linkedinは10月20日に日本語サイトが公開されたが、15万人の訪問者にとどまった。11月以降の訪問者数の推移が注目される。

 

続いて、5サービスのPCベースの訪問者数推移を見てみよう。

 

 

注1 …  (参考値) はニールセン・ネットレイティングス社が2011年10月に実施した集計対象外URLとしたURLを含めずに訪問者数を推計した値です。

 

なお、外部「イイネ」URLを除外したmixi(参考値)の数値データは当月分以外は非公開のため「最新SNS利用動向レポート」の図を引用した。このチャートはニールセン・ネットレイティングス著作物であり、当記事では同社許諾の上で掲載している。前述の通り、mixiは調査方法に変更があり、3位に後退した。「イイネ!」ボタンが導入されたのが昨年の12月であることから、12月以降、緩やかに上昇していたグラフは、実際は減少に転じていた可能性が高い。図内のmixi(参考値)のラインが今回発表された「過去にさかのぼって修正したデータ」であり、これをベースに考えると、PC訪問者数でFacebookとmixiが逆転したタイミングは2011年6月前後と推定される。Google+は減少に転じた。Linkedinはこのチャートには含まれていないが、10月の月間訪問者数は22.8万人にとどまっている。

 

さて、5サービスの最新訪問時間推移、ページビュー推移を見てみよう。 

 

 

 

訪問者数では3位に後退したmixiだが、訪問時間、ベージビューいずれも、他を圧倒する状況は変わらない。しかしながら、mixiが減少傾向にあるなか、Facebookは上昇を続けており、少しづつFacebookがmixiに迫る状況が見受けられる。この二つの指標では Google+ とLinkedinは比較できるレベルにない。

 

最後にこれら5サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。

 

 

 

この表は、例えばmixiユーザーの51.3%はTwitterを、40.8%はFacebookを、4.9%はGoogle+を利用しているということを表している。新しく登場したLinkedinに関しては、そのうち多くがFacebookないしTwitterユーザーであることがわかった。

 

なお、Google+に関してはこちらの記事にて考察しているので、ご興味ある方はあわせて参照してほしい。
・ Google+、その国内アクセス状況、サービスの強み、今後の展開を予測する(2011/8)  

  

 
当記事内で「ニールセン・ネットレイティングス著作物」と記載しているPC訪問者推移のチャートや参考値データは「最新SNS利用動向レポート」からネットレイティングス社の許可を得て掲載しています。この部分をブログ等に転載する場合には、大変お手数ですが、ネットレイティングス社にご連絡いただき、許諾を得るようお願いいたします。
 
 
 

■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

Fig1

 

 

 

 

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

 データのご用命に関してはニールセン株式会社の下記お問合せ先にご連絡お願い致します。

<お問合せ先>
サービス内容、 資料請求等 に関するお問合せ
ニールセン株式会社 セールス&アナリティクス宛
TEL:03-4363-4201(セールス&アナリティクス直通)
E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

COMMENT

12 件のフィードバック

  1. AKIMOTO より:

    うーん

  2. tukanana より:

    例のmixi抗議の調査について修正版が出てますが…結局…な話は事実のようで。

  3. ca_beat より:

    【SNS関連ニュース】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査
     http://t.co/wG1uxhkw

  4. forzajapan より:

    【SNS関連ニュース】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査
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  5. annaobata より:

    RT @ca_beat: 【SNS関連ニュース】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査
     http://t.co/INNx8dsX

  6. koukokuseikatu より:

    【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査 http://t.co/58IO0I0j via @LooopsCom

  7. imelodica より:

    @sssshohey これを。もはや迷走中です。
    http://t.co/khZEHmRT

  8. jyan0213 より:

    mixi、Twitter、Facebook参加人数最新グラフ
    【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, 2011年10月最新ニールセン調査 http://t.co/p1JFHpFT @LooopsComさんから

  9. sugimori より:

    “【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査 in the looop 斉藤徹” http://t.co/SQQHwOVY

  10. meltwaterjapan より:

    2012年はどうなるか?~【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査 http://t.co/ZeU4DKzF via @LooopsCom

  11. jlatteri より:

    2012年はどうなるか?~【2011年11月28日更新版】mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2011年10月最新ニールセン調査 http://t.co/ZeU4DKzF via @LooopsCom

  12. 5thstar より:

    震災を境に横ばいから漸減か… http://t.co/jk0ut5FH

AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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