mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年1月最新ニールセン調査

斉藤徹 | 2012/02/23

 

2月18日、2012年1月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。
 

 

訪問者数を見ると、Facebookが1305万人(前月比104%)、Twitterが1359万人(前月比101%)といずれも微増。mixiは804万人(前月比99%)とわずかに減少した。ただし、依然として平均訪問時間はmixiが圧倒的に長い。Google+は205万人(前月比101%)と微増で、先月の勢いは見られなかった。Linkedinは2o万人(前月比113%)と増加した。なお、Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考までに、Twitter社のブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、1月度のTwitterユーザーは約1743万人、対PCネット人口に対するリーチ率で28.5%となる。

 

なお、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数であり、以下の点に注意する必要がある。

 

  1.  フィーチャーフォンやスマートフォンからの訪問者数を含んでいない。例えば2011年7-9月度のmixiのページビューの機種別比率は PC14%、フィーチャーフォン78%、スマホ8%。また 公表値 から推定されるPCアクティブ会員数は総計1516万人の約50%となる。
  2.  非会員の訪問、すなわち各SNSトップページへの訪問者やオープンなページ(Facebookページ、mixiページ)への訪問者を含んでいる。したがってアクティブ会員数とは一致しない。
  3.  PCはWindows PCのみであり、MACやタブレットPCなどは含まない。
  4.  視聴率測定しているのは家庭と職場のみであり、学校やネットカフェなどからのインターネット利用は含まれていない。

  

 

これら5サービスの訪問者数を時系列推移で表すと次のようになる。

 

 

 

【ニールセン/ネットレイティングスのコメント】 ニールセン/ネットレイティングスは2011年10月データよりmixiの集計対象URLの変更をおこないました。これにより2011年10月以前と以降のデータの継続性は失われています。弊社ではデータ公表時点でのデータを公式データとしていますので、集計対象URLの変更を過去データに遡って反映させません。しかし、mixiの利用状況の把握に誤解が生じる可能性があるため、時系列利用動向グラフにのみ参考値として、2011年10月に集計対象から外したURLを含まない訪問者数を線形でのみご提示させて頂いております。

 

ニールセン/ネットレイティングスのコメントにある通り、2011年9月まではmixiの推定訪問者数に外部サイトで「イイネ!」ボタンが表示されたユーザーも含まれていた。グラフにおける濃いオレンジのラインだ。それに対して2011年10月以降は、その数値を除外したことで集計値が大きくダウンした。過去にさかのぼって「イイネ!」ボタンを除外した数値である mixi(参考値)は薄いオレンジのラインで表示している。この集計方法の変更により、mixiは3位に後退している。

 

 

続いて、5サービスの利用時間とページビューを時系列推移で見てみよう。

 

 

 

mixiはページビュー、訪問時間ともに減少傾向が続いており、それに反比例するようにFacebookは両指標ともに増加している。Facebookは唯一明らかな増加傾向を見せており、着実に浸透していることがわかる。仮にこのままのペースでいけば、近いうちにFacebookが首位に立つことも考えられる。Twitterは横ばい傾向が続いている。この二つの指標では Google+ とLinkedinは比較できるレベルにない。

 

 

次に、5サービスの訪問者の重なりのデータをチェックしてみよう。

 

 

この表は、たとえばmixiユーザーの51.8%はTwitterを、51.7%はFacebookを、8.4%はGoogle+を0.8%はLinkedinを利用しているということを表している。Linkedinに関しては、9割弱のユーザーがFacebookも利用していることがわかる。

 

 

最後に、各サービスの訪問者属性を見てみよう。

 

 

 

mixiは女性の割合が最も多く、年齢層が若い。一方でFacebookは男性の割合が多く、年齢層は40歳以上が6割弱となっている。Google+とLinkedinは現時点では男性ユーザーに偏りがあることがわかる。特にLinkedinは50代以上が最も多く、壮年期の男性が多いようだ。なお、mixiからはアクティブ会員の属性が発表(mixi 2011年度 第三四半期 決算説明資料 p18)されており、それと比較するとこのデータは男性比率が多く年齢層が高い。この差異は、mixi発表資料には携帯のみで利用しているユーザーが含まれているためと推測される。

 

 

 

職業分布を見ると、mixiとGoogle+、TwitterとFacebookの構成比が近い。いずれのサービスも6割以上がビジネスパーソンとなっている。Linkedinは世帯年収で700万以上のユーザーが5割弱と、高所得者のビジネスパーソンが中心であるが、他の4サービスは世帯年収の構成比に大きな違いは見られない。

 

  

  

■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して


インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事執筆)  斉藤  徹 https://www.facebook.com/toru.saito

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

 データのご用命に関してはニールセン株式会社の下記お問合せ先にご連絡お願い致します。

<お問合せ先>
サービス内容、 資料請求等 に関するお問合せ
ニールセン株式会社 セールス&アナリティクス宛
TEL:03-4363-4201(セールス&アナリティクス直通)
E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

COMMENT

16 件のフィードバック

  1. stealthinu より:

    facebookが着実に伸びてきてる。がガラケー考えるとやっぱまだまだmixiが一番リーチしてる。というか客層みてもmixiが一番一般人にリーチしてるな。twitterとfbはもう同じレベルまで来てるな。

  2. Mist より:

    FBの上がってんなぁ…

  3. sukebeeee より:

    mixiは減ってきてるなー。mixiの今のメインユーザはガラケーをがっつり使う10代っぽいよね☆mixiはガラケー強い!FBはガラケーで使いづらいらしいからPC, スマフォを使う20代以上になってくよね。

  4. U1and0 より:

    ソーシャルネットワーク調査まとめ

  5. kapaopango より:

    メモ!

  6. hirayama0525 より:

    モバイル端末のデータ期待。。mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年1月最新ニールセン調査

  7. meltwaterjapan より:

    #mixi, #Twitter, #Facebook, #Google+, #Linkedin 2012年1月最新ニールセン調査 http://t.co/eDHQZ2Zm via @LooopsCom

  8. miyasho88 より:

    facebook先生がtwitter抜きそうやんけ。/mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年1月最新ニールセン調査 in the looop 斉藤徹 http://t.co/NVA4hydg

  9. kazuha_chu より:

    こういう記事を見て、「やっぱりfacebookってすげえなあ」とか言っちゃう人って、ホントマーケティングに向かない素人かなって思っちゃう。僕の素直な感想は「やっぱりmixiってすげえなあ」☆2012年1月最新ニールセン調査 http://t.co/UtdjVoTH

  10. kakoring より:

    なるほど・・・。 http://t.co/h4k9gUMQ

  11. raitu より:

    2011/8の時点でFacebook訪問者は1000万人超えてたhttp://t.co/E85iThAO し時間の問題ではあった。mixiは既にFacebookに抜かれてるhttp://t.co/UC2FNIBr / “Faceboo…” http://t.co/N8pR8guo

  12. y_mihata より:

    個人的な見解だが、ビジネスユースにはfacbookよりもgoogle+の方が向いていると思われる。その先を行けば、それ専用の新しいプラットフォームが望まれると思う。3次元で考え得るものをいかに2次元に入れていくか。データを付与しておきます。http://t.co/v6hcemlF

  13. tmodder より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年1月最新ニールセン調査 http://t.co/nxvRRzj3 @LooopsComさんから

  14. hisamiy1019 より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年1月最新ニールセン調査 http://t.co/lp37SMMB @LooopsComさんから

  15. feffrey より:

    Nelisen data (JP). On the PC, Facebook is now neck and neck with traffic compared to Twitter. Mixi in a slow bleed. http://t.co/8fmp8Rq1

AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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