mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査

斉藤徹 | 2012/03/22

 

3月18日、2012年2月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。
 

 

訪問者数を見ると、Facebookが1351万人(前月比104%)と増加。Twitterは1342万人(前月比99%)で微減。mixiは684万人(前月比85%)と大きく減少した。依然として平均訪問時間はmixiが圧倒的に長いが、総訪問時間ではFacebookがmixiに迫る勢いとなった。Google+は205万人(前月比99.7%)で微減。Linkedinは23万人(前月比116%)で微増だった。なお、Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考までに、Twitter社のブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、1月度のTwitterユーザーは約1721万人、対PCネット人口に対するリーチ率で29%となる。

 

なお、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数であり、以下の点に注意する必要がある。

 

  1.  フィーチャーフォンやスマートフォンからの訪問者数を含んでいない。例えば2011年7-9月度のmixiのページビューの機種別比率は PC14%、フィーチャーフォン78%、スマホ8%。また 公表値 から推定されるPCアクティブ会員数は総計1516万人の約50%となる。
  2.  非会員の訪問、すなわち各SNSトップページへの訪問者やオープンなページ(Facebookページ、mixiページ)への訪問者を含んでいる。したがってアクティブ会員数とは一致しない。
  3.  PCはWindows PCのみであり、MACやタブレットPCなどは含まない。
  4.  視聴率測定しているのは家庭と職場のみであり、学校やネットカフェなどからのインターネット利用は含まれていない。

  

 

これら5サービスの訪問者数を時系列推移で表すと次のようになる。

 

 

 

【ニールセン/ネットレイティングスのコメント】 ニールセン/ネットレイティングスは2011年10月データよりmixiの集計対象URLの変更をおこないました。これにより2011年10月以前と以降のデータの継続性は失われています。弊社ではデータ公表時点でのデータを公式データとしていますので、集計対象URLの変更を過去データに遡って反映させません。しかし、mixiの利用状況の把握に誤解が生じる可能性があるため、時系列利用動向グラフにのみ参考値として、2011年10月に集計対象から外したURLを含まない訪問者数を線形でのみご提示させて頂いております。

 

ニールセン/ネットレイティングスのコメントにある通り、2011年9月まではmixiの推定訪問者数に外部サイトで「イイネ!」ボタンが表示されたユーザーも含まれていた。グラフにおける濃いオレンジのラインだ。それに対して2011年10月以降は、その数値を除外したことで集計値が大きくダウンした。過去にさかのぼって「イイネ!」ボタンを除外した数値である mixi(参考値)は薄いオレンジのラインで表示している。この集計方法の変更により、mixiは3位に後退している。

 

訪問者数を時系列で見ると、着実に訪問者を増加させてきたFacebookがわずかながらTwitterを抜きトップとなった。また下記のページビューや総訪問時間においてもFacebookの伸びは際立っており、訪問者数だけでなく利用者間交流が活性化している様子が伺える。それに対してTwitterとmixiはダウン傾向が続いており、明暗を分けるカタチとなった。

 

続いて、5サービスの利用時間とページビューを時系列推移で見てみよう。

 

 

 

ページビュー、訪問時間で圧倒的に優位だったmixiは減少傾向が続いている。それに対してFacebookは両指標ともに増加しており、国内でも着実に浸透していることがわかる。Twitterは横ばい傾向が続いている。この二つの指標では Google+ とLinkedinは比較できるレベルにない。

 

 

次に、5サービスの訪問者の重なりのデータをチェックしてみよう。

 

 

この表は、たとえばmixiユーザーの51.8%はTwitterを、51.1%はFacebookを、7.9%はGoogle+を0.7%はLinkedinを利用しているということを表している。Linkedinに関しては、9割弱のユーザーがFacebookも利用していることがわかる。

 

 

最後に、各サービスの訪問者属性を見てみよう。

 

 

 

mixiは女性の割合が最も多く、年齢層が若い。一方でFacebookは男性の割合が多く、年齢層は40歳以上が6割弱となっている。Google+とLinkedinは現時点では男性ユーザーに偏りがあることがわかる。特にLinkedinは50代以上が最も多く、壮年期の男性が多いようだ。なお、mixiからはアクティブ会員の属性が発表(mixi 2011年度 第三四半期 決算説明資料 p18)されており、それと比較するとこのデータは男性比率が多く年齢層が高い。この差異は、mixi発表資料には携帯のみで利用しているユーザーが含まれているためと推測される。

 

 

 

職業分布を見ると、mixiとGoogle+、TwitterとFacebookの構成比が近い。いずれのサービスも6割以上がビジネスパーソンとなっている。Linkedinは世帯年収で700万以上のユーザーが5割弱と、高所得者のビジネスパーソンが中心であるが、他の4サービスは世帯年収の構成比に大きな違いは見られない。

 

  

  

■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して


インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事執筆)  斉藤  徹 https://www.facebook.com/toru.saito

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

 データのご用命に関してはニールセン株式会社の下記お問合せ先にご連絡お願い致します。

<お問合せ先>
サービス内容、 資料請求等 に関するお問合せ
ニールセン株式会社 セールス&アナリティクス宛
TEL:03-4363-4201(セールス&アナリティクス直通)
E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

COMMENT

24 件のフィードバック

  1. yusakuhamajima より:

    Facebookユーザーが増えている。最近、電車の中でもFacebook見ている人が多いように感じる。

  2. shintokeimail より:

    Facebookが月間訪問者数で初めて首位をとった

  3. EjiD1024 より:

    "一般家庭および職場のPCユーザー" という前提はあるが、ついにFacebookが訪問者数で首位に。

  4. mohri より:

    mixiのPCアクティブが全体の半数という前提を適用すると、三者が1350万前後でいま並んでるということかな

  5. yosak439 より:

    mixiもFacebookもTwitterもぐぐたすも、幽霊は相当いるだろうしなぁ。モバゲーやGREEがないのはなぜ?

  6. ryuzi_kambe より:

    オープンなmixiページが出た後も一切数字伸びてないってのはちょっと実体とあってるのか不思議に思うなぁ。

  7. kan1arino より:

    「PCのみ」「利用していない訪問者」このデータにどれほどの意味があるのだろう。 http://matome.naver.jp/odai/2133152590135842001

  8. TPC より:

    計測するのも難しくなってきた

  9. invent より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査 in the looop 斉藤徹

  10. gyu-tang より:

    fb首位 (但しニールセン)

  11. myrmecoleon より:

    ユーザー重複状況とかもみられるんだ。Facebookがわずかだけど訪問者数でTwitterを抜いたらしい。

  12. n19840411 より:

    ニールセン最新データ

  13. hatewakaran より:

    ニールセン2012年3月

  14. biyohshi より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査 http://t.co/Pdzp8G8a @LooopsComさんから

  15. kofuyu2 より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査 in the looop 斉藤徹 http://t.co/jDjZFlju @LooopsComさんから 既に古い記録だろうけど。

  16. nishinerima より:

    @KiyomuTomita 居住地を登録してるわけではありませんし、地域分布の正確なデータは多分わからないと思います。言えるのは「日本のツイッターユーザは全人口の1割くらいでしかない」まででしょう(http://t.co/EBFrUnvo 今年2月でアクセス者数1300万の由)

  17. hhirayama0 より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査 [ITL] http://t.co/23WPaVOP @LooopsComさんから

  18. kazuhideiizuka より:

    ちょっと古いデータですが。。。
    どんなに少なくみても、日本におけるTwitter利用者は一千万人以上。
    まだまだ繋がっていない、魅力的な人はいっぱいいあるわけだな。
    http://t.co/2Xa1K1o9

  19. lovepeaceworld より:

    すてきなであいありますように RT @KazuhideIizuka: ちょっと古いデータですが。。。
    どんなに少なくみても、日本におけるTwitter利用者は一千万人以上。
    まだまだ繋がっていない、魅力的な人はいっぱいいあるわけだな。
    http://t.co/6etB1lua

  20. fumyu0 より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査 [ITL] http://t.co/tb0zeN0U #ITL @LooopsComさんから

  21. mu_tenko より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年2月最新ニールセン調査 [ITL] http://t.co/y5G0pnuD #ITL 今、ツイッター人口は1500万人なんだね!そーいえばあまりGoogle+も使いこなせてない・・・

  22. tiny_g より:

    twitter総人口は1500万人くらい(ただしwindows pc からのみ)。http://t.co/oNXSvI6P 実際はこの何倍いるんだろう。

  23. masahomakyo より:

    参考http://t.co/amx0AmwL

AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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