mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年4月最新ニールセン調査

斉藤徹 | 2012/05/25

 

5月18日、2012年4月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Nielsen NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速全体概要から見ていく。訪問者数はFacebookが1483万人(前月比99.7%)と前月よりも減少。一方で、Twitterの訪問者数が 1486万人(前月比106%)とFacebookを抜き首位に返り咲いている。他のサービスでは、mixi 691万人(前月比93.1%)、Google+ 303万人(前月比122%)、Linkedin 20万人(前月比65.2%)であった。前月からの伸び率では、Google+が最も高かったことが確認できる。一方、平均訪問時間では依然としてmixiが圧倒的に長く、167分となっている。総訪問時間ではついに、Facebookがmixiを抜きトップに立った。なお、Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考までに、Twitter社の ブログ によると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、4月度のTwitterユーザーは約1905万人、対PCネット人口に対するリーチ率で32%となる。

 

なお、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数であり、以下の点に注意する必要がある。

 

  1. フィーチャーフォンやスマートフォンからの訪問者数を含んでいない。例えば2011年7-9月度のmixiのページビューの機種別比率は PC14%、フィーチャーフォン78%、スマホ8%。また 公表値 から推定されるPCアクティブ会員数は総計1516万人の約50%となる。
  2. 非会員の訪問、すなわち各SNSトップページへの訪問者やオープンなページ(Facebookページ、mixiページ)への訪問者を含んでいる。したがってアクティブ会員数とは一致しない。
  3. PCはWindows PCのみであり、MACやタブレットPCなどは含まない。
  4. 視聴率測定しているのは家庭と職場のみであり、学校やネットカフェなどからのインターネット利用は含まれていない。

 

 

これら5サービスの訪問者数を時系列推移で表すと次のようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

【ニールセン/ネットレイティングスのコメント】 ニールセン/ネットレイティングスは2011年10月データよりmixiの集計対象URLの変更をおこないました。これにより2011年10月以前と以降のデータの継続性は失われています。弊社ではデータ公表時点でのデータを公式データとしていますので、集計対象URLの変更を過去データに遡って反映させません。しかし、mixiの利用状況の把握に誤解が生じる可能性があるため、時系列利用動向グラフにのみ参考値として、2011年10月に集計対象から外したURLを含まない訪問者数を線形でのみご提示させて頂いております。

 

ニールセン/ネットレイティングスのコメントにある通り、2011年9月まではmixiの推定訪問者数に外部サイトで「イイネ!」ボタンが表示されたユーザーも含まれていた。グラフにおける濃いオレンジのラインだ。それに対して2011年10月以降は、その数値を除外したことで集計値が大きくダウンした。過去にさかのぼって「イイネ!」ボタンを除外した数値である mixi(参考値)は薄いオレンジのラインで表示している。この集計方法の変更により、mixiは3位に後退している。

 

 

続いて、5サービスのページビューと利用時間を時系列推移で見てみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

ページビュー、訪問時間の両指標においてmixiは減少傾向であった。一方で、Facebook、Twitterともに若干の増加傾向が確認された。Google+ とLinkedinに関しては、この二つの指標では比較できるレベルにないため割愛させていただく。

 

 

次に、5サービスの訪問者の重なりデータをチェックしてみよう。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この表は、たとえばmixiユーザーの58.5%はTwitterを、56.1%はFacebookを、12.2%はGoogle+を0.6%はLinkedinを利用しているということを表している。Linkedinに関しては、7割以上のユーザーがFacebookも利用していることがわかる。

 

 

最後に、各サービスの訪問者属性を見てみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

mixiは女性の割合が最も多く、20代までのユーザーが31%と他のサービスと比較すると年齢層が若い。一方でFacebookは男性の割合が多く、年齢層は40歳以上が5割強となっている。Google+、Linkedinともに現時点では男性ユーザーに偏りがあることがわかる。なお、mixiからはアクティブ会員の属性が発表(mixi 2011年度 第三四半期 決算説明資料 p18)されており、それと比較するとこのデータは男性比率が多く年齢層が高い。この差異は、mixi発表資料には携帯のみで利用しているユーザーが含まれているためと推測される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職業分布を見ると、mixiとTwitterの構成比が類似している。いずれのサービスも約6割がビジネスパーソンとなっている。Linkedinは世帯年収で700万以上のユーザーが7割弱と、高所得者のビジネスパーソンが中心であるが、他の4サービスは世帯年収の構成比に大きな違いは見られない。

 

 

■ インターネット利用動向調査「Nielsen NetView」に関して

インターネット利用動向調査「Nielsen NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記事執筆) 斉藤 徹 https://www.facebook.com/toru.saito

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

 データのご用命に関してはニールセン株式会社の下記お問合せ先にご連絡お願い致します。

<お問合せ先>
サービス内容、 資料請求等 に関するお問合せ
ニールセン株式会社 セールス&アナリティクス宛
TEL:03-4363-4201(セールス&アナリティクス直通)
E-Mail:jpw_ClientServices@nielsen.com

 

COMMENT

15 件のフィードバック

  1. shigeo-t より:

    mixi衰退

  2. hidetoz より:

    ついにFacebookが滞在時間トップに躍り出た。とは言え、WindowsPCユーザー限定の調査だから、あくまで参考までに。

  3. cladegifan より:

    密に付き合うmixi。Facebookも健闘している。

  4. tana_katsuya より:

    個人的にはGoogle+に注目。アプリ刷新の効果かな?

  5. hedachi より:

    このニールセンのデータ毎回参考にはなるんだけど、WindowsPCだけってのがなー。スマホもガラケーもiPadもMacも含まないとなると全体の傾向を見るには厳しい

  6. k2k_ohsui より:

    ふむふむ。 RT mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年4月最新ニールセン調査 http://t.co/Ar14d9tM @LooopsComさんから

  7. atsumori292 より:

    こういうの面白い。にしてもfacebookがきてるなぁ|mixi, Twitter, Facebook, Google , Linkedin 2012年4月最新ニールセン調査 http://t.co/6y8DmFLQ

  8. kidsway_doi より:

    facebookは確実に浸透してきているようです。既にインフラと言っても良いと思います。 http://t.co/i71PIaGI

  9. s_m_seo より:

    ちょっと前のデータですが。
    http://t.co/rtwl9jnq http://t.co/K3Ia1vPg

  10. chocobo_chocobo より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年4月最新ニールセン調査 in the looop 斉藤徹 http://t.co/mdK0cfGf

  11. vj_takuma より:

    株式上場の話題も一因とはいえ。。>Facebookが大きく躍進し訪問者数で1720万人、Twitter1480万人, mixi680万人を引き離して単独トップに http://t.co/AMDiOjgl #facebookjp #mixi

  12. iima_hiroaki より:

    「ツイッター」は、小型国語辞典にも載り始めました。では「フェイスブック」は? 日本での利用者数は拮抗していますが http://t.co/aMtm2IB8 、「○○なう」などの流行語を生むなど、生活に浸透しているのはツイッターのほう。「フェイスブック」は辞書での扱いに苦慮します。

  13. denki_yagi より:

    「ツイッター」は、小型国語辞典にも載り始めました。では「フェイスブック」は? 日本での利用者数は拮抗していますが http://t.co/aMtm2IB8 、「○○なう」などの流行語を生むなど、生活に浸透しているのはツイッターのほう。「フェイスブック」は辞書での扱いに苦慮します。

  14. takeshi_9881 より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年4月最新ニールセン調査 [ITL] http://t.co/wat7H0OT #ITL @LooopsComさんから

  15. arudebaran60y より:

    mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2012年4月最新ニールセン調査 [ITL] http://t.co/JVFHFy6s #ITL @LooopsComさんから

AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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