【リブート・リーダー塾】リーダーのジレンマは、経験しなくちゃわからない

斉藤徹 | 2017/02/28

あなたはリーダーとして、人に言えない悩みを抱えていませんか?
部下が思い通りに動いてくれない。組織内の対立が深刻になっている。中間に挟まれて身動きがとれない … 

人間関係が無限にあるように、リーダーシップにも数多くのジレンマがあります。リーダーとして経験する典型的なジレンマを類型化すると次のようになります。
 

みんなで創る新しいリーダーシップ.002
これらの問題解決は、本でいくら勉強しても習得することはできません。サッカーの名著を何十冊読んでも実戦経験がなければ優れたサッカー選手になれないのと同じです。優れたリーダーは、数多くの失敗経験の中から「リーダーシップのエッセンス」を体得しながら成長しているのです。
 
 

1. なぜ、人は思った通りに動いてくれないのだろう?
 
ソーシャルメディアの登場で、人々は広く深くつながり、強い連帯力を持つようになりました。求められるリーダー像も大きく変わりました。部下をコントロールできる時代は終わり、対等な関係で人々を導いてゆく、新しいリーダー像が求められています。指示命令だけでは人が動いてくれない。それはイマドキの若者のせいではなく、ソーシャルシフトによる時代の必然なのです。
 
  

2. リーダーのジレンマを体感できるワークショップを創りました
 
僕は29才で起業してリーダーのジレンマを体感してきました。 (参考書籍「再起動  リブート」) 熱いヤカンに触り、痛みを体感し、二度と触らないためにどうすべきかを考える。それを繰り返してリーダーのあり方を探り続けた人生でした。
 
昨年に就任した学習院大学では、自らの失敗経験をもとにして、実践的なリーダーシップ講座をはじめました。組織論やリーダー理論を教える場ではなく、学生たちが持つ部活やバイト先での組織の悩みを共有し、みんなで解決策を考えるワークショップ型の授業です。
 

みんなで創る新しいリーダーシップ.001   
そこで学生たちから提起されたテーマは多様で、社会人にも共通する組織の悩みでした。
 
・リーダーへの反発にどう対処するか?
・指示待ちの部下を積極的にするには?
・組織内の意識乖離をどう解決するか?
・キレやすい上司にどう対応すればいいか?
・実力主義と年功序列のジレンマをどうするか?
・ウツで出席しない部員とどう向きあうか?
・気が強くない人がリーダーになるには?
・中間に挟まれた管理職の悩みをどう解決するか?
 
ワークショップの結果は驚くべきものでした。悩む本人にが想像もつかない実践的な解決先が学生たちから提示されたのです。解決策の多様さに僕自身も驚かされました。一人では思いつかない斬新なアイデアが毎回のように学生から示されたのです。この講義を受けた学生たちからは、うれしい感想を多数いただきました。
 
・大げさかもしれませんが、考え方が変わって、人生が変わった気がします。
・こんな素晴らしい授業はないと思っているので、後輩にも進めてみたいと思います。
・いつも新しい発見のある講義に興味を持ちました。
・たぶん大学に入って一番楽しい授業でした。毎週楽しみにしていました。
・人生でもトップレベルで悩んでいた時にこの授業をとっていて、
   みなが私の問題解決に向けて考えてくれたことがうれしかったです。
 
受講した学生たちの実際の声はこちらです。
https://www.facebook.com/toru.saito/posts/10154526998501077
 
 
3. 社会人向けのリーダーシップ講座を開設します
 
この経験をベースに、リーダーのジレンマ解決を学ぶ場を広く社会人に公開できないかと考えるようになりました。そこで友人に声をかけて集まったコミュニティが「ソーシャルシフト・ラボ」であり、この4月からはじまる「リブート・リーダー塾」でその想いは実現する運びになりました。
 
ビジネスの現場では、リーダーのジレンマに悩みながら、適切な行動、正しい決断をし続けることが求められます。この「リブート・リーダー塾」は、参加者の実例を題材としたワークショップと講義を通じて、起業家やビジネスパーソンにとってきわめて大切なリーダーシップを、仲間とともに体験し身につけていく場です。
   
百聞は一見にしかず。どんな中身なのが、まずは経験してみたい。そう考えるビジネスパーソンの方々のために、3月21日にプレ・ワークショップ」を丸の内 Startup Hub Tokyo で開催します。
 
「リブート・リーダー塾」プレワークショップのお知らせ (懇親会費としての 1500円のみ)
https://startuphub.tokyo/event/20170321e1
 
開催する場所がら、起業家にむけた塾と銘打っていますが、すべてのビジネスパーソンにとって、深い学びを得られる場になるはずです。また最新のアクティブ・ラーニング手法を用いますので、ファシリテーションのノウハウもお伝えできると思います。ご興味ある方、ぜひプレワークショップで、リーダー塾を実体験してみてください。
 
なお「リブート・リーダー塾」で得た収入は、その7割が「ソーシャルシフトラボ」の活動資金となり、残りを運営スタッフで均等に分配いたします。持続可能な地球・社会・事業を目指す「ソーシャルシフト・ラボ」のはじめの一歩となります。あわせて、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 

[参考] ソーシャルシフト・ラボとは?
 
ソーシャルシフトを促進し、多様な社会課題を永続的に解決する。その志を実現するために産官学民から有志が集まって設立された一般社団法人。個人の自発的な行動を起点として、持続可能な新しい資本主義を研究し(ラボ)、その知見をもとにイノベーションを促進し(カレッジ)、助けあう仲間をつくる(コミュニティ) ことを活動の柱とする。
 
1. ラボ: 持続可能な新しい資本主義を研究する場。コンサルティング機能を有する
2. カレッジ: ソーシャルシフトの学びを深め、イノベーションを促進する
3. コミュニティ: ソーシャルシフトの価値観とビジョンを共有するメンバーが集う共創の場
 

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:斉藤徹

株式会社ループス・コミュニケーションズ代表取締役。

 

1985年、慶應義塾大学理工学部を卒業し、日本IBM株式会社入社。1991年2月、株式会社フレックスファームを創業。2005年7月、株式会社ループス・コミュニケーションズを創業し、ソーシャルメディアのビジネス活用に関するコンサルティング事業を幅広く展開。20年を超える起業家としての経験とビジネスに関する知見に基づき、ソーシャルシフトの提唱者として「透明な時代におけるビジネス改革」を企業に提言している。著書に『再起動 リブート』(ダイヤモンド社)『BEソーシャル 社員と顧客に愛される5つのシフト』『ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと』(日本経済新聞出版社)、『新ソーシャルメディア完全読本』(アスキー新書)、『ソーシャルシフト 新しい顧客戦略の教科書』(共著、KADOKAWA)など多数。

 

2016年4月から学習院大学経済学部経営学科の特別客員教授に就任。「起業論」「企業経営とトップマネジメント」「企業経営とソーシャルキャピタル」「インキュベーション塾」の講義を担当する。

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