X(旧Twitter)関連情報まとめ 2023年下半期

Kitahara | 2024/02/02

X(旧Twitter)関連情報まとめ 2023年下半期

2022年10月にX社がTwitterを買収してから1年が経ち、正式名称の変更やクリエイター向け広告収益プログラムの開始などユーザーにとっても様々な変化がみられました。
そんな2023年下半期のX(旧Twitter)の動向をまとめました。

 

正式名称をTwitterからXに変更 (2023年7月)

Twitterは正式名称をTwitterからXに変更し、青い鳥で知られるロゴを廃止しました。
新しいロゴはアルファベットの「X」を用いています。
名称が変わった一方、いまもTwitterと呼ぶユーザーも多く、メディアでの表記もX(旧Twitter)といった呼称が定着しています。
また投稿の呼び方も「ツイート」が「ポスト」、「リツイート」が「リポスト」、「引用ツイート」が「引用」と変更されています。


クリエイター向けの広告収益プログラムが開始 (2023年8月)

Xがサブスクリプションから得ている収益の一部をクリエイターに還元するプログラムを本格的に開始しました。当初は7月を予定していましたが開始が遅れ8月よりサービスが始まり、参加資格のある多くのユーザーが参加しています。
下記の資格要件を満たすユーザーはサブスクリプションプログラムへの参加を申請することができます。

資格要件
1.X Premium (旧Twitter Blue)の加入者もしくは認証済み組織
2.フォロワー数が500人以上
3.3ヶ月以内の投稿のインプレッション数が500万件以上


マーケティングプランやキャンペーンアイデアの企画に使える「Xモーメントカレンダー」(2023年10月~12月版)のローンチ (2023年9月)

X社が四半期ごとに発表しているモーメントカレンダーがローンチされました。
モーメントカレンダーは人々の購買意向が高まるゴールデンウィークやクリスマスから、国際的なスポーツイベントや映画・音楽といったエンターテイメントまで、利用者が多いXだからこそ盛り上がる情報を幅広く取り上げています。

X利用者の購買意欲が高まる瞬間をしっかりと捉え、興味や関心に沿った効果的なマーケティング活動の実行ができます。 ユーザーの関心の高い情報はトレンドやハッシュタグ、キーワード検索からもリーチが可能となり、 話題となる大きな可能性を持っています。

 

 

X社CEOリンダ・ヤッカリーノ氏がX社の1年間の取り組みと現況を伝えるブログ記事をX社公式サイトに掲載 (2023年10月)

X社がTwitterを買収してから1年経つ2023年10月、CEOのリンダ・ヤッカリーノ氏が1年間のX社の取り組みと現況を伝えるブログ記事を発表しました。

表現の自由、安全性、広告、プロダクト開発など23の項目について伝えており、また、Xが目標としているスーパーアプリの機能の1つである決済システムの立ち上げも動き出しており、2024年はより大きなことを成し遂げられるとしています。

 

 

 

2つの新有料プラン、「プレミアムプラス」「ベーシック」を開始 (2023年10月)

Xは新たな有料サービス、「Xプレミアムプラス」と「ベーシック」を開始しました。
「Xプレミアムプラス」で月額料金1,960円(年額料金20,560円)で広告が表示されなくなることや返信のブーストの最大化が可能になります。
「ベーシック」は月額368円(年額料金3,916円)で従来の「Xプレミアム」の基本機能である投稿の編集、140文字以上のポスト、長い動画の投稿が可能ですが、青バッジの付与はされず広告も通常のように表示されます。

 


X社が日本で新たに技術者の採用を開始することを発表 (2023年12月)

CEOのリンダ・ヤッカリーノ氏が2023年12月に来日し、日本で技術者の採用をはじめることを発表しました。
また日本で新たにアプリの開発拠点を設けることも発表しており、X利用者の多い日本での広告の獲得や、日本のユーザーに向けたサービスを提供することで英語圏以外での収益拡大やサービス向上を目指すものとみられます。

 


 

以上、2023年下半期に起こったX関連の主要なニュースをいくつか取り上げました。

2023年7月に正式名称がTwitterからXに変わり、クリエイター向け広告収益還元プログラムや、新サブスクリプションプランの開始といったにユーザーに向けた新たな動きが活発になっています。

また日本でアプリ開発拠点を設けることや技術者を雇用することを発表し、2024年には日本市場での展開をより進めていき収益の拡大を目指していくとみられます。


2024年も引き続きXの動向を追っていきたいと思います。

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