【2025年2月版】Ｘ(旧Twitter)ニュースまとめ

Kita | 2025/03/04

【2025年2月版】Ｘ(旧Twitter)ニュースまとめ

X社は、最新の技術革新とサービス向上に向けた取り組みを続けています。
特に、AI分野での進展が注目されています。
また、開発者向けの新しいリソースやツールの提供も開始され、開発コミュニティからの関心が高まっています。
さらに、ユーザーの安全性とプライバシー保護に関する新たなポリシーや機能の導入も行われています。
これらの取り組みにより、X社はユーザー体験の向上と信頼性の確保を目指しています。

 

目次：

・新機能「ビデオタブ」を導入
・XとVisaの提携がもたらす新たな可能性
・ショップスポットライト機能が日本で利用可能に
・AIアシスタント「Grok」を強化
・新しいX Developer Platformの発表
・パロディアカウントに「ラベル」導入を発表
・次世代AI「Grok 3」のトレーニング完了を発表
・Ｘのアルゴリズム変更予定
・「コミュニティ」機能の今後の予定
・まとめ

 

 新機能「ビデオタブ」を導入

Japan on Twitter / X

新機能「ビデオタブ」は、TikTokのような縦スクロール式の動画フィードを提供し、ユーザーがより簡単に動画コンテンツにアクセスできるようになります。

 

ビデオタブの特徴
• フルスクリーン表示: 人気の動画からプレミアムコンテンツまで、様々な動画をフルスクリーンで楽しめます。
• 簡単アクセス: アプリ下部のナビゲーションバーに新しく追加されたビデオタブアイコンから直接アクセス可能。
• 無限スクロール: TikTok風の縦スクロールで次々と新しい動画を発見できます。

 

マーケターへの影響

新機能の導入により動画マーケティングの重要性が増大し、ブランドは動画コンテンツ制作に注力する必要があります。
また、ビデオタブ内での広告枠が新たに登場する可能性があり、これに伴い新しいマーケティング戦略の検討も求められるでしょう。


※この機能は現在、iOS版アプリの最新バージョンで利用可能です。

 

XとVisaの提携がもたらす新たな可能性

Linda Yaccarino on Twitter / X

CEO Linda Yaccarino氏が決済大手Visaと提携し、新しいデジタルウォレットサービス「X Money」を2025年後半に提供開始することを発表しました。
このサービスにより、Xはユーザーにもっと便利な金融サービスを提供し、マーケティングに新たなチャンスを生み出すことが期待されます。

 

X Moneyの主な機能

・即時入金　Visa Directを利用して、ユーザーの銀行口座からXウォレットへの迅速かつ安全な資金移動が可能。

・P2P決済　デビットカードと連携することで、ユーザー間でのピアツーピア決済が簡単に行える。

・銀行口座への即時送金　ウォレット内の資金を即座にユーザーの銀行口座へ送金するオプションも提供。

 

マーケターへの影響

X Moneyの導入により、ソーシャルメディアと金融サービスが一体化し、利便性が向上します。
ユーザーはこのプラットフォームを使って、送金や支払いを簡単に行えるようになります。
また、Visaの信頼できるインフラを活用することで、安全な取引が実現します。
さらに、X Moneyはクリエイターやビジネスユーザーにとって収益管理のツールとしても期待されており、購買行動データを活用したターゲティング広告の効果も向上するかもしれません。

 

ショップスポットライト機能が日本で利用可能に

Business Japan on Twitter / X

ショップスポットライト機能が日本のユーザーに順次展開されています。

 

対応プラットフォーム

現在、「ショップスポットライト機能」は以下のプラットフォームで利用可能です：
・Web版：日本国内で利用可能。
・iOSアプリ：iOSユーザーにも反映済み。
・Androidアプリ：Androidユーザーにも対応済み。

これにより、幅広いユーザー層にリーチすることが可能となりました。

 

ショップスポットライトを活用するために注意すべきポイント

1. ビジネスアカウントが必須

ショップスポットライト機能を利用するには、Xのビジネスアカウントであることが前提です。

 

2. ECサイトが対応しているか確認

現在、Xのショップ機能は特定のECプラットフォームとの連携が必要な場合があります。
導入前に、自社のECサイトが対応しているか確認しましょう。

 

⒊ Xのショッピングポリシーを遵守する

Xでは、販売可能な商品に関するポリシーが設定されており、アルコール、タバコ、武器、成人向け商品などは禁止されています。

 

⒋ 日本の企業でも利用できるのか確認が必要

現時点では、日本の企業や個人事業主がショップスポットライトを利用できるかどうかが明確にされていません。

 

ユーザーやマーケターへの影響

・ 利便性の向上：気になる商品を簡単に見つけ、購入までスムーズに進めることができます。

・ 新しい発見：フォローしているアカウントから新しい商品を発見する楽しみが増えます。

・ プロモーションの強化：商品を目立たせることで、売上アップが期待できます。

・ コスト削減：手数料がかからないため、広告費を抑えつつ効果的なプロモーションが可能です。

・ ブランド認知の向上：プロフィール画面を活用することで、ブランドの存在感を高めることができます。

 

AIアシスタント「Grok」を強化

xAI on Twitter / X

AIアシスタント「Grok」の機能を大幅に強化しました。

今回のアップデートでは、スポーツ、金融、ロケーションに関するリアルタイム情報を取得できる新ウィジェットが追加され、情報収集がよりスムーズになります。

 

⒈ スポーツ情報の強化

Grokでは、NBA、MLB、NHL、NFL、EPL（イングランド・プレミアリーグ）などのスポーツリーグの試合結果の確認、リーグ順位の確認、次の試合スケジュールの検索、 統計データの取得（例：「2024年に最もホームランを打った選手は？」）などの情報をリアルタイムで取得可能になりました。
今後、さらに多くのリーグが追加される予定です。

 

⒉ 金融情報の強化

Grokは、企業の財務状況や株価、仮想通貨のリアルタイムデータを提供するようになりました。
Web版に加えて、iOS版にもまもなく対応予定です。
投資家や金融マーケターにとって、データを即座に取得し、比較・分析できるのは強力な武器となります。

 

⒊ ロケーション情報の強化

地図上での情報検索機能も強化されました。
たとえば、特定のエリアで人気のレストランを探したり、ローカルビジネスの検索ができるようになります。
特に飲食業や観光業のマーケターにとって、この機能を活用することで新規顧客の獲得につながる可能性があります。

 

マーケターへの影響

⒈ コンテンツ作成の効率化

リアルタイムデータを即座に取得できるため、SNS投稿やブログ記事の作成がスムーズになります。
例えば、スポーツメディアは試合終了直後に結果をツイートし、金融系メディアは市場の動きを即座に分析・発信できます。

 

⒉ 広告・キャンペーンの最適化

Grokを活用することで、ターゲット層に合わせた広告やキャンペーンのタイミングをより的確に調整できます。
例えば、特定のスポーツチームの試合が盛り上がっているタイミングで関連商品のプロモーションを行うなど、効果的な施策が可能になります。

 

⒊ ユーザーエンゲージメントの向上

特にスポーツや金融に関心の高いユーザー層に対して、よりタイムリーで価値のある情報を提供することで、エンゲージメントの向上が期待できます。

今回のGrokのアップデートにより、スポーツ、金融、ロケーション情報の取得が格段に便利になりました。

マーケターにとっても、最新データを活用したコンテンツ作成や広告戦略の最適化が可能になります。

 

新しいX Developer Platformの発表

Developers on Twitter / X

X Developer Platformは新しいドキュメントとインタラクティブなAPIプレイグラウンドを公開しました。

このアップデートにより、開発者やマーケターがX APIをより簡単に活用できる環境が整備されました。

 

アップデートの概要

1. 更新されたAPIリファレンスページ
開発者が必要な情報を迅速に取得できるよう、APIリファレンスが刷新されました。
これにより、APIの利用効率が向上します。

 

2. インタラクティブAPIプレイグラウンド
実際にコードを試しながらAPIエンドポイントをテストできるツールが追加されました。
これにより、初心者からプロまで、スムーズな開発体験が可能になります。

 

マーケターへの影響
⒈ データ活用の強化:新しいAPI機能により、投稿のパフォーマンスデータ（インプレッション数やクリック数など）を詳細に分析可能となり、これにより、キャンペーンの最適化が容易になります。

 

⒉ 柔軟な開発環境: プロジェクト管理機能やアクセスレベルの選択肢が拡充され、多様なニーズに対応可能。特に中小企業や個人マーケターにも恩恵があります。

 

ユーザーへの利便性
⒈ カスタマイズされた体験:開発者が新しいツールを活用することで、ユーザー向けアプリやサービスの質が向上。例として、パーソナライズされたトレンド表示や検索機能の強化が挙げられます。

⒉ エンゲージメントの向上: APIを通じて作成された新しい投稿機能やボットは、ユーザーとのインタラクションをさらに活発化させます。

今回のアップデートは、開発者だけでなくマーケターや一般ユーザーにも大きなメリットをもたらします。
特にデータ分析やアプリ開発の効率化により、Xプラットフォーム全体でのエンゲージメントと価値創出が期待されます。

 

パロディアカウントに「ラベル」導入を発表

Safety on Twitter / X

パロディアカウント(有名人や企業を模倣したアカウント)を明確に区別するための「パロディラベル」の導入を発表しました。

この変更は、ユーザーが偽情報や誤解を避けられるようにすることを目的としています。

Xの公式アカウント@Safetyが発表した内容によると、パロディアカウントに対して特定の「ラベル」を適用することで、公式アカウントとの誤解を防ぐ取り組みが始まります。

 

主なポイント

• パロディアカウントの明確化: ラベルがプロフィールと投稿に表示されることで、ユーザーはそのアカウントが公式なものではなくパロディであると認識しやすくなる。

• 透明性の向上: ユーザーが誤解することなく、ユーモアや風刺を楽しめる環境を提供。

• 適用時期の詳細は未定: ラベルの適用が義務化されるタイミングについては、今後発表される予定。

• Xのルール適用は継続: パロディアカウントも、Xの真正性ポリシー（Authenticity Policy）に従う必要があり、悪意のあるなりすましは引き続き禁止される。

 

ユーザーへの影響

⒈ 誤情報の拡散防止

これまで、パロディアカウントが公式アカウントと見分けがつかず、誤情報が広がるケースがありました。今回のラベル導入により、そうした混乱が減少することが期待されます。

 

⒉ エンタメ性の維持

パロディアカウントの投稿は、時にユーモアや社会風刺として楽しめる要素があります。
ラベルが適用されることで、安心してその内容を楽しめる環境が整うでしょう。

 

⒊ レポートのしやすさ

万が一、ラベルなしでなりすまし行為をしているアカウントがあれば、Xのレポート機能を使って通報することが可能です。

 

マーケターへの影響

⒈ ブランドの誤解リスクが低減

過去には、企業の公式アカウントに見せかけたパロディアカウントが炎上を引き起こし、ブランドイメージに悪影響を与えることがありました。今回のラベル導入により、こうしたリスクを軽減できる可能性があります。

 

⒉ ユーザーとのコミュニケーションがより明確に

企業がSNS上で情報発信を行う際、公式情報とパロディの区別がつきやすくなるため、ユーザーとの信頼関係を築きやすくなるでしょう。

 

⒊ 競合との区別が明確に

競合企業のパロディアカウントが存在する場合、ラベルが適用されることで、公式アカウントとの混同を防げるようになります。

Xの「パロディラベル」導入は、透明性の向上や誤情報拡散の防止に寄与する重要な施策です。

ユーザーにとってはより明確な情報が得られるメリットがあり、マーケターにとってもブランド保護の観点から好ましい影響が期待できます。

 

次世代AI「Grok 3」のトレーニング完了を発表

Elon Musk on Twitter / X

xAIが開発する次世代AI「Grok 3」のトレーニング完了が発表されました。

これは、前モデル「Grok 2」に比べて10倍の計算能力を活用しており、AI業界に新たな波を起こすと期待されています。

 

Grok 3とは？

Grokは、xAIが提供する大規模言語モデル（LLM）で、リアルタイム情報の取得や画像生成など多機能を備えています。

 

以下はGrokの主な特徴です：

• リアルタイム情報取得: X（旧Twitter）との連携により、最新のニュースやトレンドを即時に提供。

• 画像生成: Aurora技術を使ったフォトリアリスティックな画像生成が可能。

• マルチモーダル対応: テキストだけでなく、画像や音声も処理できる次世代型AI。Grok 3ではこれらの機能がさらに強化される見込みです。

 

ユーザーへの影響

1. パーソナルアシスタントとしての進化 Grok 3は、より高度な自然言語処理能力とマルチモーダル対応により、ユーザー体験を大幅に向上させます。
たとえば、旅行プラン作成やドキュメント要約など、日常生活での活用範囲が広がります。

 

2. リアルタイム性の向上 リアルタイムデータへのアクセスが強化されることで、最新情報を基にした意思決定が可能になります。
特にニュースや市場動向を追うプロフェッショナルにとっては大きな利点です。

 

マーケターへの影響
1. コンテンツ制作の効率化 Grok 3は、SEO対策記事や広告コピーなどを短時間で高品質に生成できるため、マーケティング活動を効率化します。

2. データ分析と戦略立案 リアルタイム情報と高度な分析能力を活用し、市場トレンドや競合状況を即座に把握可能です。

これにより、迅速かつ効果的な戦略立案が期待できます。

3. カスタマイズ性の向上

業界特化型モデルの導入も予想されており、金融や医療など特定分野での精度向上が期待されています。

Grok 3は、その圧倒的な計算能力と多機能性でAI業界に新たな基準を打ち立てる可能性があります。

ユーザーには日常生活の利便性向上を、マーケターには効率的かつ効果的なツールとしての価値を提供するでしょう。

そのリリースは2025年初頭と予想されており、今後の展開に注目です。

 

Ｘのアルゴリズム変更予定

Elon Musk on Twitter / X

Elon Musk氏がＸのアルゴリズム変更について発表しました。

この調整は、ユーザー体験の質を向上させることを目的としており、特に「情報的で娯楽性の高いコンテンツ」の優先表示を目指しています。

 

アルゴリズム変更の概要

1. 情報性とエンターテインメント性の向上 Musk氏は、「後悔しないユーザー時間」を最大化することを目指していると述べています。

これは、ネガティブな内容でユーザーの滞在時間を増やすのではなく、有益で楽しいコンテンツを優先的に表示することを意味します。

2. フィードのカスタマイズ機能 ユーザーがリアルタイムでフィード内容を調整できる機能が開発中です。これにより、個々の好みに応じた柔軟な体験が可能になります。

 

ユーザーへの影響

⒈ ポジティブな体験の強化 ネガティブな投稿や有害なコンテンツが減少し、質の高い情報やエンターテインメントが増加することで、利用体験がより快適になります。

⒉ パーソナライズされたフィード 新しいカスタマイズ機能により、ユーザーは自分が興味を持つトピックや投稿だけを見ることが容易になります。

今回のアルゴリズム変更は、ユーザー体験を向上させるだけでなく、マーケターにとっても新たなチャンスと課題を提供します。
ポジティブで有益なコンテンツ制作に注力し、新しい機能やトレンドを活用することで、この変化を最大限活用しましょう。

 

「コミュニティ」機能の今後の予定

X Daily News on Twitter / X

X Daily Newsは、コミュニティ機能を大幅に強化する計画を発表しました。

これにより、ユーザーの投稿可視性や検索性が向上し、マーケターにとっても新たな集客・エンゲージメントの機会が生まれます。

 

Xコミュニティのアップデート概要

Xのコミュニティ機能の強化には、以下の4つのポイントが含まれています。

 

⒈ ポリシー変更（透明性の向上）

• コミュニティの投稿がグローバル検索で発見可能になり、フォロワーにも表示される（デフォルト設定）
• 誰でもコミュニティ投稿に返信可能（ただし、メンバーの返信が優先的に表示される）
• コミュニティが削除・停止されても、投稿はプロフィールに残る
• より多くのコミュニティに参加可能に

 

⒉ コミュニティの成長促進
• グローバル検索でのコミュニティ投稿の推奨
• 友人やローカル・興味関心に基づいたコミュニティ推薦
• Web検索エンジンでコミュニティが発見可能に
• コミュニティのアクティビティ・モデレーションに応じたランク表示
• 認証済み企業が公式コミュニティを作成可能に

 

⒊ UI・機能改善（使いやすさ向上）
• よりコンパクトで直感的なUIへアップデート
• 管理者・モデレーター・メンバーのバッジ表示
• 時間フィルター機能・自分の投稿を簡単に確認可能に

 

⒋ モデレーションの強化（管理体制の向上）
• 報告手順の簡素化
• メンバーリクエストやモデレーションログの検索
・フィルター機能
• モデレーターがブロックしたユーザーは強制退会されない

 

マーケターにとっての影響

⒈ コミュニティ活用の重要性が増す

コミュニティ投稿の発見性が高まることで、従来のX投稿とは異なる形での情報発信が可能になります。
例えば、ブランドの公式コミュニティを活用し、ターゲット層との深い関係性を築くことが重要になるでしょう。

 

⒉ コミュニティSEOの概念が生まれる

コミュニティがWeb検索エンジンにも表示されるようになるため、SEOを意識した投稿が必要になります。
コミュニティ名や投稿内容に適切なキーワードを盛り込むことで、新たな流入経路を確保できる可能性があります。

 

⒊ 認証済み企業の活用メリットが増える

公式コミュニティの作成が可能になることで、ブランドの信頼性向上とユーザーとの接点強化が期待できます。
特に、企業アカウントとしてXを活用している場合、積極的に検討すべきポイントです。

今後のXのコミュニティ機能強化は、企業・個人問わずマーケティングに大きな影響を与えるアップデートでしょう。

 

まとめ

X社は、最新の技術革新とサービス向上に努めています。
特に、AI分野での進展が注目されており、XAIチームが開発する次世代AI「Grok 3」のトレーニング完了が発表されました。
また、開発者向けの新しいAPIが公開され、開発コミュニティから高い評価を得ています。
さらに、ユーザーの安全性を確保するための新しいセキュリティ機能が導入され、プラットフォームの信頼性が向上しました。
これらの取り組みにより、X社はユーザーエクスペリエンスの向上と市場での競争力強化を実現しています。
今後も、ユーザーとマーケターのニーズに応じたサービスの提供が期待されます。

 

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  • 著者：Kita
ループスコミュニケーション所属。現在は企業のソーシャルメディア活用支援などに従事。興味関心は映像×デジタルマーケティング。

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