自動吹き替えの拡大、インスピレーションタブ・Dream Screenの対応地域拡大、新たなショート編集機能も登場!(2025年6月24日)
YouTube Creator Insiderが発表した最新アップデートでは、クリエイターのコンテンツ制作を支援する多数の新機能が登場しました。特に注目すべきは、グローバル展開を加速する自動吹き替え機能の大幅拡大と、AI機能の地域拡大です。YouTube Creator Insiderが今回発表した主な内容は以下の通りです。
- 自動吹き替え機能の拡大:世界中の8,000万人のクリエイターが利用可能になり、対応言語も11言語追加されました。
- インスピレーションタブの地域拡大:AIを活用したアイデア生成機能であるインスピレーションタブが、EU、英国、スイスのクリエイターも利用できるようになりました。
- Dream Screenの地域拡大:テキストプロンプトからユニークな画像や動画を生成するAI機能「Dream Screen」が英国でも利用可能になりました。
- Shortsのビート同期機能の一般提供開始:インポートしたShortsコンテンツを自動的に選択した音楽のビートに同期させる機能が、すべてのクリエイターに提供開始されました。
- アーティスト向けリソースの拡充:「YouTube for Artists」サイトにて、アーティスト向けの新しいリソースが追加されました。
注目すべきポイント
グローバル展開を加速する「自動吹き替え機能」
YouTubeの自動吹き替え機能は、クリエイターが多言語の視聴者にリーチするための強力なツールです。今回、8,000万人のクリエイターに提供が拡大され、さらに11言語が追加されたことで、より多くのクリエイターが言語の壁を越えてコンテンツを届けられるようになります。
この機能は、アップロード時に新しいコンテンツ(Shortsおよび長尺動画)を自動的に吹き替えるため、視聴者の言語設定や視聴履歴に基づいて最適な音声トラックが自動で再生されます。グローバル展開を目指す企業や個人クリエイターにとって、翻訳コストや手間を大幅に削減し、より多くの潜在的な視聴者にアプローチする機会が生まれます。
活用ヒント
- 海外市場への参入を検討している企業は、既存の動画コンテンツを自動吹き替え機能で多言語化し、視聴者の反応をテストできます。
- 特定の言語圏の視聴者からのエンゲージメントが高い場合、その言語に特化したプロモーションを検討する良い機会にもなります。
- YouTubeは将来的にこの機能の改善に協力してくれるクリエイターを募集しているため、積極的に参加を検討することで、最新の機能動向を把握し、自社のコンテンツ戦略に役立てることも可能です。
コンテンツ企画を強力にサポートする「インスピレーションタブ」
YouTube Studioのインスピレーションタブは、AIの力を借りて動画のアイデア、アウトライン、タイトル、サムネイルの提案を生成してくれる機能です。これまで一部の地域で提供されていましたが、EU、英国、スイスに拡大されたことで、これらの地域のクリエイターもコンテンツ企画の効率化を図れるようになります。
活用ヒント
- 動画コンテンツのネタ探しに悩んでいる場合、このタブを活用することで、AIが生成する多様なアイデアからインスピレーションを得ることができます。
- タイトルやサムネイルの提案は、クリック率(CTR)向上に直結するため、AIの提案を参考にすることで、より魅力的な動画を作成できる可能性があります。
- 自社のビジネスに関連するキーワードでアイデアを生成し、市場のニーズに合ったコンテンツを効率的に企画することが可能です。
Shorts制作の可能性を広げる「Dream Screen」と「ビート同期機能」
Dream Screenは、テキストプロンプトからユニークな画像や動画を生成し、Shortsのグリーンバックや独立した6秒の動画クリップとして利用できるAI機能です。現在、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、米国で提供されており、今回英国にも拡大されました。
また、インポートしたShortsコンテンツを自動的に音楽のビートに同期させる機能がすべてのクリエイターに提供開始されました。これにより、動画編集の複雑さが軽減され、より手軽にプロ品質のShortsを作成できるようになります。
活用ヒント
- 短尺動画(Shorts)の制作に力を入れている場合、Dream Screenを活用してオリジナリティの高い背景やクリップを素早く作成できます。
- ビート同期機能を使えば、音楽と映像が完璧にマッチした魅力的なShortsを効率的に制作できます。これにより、エンゲージメントの高いShortsを量産しやすくなります。
- 製品紹介やサービスのデモンストレーションなど、短い時間で視覚的に訴えたいコンテンツにおいて、これらの機能は大きな効果を発揮します。
アーティスト向けに強化されたリソース
「YouTube for Artists」サイトに、視聴者層の拡大、Shortsの活用法、アナリティクス理解に関する新しいリソースが追加されました。これは、音楽業界で活動するアーティストがYouTubeを最大限に活用し、自身のキャリアを成長させるための支援を強化するものです。
活用ヒント
- 音楽関連のビジネスを展開している場合や、アーティストとのコラボレーションを検討している場合は、これらのリソースを参考に、YouTube上でのプレゼンスを強化する戦略を練ることができます。
- アーティストチャンネルの運営効率化や、より効果的なファンエンゲージメント戦略を構築する上で役立つ情報が得られるでしょう。
これらの新機能やリソースの拡大は、YouTubeがクリエイターのニーズに応え、プラットフォーム全体の活性化を目指していることを示しています。YouTubeを業務で利用されている方は、これらの最新情報を積極的に取り入れ、コンテンツ戦略の最適化に役立ててみてはいかがでしょうか。
YouTube Studioアナリティクス詳細モードが大幅アップデート:レポート保存・UI改善で分析業務がさらに効率化(2025年6月23日)
- UI(ユーザーインターフェース)の刷新:初心者から上級者まで、より直感的に操作できるシンプルなデザインに変更されます。
- サイドバーの導入:分析レポートを設定するための全てのコントロール(ブレイクダウンピッカー、指標ピッカー、フィルターなど)が新しいサイドバーに集約されます。
- レポート保存機能:頻繁にアクセスするレポート設定を保存できるようになり、毎回設定をやり直す手間が省けます。
- コンテンツ検索機能:動画のタイトルでコンテンツを検索したり、公開日や再生時間でソートしたりできるようになります。
- 複数の指標の同時選択:複数の指標を一度に選択・解除できるようになり、データ比較が容易になります。
- チャートの非表示機能:データテーブルに集中したい場合に、チャート表示を非表示にできます。
- 比較機能の強化:2つの指標の相関関係、特定の動画や再生リスト、グループ間のパフォーマンス、期間ごとの比較(前期間や前年同期間など)がより簡単に行えるようになります。比較レポートも保存可能です。
- 人気レポートへの直接アクセス:「最初の24時間の動画パフォーマンス」や「視聴者維持率レポート」など、人気のレポートに上部のナビゲーションメニューから直接アクセスできるようになります。
これらの改善は、今後数週間かけて全てのクリエイターに順次展開される予定です。
注目すべきポイント
データ分析の「複雑さ」を解消し、誰でも使いやすく
YouTubeアナリティクスの「詳細モード」は強力なツールですが、「使いこなすのが難しい」「データが多すぎて圧倒される」という声も少なくありませんでした。今回のアップデートでは、UIのシンプル化とサイドバーへのコントロール集約により、この課題が大きく改善されます。
これにより、データ分析に不慣れな担当者でも、必要な情報に素早くたどり着き、インサイトを得やすくなります。例えば、特定の地域の視聴者の傾向を把握したり、コンテンツの種類ごとの収益源を比較したりといったことが、より直感的に行えるようになるでしょう。業務でYouTubeを利用するチーム全体で、データリテラシーの向上と効率的なデータ活用が期待できます。
定期的なレポート作成の手間を大幅削減する「レポート保存機能」
業務でYouTubeチャンネルを運用していると、週次・月次でのパフォーマンスレポート作成は欠かせません。これまでは、特定の指標やフィルターを毎回設定し直す必要があり、これが大きな負担となっていました。
新しい「レポート保存機能」を使えば、頻繁に確認するレポート設定(例:特定のトラフィックソースからの長尺動画の視聴状況)を一度保存しておけば、次回からはワンクリックでそのレポートにアクセスできます。これは、定型業務の効率化に直結し、データ分析に割く時間を削減し、より戦略的な思考に時間を充てられるようになるでしょう。クライアントへの報告や社内でのレビューなど、繰り返しのレポート作成が多い場合に特に有効です。
コンテンツ戦略の精度を高める「比較機能」の進化
コンテンツのパフォーマンスを正しく評価し、改善策を検討するためには、比較分析が不可欠です。今回のアップデートでは、以下の点で比較機能が強化されています。
- 指標間の相関関係の把握:2つの指標を比較することで、例えば「インプレッション数が増えると視聴回数も増えるのか」といった相関関係を視覚的に把握しやすくなります。
- コンテンツ・グループ間のパフォーマンス比較:特定の動画同士だけでなく、作成した再生リストやコンテンツグループ(例:チュートリアル動画とVlog動画)のパフォーマンスを比較できます。これにより、どのようなコンテンツがより効果的であるかを多角的に分析し、今後のコンテンツ企画に活かせます。
- 期間比較の容易化:前期間や前年同期間とのパフォーマンス比較がより簡単に行えるようになり、施策の効果測定や季節変動の分析がしやすくなります。
これらの比較機能を活用することで、「なぜこの動画は伸びたのか」「どの施策が効果的だったのか」といった疑問に対し、より具体的なデータに基づいた仮説検証が可能になります。結果として、より効果的なコンテンツ戦略を立て、チャンネル全体の成長を加速させることができるでしょう。
活用ヒント
YouTubeアナリティクスの詳細モードのこれらの改善は、データに基づいたYouTube運用をより身近で強力なものにするものです。ぜひこのアップデートを活用し、ビジネス目標達成に向けてYouTubeチャンネルのパフォーマンスを最大化してください。何か具体的な分析で困っていることがあれば、YouTube Studioのアナリティクスチームにフィードバックを送ることも検討してみてはいかがでしょうか。
ショッピング用「プロダクトステッカー」導入、コミュニティ機能の拡張、新ギフトの追加(2025年6月18日)
YouTubeのCreator Insiderチャンネルから、業務でYouTubeを活用している方々にとって重要なアップデートが発表されました。今回の発表では、特にeコマース機能の強化とコミュニティ機能の拡張、そしてライブ配信の収益化に関する新しい情報が中心です。主な内容は以下の通りです。
- Shortsの「商品ステッカー」導入:Shorts動画内でタグ付けされた商品が、より視覚的に目立つ「商品ステッカー」として表示されるようになりました。これにより、視聴者が商品詳細ページに直接アクセスしやすくなります。
- コミュニティ機能の全クリエイターへの提供拡大:投稿機能を利用できるすべてのクリエイターが「コミュニティ」機能を利用できるようになりました。これは、動画に紐づかない永続的なコミュニケーションスペースをチャンネル内に持つことができる機能です。
- ライブ配信向け新ギフトの追加:ライブ配信中に視聴者が送れるアニメーションギフトに4種類の新しいデザインが追加されました(現時点では米国のみ)。
注目すべきポイント
Shortsでの購入体験を向上させる「商品ステッカー」
これまでShortsでタグ付けされた商品は、画面左下のバナーに表示されていました。今回のアップデートにより、「ショッピング商品ステッカー」が導入され、より目立つ形で商品が表示されるようになります。
YouTubeが2025年5月に米国で行った実験では、この商品ステッカーを導入したShortsは、従来のショッピングボタンと比較して商品クリック数が40%以上増加したとのこと。これは、視聴者が商品に興味を持った際に、より直感的に購入ページへ遷移できるようになったことを示唆しています。
活用ヒント
- Shortsを活用した販売促進の強化:ファッション、美容、ガジェット、食品など、視覚的に訴求しやすい商品を扱っている企業は、Shortsで商品の使用例や魅力を短い動画で紹介し、商品ステッカーで直接購入へ誘導することで、売上向上を目指せます。
- 商品の露出度向上:複数の商品をタグ付けしている場合でも、リストの順番を入れ替えることで、特に訴求したい商品をステッカーとして表示させることができます。商品の優先順位に応じて、効果的なプロモーションが可能です。
- モバイルアプリでの最適化:商品ステッカーのサイズや配置は、YouTubeのメインアプリからのみ変更可能です。PCやStudioモバイルアプリからアップロードする場合でも、メインアプリでの最終調整を忘れずに行い、ユーザー体験を最適化しましょう。
視聴者とのエンゲージメントを深める「コミュニティ機能」
YouTubeのコミュニティ機能は、動画のコメントやライブチャットとは異なり、クリエイターと視聴者が動画に縛られない継続的な対話と交流ができる専用スペースです。これまで一部のクリエイターに提供されていましたが、今回、投稿機能を利用できるすべてのクリエイターに開放されました。
この機能により、視聴者はチャンネル内で投稿を作成したり、クリエイターや他の視聴者と交流したりできるようになります。チャンネルメンバーシップとは異なり、購読者であれば誰でも投稿できる点が特徴です(ただし、チャンネル登録後の一定期間(デフォルト1日、設定で1週間)が経過している必要があります)。
活用ヒント
- ブランドのファンコミュニティ形成:企業チャンネルであれば、顧客やファンがブランドについて自由に語り合える場を提供し、エンゲージメントを深めることができます。新製品のアイデア募集や、既存製品に関するフィードバックの収集にも活用できます。
- リアルタイムな情報共有と意見収集:ライブQ&Aの告知、アンケートの実施、舞台裏の共有など、動画とは異なる形式でリアルタイムに情報を共有し、視聴者からの意見を収集する場として活用できます。
- モデレーション機能の活用:不適切なコンテンツからコミュニティを守るためのモデレーションツールも提供されています。初期設定では不適切と判断されそうな投稿は保留されるため、安心して運用を開始できます。また、トップ投稿と最新投稿でソートできるため、コミュニティの活発な投稿を把握しやすくなります。
- ウェルカム投稿での誘導:機能が有効になったら、まずはウェルカム投稿を作成し、視聴者に新しい交流スペースの存在を知らせ、積極的に投稿を促しましょう。活発なコミュニティは、ブランドへのロイヤリティを高め、結果的にチャンネル全体の成長にも繋がります。
ライブ配信の収益化と交流を促進する「新ギフト」
ライブ配信中に視聴者がクリエイターに送れるアニメーションギフトに、「Victory Spin」「Hurray」「Seal Plasm」「Rockstar」の4種類の新しいデザインが追加されました。現状では米国のみでの提供ですが、ライブ配信の収益化と視聴者とのインタラクションを促進する上で重要な機能です。
活用ヒント
- ライブコマースやイベント配信の盛り上げ:将来的に日本でも展開された場合、ライブコマースやオンラインイベントの配信中に、視聴者がギフトを送ることで配信を盛り上げ、収益化に繋げることが期待されます。
- 視聴者への感謝とエンゲージメント促進:ギフトを送ってくれた視聴者には、名前を呼んで感謝の気持ちを伝えることで、視聴者は価値を感じ、より一層のエンゲージメントが期待できます。
これらのアップデートは、YouTubeを単なる動画プラットフォームとしてだけでなく、よりインタラクティブなショッピング体験、そして深いコミュニティ形成の場として進化させていくYouTubeの方向性を示しています。これらの新機能を積極的に活用し、YouTubeチャンネルの運用をさらに効果的なものにしていきましょう。
モバイルアプリでのプロモート機能強化とショートフィードへの投稿表示(2025年6月10日)
YouTube Creator Insiderチャンネルからの最新発表は、YouTubeを業務で活用している方々にとって、コンテンツのプロモーションと視聴者エンゲージメントの強化に役立つ重要なアップデートを含んでいます。今回発表した主な内容は以下の通りです。
- YouTube Promoteの機能改善:
- Android版YouTubeメインアプリからの利用開始: YouTube Promote広告キャンペーンをAndroidのYouTubeメインアプリから直接作成できるようになりました。これにより、Google広告にアクセスすることなく、動画の宣伝やビジネス成長をより手軽に行えます。
- 新しいプロモーションフィードの導入: キャンペーンの状況確認やパフォーマンスレビューを簡単に行える「プロモーションフィード」が追加されました。
- Shortsフィードからの投稿表示:
- Shortsクリエイターの視聴者が、Shortsフィードを視聴しながら、関連するコミュニティ投稿も直接見られるようになりました。これにより、視聴者はフィードを離れることなく、クリエイターの最新情報や交流に参加できます。
注目すべきポイント
YouTube Promoteで効果的なプロモーションをより手軽に
YouTube Promoteは、クリエイターが自身のコンテンツ(Shortsや長尺動画)を宣伝したり、ウェブサイトへの誘導を通じてビジネスを成長させたりするための広告キャンペーンツールです。今回のアップデートで、特に以下の点が業務利用において注目されます。
- アクセシビリティの向上(Androidメインアプリ対応): これまでYouTube Promoteを利用するにはYouTube StudioまたはGoogle広告にアクセスする必要がありましたが、Android版YouTubeメインアプリから直接キャンペーンを作成できるようになりました。これにより、外出先や移動中でも手軽にプロモーションを開始・管理できるようになり、時間や場所を選ばずにマーケティング活動を行えるようになります。
- キャンペーン管理の効率化(新しいプロモーションフィード): 新しく導入された「プロモーションフィード」では、進行中のキャンペーンのステータスやパフォーマンスを一覧で確認できます。これにより、複数のキャンペーンを運用している場合でも、それぞれの効果を素早く把握し、必要に応じて戦略を調整することが可能になります。
活用ヒント
- 新商品・サービスの認知度向上: 新しい製品やサービスをローンチする際、Shortsや長尺動画で紹介し、Promoteキャンペーンを使ってターゲット層に効率的にリーチできます。
- ウェブサイトへの集客: YouTube動画を通じて、企業のウェブサイトやECサイトへのアクセスを促すことで、リード獲得や売上向上に繋げられます。
- 特定の動画のブースト: 伸び悩んでいる動画や、特に見てほしい重要な動画がある場合に、Promoteを使って視聴回数を増加させ、チャンネル全体のエンゲージメント向上に貢献できます。
Shortsとコミュニティ投稿で視聴者とのつながりを強化
Shortsフィードでコミュニティ投稿が表示されるようになったことは、短尺動画で視聴者とのエンゲージメントを深めたいクリエイターにとって大きな意味を持ちます。
- Shortsからのエンゲージメント向上: これまでShortsを視聴しているユーザーは、その動画の内容に集中することが多かったですが、今後はフィードをスクロールする中でクリエイターのコミュニティ投稿(テキスト、画像、投票など)を目にする機会が増えます。
- 情報の見落とし防止: 視聴者がShorts中心の視聴習慣を持っている場合、コミュニティ投稿を見落としてしまうことがありました。今回の変更により、Shortsフィードから直接投稿にアクセスできるようになるため、重要な告知やアンケートなど、コミュニティ投稿で発信した情報がより多くの視聴者に届く可能性が高まります。
- クリエイターと視聴者の関係深化: クリエイターはShortsでエンゲージメントを獲得し、コミュニティ投稿でさらにパーソナルな交流や深い情報提供を行うことで、視聴者とのより強固な関係を築くことができます。
活用ヒント
- Shortsとコミュニティ投稿の連携戦略: Shortsで製品のティーザー動画を流し、コミュニティ投稿で詳細な情報やアンケートを実施するなど、両者を連携させたコンテンツ戦略を検討しましょう。
- ユーザー参加型企画の促進: コミュニティ投稿の投票機能を使って、次に作るコンテンツのアイデアを募ったり、新商品のデザインに関する意見を求めたりするなど、Shorts視聴者を巻き込む企画を実施しやすくなります。
- 見逃されがちな情報の再提示: イベント告知やキャンペーン情報など、Shortsでは伝えきれない情報をコミュニティ投稿で補完し、Shortsフィードからの導線を活用して情報伝達を強化できます。
YouTubeが「トップファンのためのリーダーボード」機能を実験導入──ライブ配信でのエンゲージメントを可視化(2025年6月3日)
YouTubeのCreator Insiderチャンネルから、YouTubeを業務で活用している企業やクリエイターにとって、視聴者エンゲージメントの強化とプラットフォームの安全性向上に関する重要な情報を提供すると発表がありました。主な内容は以下の通りです。
- トップファン向けリーダーボード(実験的導入): ライブ配信中に視聴者がクリエイターと交流することで獲得するポイントに基づき、最も熱心なファンを称えるリーダーボードが試験的に導入されます。トップのファンにはバッジが付与されます。
- センシティブな検索結果のサムネイルぼかし機能(実験的導入): 性的なテーマを含む検索クエリに対して、検索結果に表示される動画のサムネイルが自動的にぼかされる機能が導入されます。これは、意図しないセンシティブなコンテンツの表示を防ぎ、より安全な検索体験を提供するためのものです。
- イエローアイコンの精度向上と収益化に関する改善: 先週発表された、イエローアイコン(広告制限あり)の誤判定を減らし、収益化の決定精度を向上させる取り組みについても改めて言及されました。
注目すべきポイント
ライブ配信のエンゲージメントを最大化する「トップファン向けリーダーボード」
ライブ配信は、視聴者とリアルタイムで交流し、強いコミュニティを築くための強力なツールです。今回の「トップファン向けリーダーボード」の実験的導入は、そのエンゲージメントをさらに促進する可能性を秘めています。
このリーダーボードは、視聴者がライブチャット、スーパーチャット、スーパーステッカー、ギフトなどでクリエイターと交流することでポイントを獲得し、その累積ポイントでランキング化されます。上位50位の視聴者、特にトップ3にはバッジが付与され、チャットでの発言時に名前の横に表示されます。
活用ヒント
- ロイヤリティの高いファン層の特定と育成: ライブ配信における熱心な貢献者を視覚的に「称える」ことで、彼らの満足度とチャンネルへの帰属意識を高めることができます。これにより、企業のブランドアンバサダーや熱心な顧客層を育成するきっかけになるでしょう。
- ライブコマースやオンラインイベントの活性化: ライブ配信での商品紹介やイベント中にこのリーダーボードを表示することで、視聴者間の競争意識を刺激し、コメントや投げ銭などのインタラクションを促進できます。
- コミュニティ形成の強化: リーダーボードは、視聴者同士の競争だけでなく、共通の興味を持つファン同士が交流を深めるきっかけにもなります。クリエイターは、リーダーボードを活用して積極的にトップファンに言及し、感謝を伝えることで、より強固なコミュニティを築くことができます。
ブランドセーフティとユーザー体験を守る「センシティブな検索結果のサムネイルぼかし」
YouTubeは、性的なテーマを多く含む検索クエリに対して、検索結果のサムネイルを自動的にぼかす機能を導入します。これは、ユーザーが意図せずセンシティブなコンテンツに触れてしまうことを防ぎ、プラットフォーム全体の安全性を高めるための重要な取り組みです。
この機能は、特定の検索クエリにのみ適用され、動画のタイトル、チャンネル名、説明文は表示されたままです。また、ユーザーは必要に応じてサムネイルのぼかしを解除することも可能です。
活用ヒント
- ブランドイメージの保護: 企業やブランドのコンテンツが、意図せずセンシティブな検索結果の近くに表示されるリスクを低減できます。これにより、ブランドの安全性が確保され、広告主にとってもより安心して利用できる環境が提供されます。
- ユーザー体験の改善: 一般ユーザーがYouTubeをより安全かつ快適に利用できるようになることで、プラットフォーム全体の信頼性が向上します。
- コンテンツ戦略への影響は限定的: この機能は特定の検索クエリにのみ適用され、動画の視認性に直接的な影響を与えるものではありません。
収益化の安定化をサポートする「イエローアイコン精度向上」
先週の発表で言及された「イエローアイコン(広告制限あり)の精度向上と収益化決定の改善」についても、改めて注意喚起がありました。これは、動画が広告に適さないと判断される「イエローアイコン」の誤判定を減らし、収益化の安定性を高めることを目的としています。
活用ヒント
- 収益の安定化と予測可能性: 企業チャンネルやプロフェッショナルクリエイターにとって、動画の収益化は重要な要素です。イエローアイコンの誤判定が減少することで、予期せぬ広告制限による収益の減少リスクが低減し、より安定した収益モデルを構築しやすくなります。
- コンテンツ制作の自信: 誤った判断による広告制限への懸念が減ることで、クリエイターはより安心してコンテンツ制作に集中できるようになります。
- 不服申し立ての負担軽減: システムの精度が向上すれば、不服申し立て(再審査リクエスト)の必要性が減り、運用の手間と時間が削減されます。
まとめ
2025年6月のYouTubeアップデートは、クリエイターとビジネスに大きな変革をもたらします。自動吹き替えで世界中の視聴者にリーチし、AIツールで企画・制作を効率化。Shortsの商品ステッカーで売上を伸ばし、アナリティクス強化でデータに基づいた意思決定が可能に。さらに、コミュニティ機能やライブ配信のファンリーダーボードで、視聴者との絆を深められます。これらの進化は、YouTubeが単なる動画プラットフォームを超え、ビジネス成長とコミュニティ形成の総合的なエコシステムへと深化している証です。ぜひ新機能を活用し、YouTubeのポテンシャルを最大限に引き出してください。



