mixi, Twitter, Facebook 2011年4月最新ニールセン調査 〜 デモグラフィック分布比較もプラスしました

福田浩至 | 2011/05/19

mixi, Twitter, Facebook 2011年4月最新ニールセン調査 〜 デモグラフィック分布比較もプラスしました

5月18日に、2011年4月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。震災の影響でソーシャルメディア活用が劇的に増加した3月と比較すると、4月度は3サービスいずれもアクセスを減らしたことがわかった。なお、3.11

データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。

Fig1

利用者数でいくと、mixiは1251万人(前月比95%)、Twitterは1549万人(同88%)、Facebookは694万人(前月比90%)と、いずれも利用者数を減少させた。注目のFacebookが減少に転じたのは初めてで、3月は震災の影響が極めて大きかったことがはっきりと視覚化される結果となっている。ペーシビューや利用時間では、引き続きmixiが他を圧倒している。

Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考まで、Twitter社の9月4日ブログによると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、3月度のTwitterユーザーは約1986万人、対PCネット人口に対するリーチ率で32.2%となり、日本におけるインターネットサービスの壁と言われる2,000万人前後で停滞していることになる。

ただし、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数であり、携帯利用者を含まないこと、非会員を含んでいることに注意いただきたい。

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mixiの決算発表およびSocialBakers最新データを引用し、各社の ①訪問者数(PCのみ。非会員を含む)、②アクティブ会員数(月1回以上訪問する会員数)、③登録会員数を比較すると、次表のようになる。

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続いて、三社のPCベースの利用者数推移を見てみよう。

Fig4

大震災の影響で、特に首都圏において、ソーシャルメディアが電話にかわるコミュニケーション・インフラとして活用されたことが3月の特需になった。ただし、3サービスとも、1月2月と比較すると堅調に増加しており、減少は一時的なものと思われる。

なお、Facebookは、自社統計データ(月次アクティブ会員数やユーザー属性などのリアルタイムに近いデータ)を常に公開している。それに基づくsocialbakers.comの最新チャートも参考まで掲載しておこう。こちらによると最新のFacebookアクティブ会員数は331万人となっている。ニールセンデータが会員以外の閲覧者を含んでいるのに対して、このFacebook自社データはアクティブ会員のみに限定している点に注意したい。

Fig3

さて、ニールセン調査に戻り、三サービスの最新利用時間推移、ページビュー推移を見てみよう。

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利用時間、ベージビューいずれも、依然としてmixiが他を圧倒している様子が見て取れるが、時系列で見ると、mixi、Twitterが減少傾向にあるのに対して、Facebookが堅調に伸びているようだ。

ここで、平均滞在時間で比較してみよう。次の表は、今回の2011年4月国内調査結果と、2010年3月ニールセン調査結果(10ヶ国平均)を比較すると次のようになる。

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この表を見ると、日本のTwitterユーザーの月間平均利用時間は23分と、10ヶ国平均より大幅に少ないことがわかる。またFacebookにいたっては39分と、いまだに10ヶ国平均の11%程度の利用時間にとどまっており、活性化に課題があることがわかる。

続いて、これら3サービスの利用者の重なりのデータをチェックしてみよう。

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この表は、例えばmixiユーザーの52.9%はTwitterを、26.4%はFacebookを利用しているということを表している。

なお、この三社サービスの利用者合計は延べで34,935(千人)だが、重なりを考慮した「重複しない利用者数」は23,059(千人)となり、対前月比94%。国内PCネットユーザーに対するリーチ率では37.4%となった。

さて、今回からは、さらに利用者のデモグラフィックに基づく分布も紹介したい。なお、mixiやFacebookは会員の性年齢別分布を公表しているが、このデータはあくまで第三者による調査で、かつページ訪問者を対象としている点に注意したい。

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まず性別分布。ほぼ男女同数のmixiに対して、TwitterとFacebookは男性優位になっている。参考まで、この2サービス、米国では女性優位であり、一般的にソーシャルネットワークは成熟すると女性人口が増える傾向にある。興味深いのはページビューの性別比較で、Twitterは男性が53%、Facebookは男性が67%。つまり、Twitter上では女性が、Facebook上では逆に男性が積極的に投稿している結果となっている。mixiは利用者とページビュー分布にほとんど差がない。

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続いて年齢分布。mixiと比較して、Twitter、Facebookは高年齢層が多いという調査結果となった。40代以上の利用者が、mixiの38%に対して、Twitterは49%、Facebookは52%となっている。日本におけるソーシャルネットワーク普及は意外と高年齢層がリードしているのかも知れない。

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職業分布では、それぞれ職業人が多く、特にFacebookは68%を占めている。IT系ないしマーケティング系のビジネスマン、男性で30〜40代、アーリーアダプターがFacebookのペルソナを形成しているようだ。

Fig12
世帯別年収を見ても、TwitterおよびFacebookはかなり高収入層が中心となっており、700万円超利用者が1/3程度をしめていることがわかる。ただし、この調査では携帯利用は対象としていない。例えばmixiのPV比較では「PC : 携帯 : スマホ = 15 : 80 : 5」とPC利用はわずか15%であり、特に若年層は携帯を中心に利用することが多い。当調査はあくまでPCベースの利用者を対象としている点を強調しておきたい。

■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。

Nielsennetview

 


※本記事で使用しているニールセン株式会社提供データについては転載禁止となっております。

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AUTHOR PROFILE

  • 著者:福田浩至
株式会社ループス・コミュニケーションズ副社長、博士(情報管理) 多数の企業にて、ソーシャルメディアの効果的かつ安全な運営を支援しています。 特に、企業のソーシャルメディア活用におけるルール「ソーシャルメディア・ポリシー」策定や啓蒙教育など積極的な守りの仕組みづくりが専門領域です。
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