4月18日、2012年3月度のニールセン・インターネット視聴率が発表された。データ元は、ネットレイティングス社提供によるインターネット利用動向調査「Neilsen/NetRatings NetView」サービス。対象は「一般家庭および職場のPCユーザー」としている。
訪問者数を見ると、Facebookが1488万人(前月比110%)と増加傾向にあり、徐々にTwitterを引き離しつつある。他のサービスでは、Twitter 1402万人(前月比105%)、mixi 743万人(前月比109%)、Google+ 248万人(前月比121%)、Linkedin 30万人(前月比131%)と調査対象すべてのサービスが増加傾向であった。一方、依然として平均訪問時間ではmixiが圧倒的に長いが、総訪問時間ではFacebookがmixiに迫る勢いとなっている。なお、Twitter訪問者数には専用クライアント(TweetDeck, Hootsuite等)のアクセスは含まれていないため、実際のユーザー数はもう少し多い。参考までに、Twitter社の ブログ によると、Twitter.comユーザーは全Twitterユーザーの約78%とのこと。この数値を単純に適用すると、3月度のTwitterユーザーは約1797万人、対PCネット人口に対するリーチ率で30%となる。
なお、このデータはあくまでPCを前提とした訪問者数であり、以下の点に注意する必要がある。
- フィーチャーフォンやスマートフォンからの訪問者数を含んでいない。例えば2011年7-9月度のmixiのページビューの機種別比率は PC14%、フィーチャーフォン78%、スマホ8%。また 公表値 から推定されるPCアクティブ会員数は総計1516万人の約50%となる。
- 非会員の訪問、すなわち各SNSトップページへの訪問者やオープンなページ(Facebookページ、mixiページ)への訪問者を含んでいる。したがってアクティブ会員数とは一致しない。
- PCはWindows PCのみであり、MACやタブレットPCなどは含まない。
- 視聴率測定しているのは家庭と職場のみであり、学校やネットカフェなどからのインターネット利用は含まれていない。
これら5サービスの訪問者数を時系列推移で表すと次のようになる。
【ニールセン/ネットレイティングスのコメント】 ニールセン/ネットレイティングスは2011年10月データよりmixiの集計対象URLの変更をおこないました。これにより2011年10月以前と以降のデータの継続性は失われています。弊社ではデータ公表時点でのデータを公式データとしていますので、集計対象URLの変更を過去データに遡って反映させません。しかし、mixiの利用状況の把握に誤解が生じる可能性があるため、時系列利用動向グラフにのみ参考値として、2011年10月に集計対象から外したURLを含まない訪問者数を線形でのみご提示させて頂いております。
ニールセン/ネットレイティングスのコメントにある通り、2011年9月まではmixiの推定訪問者数に外部サイトで「イイネ!」ボタンが表示されたユーザーも含まれていた。グラフにおける濃いオレンジのラインだ。それに対して2011年10月以降は、その数値を除外したことで集計値が大きくダウンした。過去にさかのぼって「イイネ!」ボタンを除外した数値である mixi(参考値)は薄いオレンジのラインで表示している。この集計方法の変更により、mixiは3位に後退している。
続いて、5サービスの利用時間とページビューを時系列推移で見てみよう。
ページビュー、訪問時間の両指標で減少傾向が続いていたmixiが、増加に転じている。一方で、先月まで著しい伸び率を維持していたFacebookでは両指標ともに、増加率の落ち着きが確認された。Twitterでは先月同様、横ばい傾向が続いている。Google+ とLinkedinに関しては、この二つの指標では比較できるレベルにないため割愛させていただく。
次に、5サービスの訪問者の重なりのデータをチェックしてみよう。
この表は、たとえばmixiユーザーの53.8%はTwitterを、55.6%はFacebookを、10.4%はGoogle+を1.6%はLinkedinを利用しているということを表している。Linkedinに関しては、9割以上のユーザーがFacebookも利用していることがわかる。
最後に、各サービスの訪問者属性を見てみよう。
mixiは女性の割合が最も多く、年齢層が若い。一方でFacebookは男性の割合が多く、年齢層は40歳以上が5割強となっている。Google+は現時点では男性ユーザーに偏りがあることがわかる。なお、mixiからはアクティブ会員の属性が発表(mixi 2011年度 第三四半期 決算説明資料 p18)されており、それと比較するとこのデータは男性比率が多く年齢層が高い。この差異は、mixi発表資料には携帯のみで利用しているユーザーが含まれているためと推測される。
職業分布を見ると、mixiとTwitterの構成比が類似している。いずれのサービスも約6割がビジネスパーソンとなっている。Linkedinは世帯年収で700万以上のユーザーが6割強と、高所得者のビジネスパーソンが中心であるが、他の4サービスは世帯年収の構成比に大きな違いは見られない。
■ インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」に関して
インターネット利用動向調査「Nielsen/NetRatings NetView」は、日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとにユニーク・オーディエンス(当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問/視聴したとされる、同一人物の重複を除いた推計利用個人数)などのデータとして契約顧客向けにネットレイティングス株式会社がレポートを提供しているものです。 詳細はこちらまで。
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