Instagramの責任者であるアダム・モッセーリ氏から、ビジネスアカウントの運用者にとって見逃せない重要な発表が相次いで行われました。日々変化するアルゴリズムや機能に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか? 今回の記事では、7月に発表された4つの主要なアップデートをまとめてご紹介します。フォロワーとの関係構築、投稿のリーチ、コンテンツ作成の手間など、皆さんの悩みを解決するヒントがきっと見つかるはずです。公式見解に基づいて、最新のInstagram運用戦略を一緒に考えていきましょう。
Mosseri氏が語る!Instagramの未来とビジネス活用のヒント
Instagramの責任者であるAdam Mosseri氏が、プラットフォームのコアな価値観と今後の展望について発表しました。Instagramをビジネスで活用されている方々にとって、今後の方針を立てる上で役立つ情報となります。Mosseri氏は、Instagramの根幹にあるのは「創造性の支援」と「人々のつながり」であると改めて強調しました。これは、Facebook(現Meta)に買収される以前から変わらない中核的なアイデンティティであり、今後も変わることはないと述べています。
一方で、ユーザーのコンテンツ共有方法やエンターテイメントの楽しみ方は常に変化しており、Instagramは時代に合わせて適応してきた歴史があるとしました。例えば、サービス開始当初は存在しなかった「ストーリーズ」や、近年主流となっている「短尺動画」への対応がその例です。こうした変化に対応することで、プラットフォームとしての存在価値を維持してきたと語っています。
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注目すべきポイント
今回の発表内容から、Instagramをビジネスで利用する上で特に注目すべきポイントは以下の2点です。
創造性とコミュニティがより重要に
Mosseri氏が繰り返し強調したのは、「創造性の支援」と「人々のつながり」という2つの要素です。これは、単にフォロワー数を増やすことや「いいね!」を多く獲得すること以上に、オリジナリティあふれるコンテンツを制作し、フォロワーとの強固なコミュニティを築くことが、今後ますます重要になることを示唆しています。
アクションのヒント:
- ユーザー参加型の企画やキャンペーンを実施し、フォロワーとのエンゲージメントを高めましょう。
- 投稿のコメント欄やDM機能を活用し、フォロワーとの対話を積極的に行いましょう。
- 競合他社にはない、独自の視点やアイデアを盛り込んだコンテンツ制作を心がけましょう。
プラットフォームの変化への柔軟な対応
Instagramは常に変化し続けるプラットフォームです。今回の発表でも、ストーリーズや短尺動画への適応が言及されており、今後も新しい機能やトレンドが生まれる可能性があります。
アクションのヒント:
- 最新のアップデート情報やトレンドを常にチェックし、新しい機能は積極的に試してみましょう。
- リール(Reels)やライブ配信など、新しいフォーマットのコンテンツにも挑戦し、多様な方法で情報を発信しましょう。
- ユーザーの反応を見ながら、最も効果的なコンテンツ形式や発信方法を見つけ出しましょう。
「リンク・イン・バイオ」(プロフィールのリンクを見て)はリーチに影響しないとMosseri氏が明言
Mosseri氏は、Instagramに関するよくある誤解の一つとして、「投稿文で『リンク・イン・バイオ』(=プロフィールのリンクを見て)と記載すると、投稿のリーチが低下する」という噂を否定しました。これは事実ではないと明言しています。
彼は「リンク・イン・バイオ」という言葉を投稿文で使用しても、投稿のリーチに影響を与えることは一切ない、と断言しました。Mosseri氏自身も頻繁に使用していることにも触れ、ユーザーは安心してこのフレーズを投稿に使用してよいと伝えました。今後もInstagramに関する誤解を解くための動画を投稿していくことを予告しています。
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注目すべきポイント
今回の発表は、Instagramをビジネスで活用する上で、特に投稿戦略を考える上で非常に重要なポイントとなります。
「リンク・イン・バイオ」の活用をためらう必要なし
今回の発表により、投稿文で「詳細はプロフィール欄のリンクから」といった形で誘導する際に、「リンク・イン・バイオ」という言葉をためらう必要がなくなりました。これは、Instagramが投稿文中のリンクをアクティブにできない仕様であるため、プロフィール欄に誘導することが不可欠なビジネスアカウントにとって朗報です。安心してこのフレーズを活用し、ウェブサイトやオンラインストアへのアクセスを促すことができます。
アクションのヒント:
- 新商品の発売やイベント告知など、特定のページにユーザーを誘導したい投稿では、「リンク・イン・バイオからチェック!」といった明確なコールトゥアクション(CTA)を加えてみましょう。
- プロフィール欄のリンクは、複数のリンクをまとめられる「リンクツリー」のようなツールを活用し、ユーザーが目的の情報にたどり着きやすいように整理しておきましょう。
噂や憶測に惑わされず、公式情報を参考に
Mosseri氏は今後もInstagramに関する誤解を解くための情報を発信していくと述べています。これは、Instagramのアルゴリズムや仕様に関する噂や憶測がインターネット上で多く飛び交っている現状に対し、公式な見解を提供していく意図があると考えられます。ビジネスアカウントの運用者は、こうした公式な情報を参考にすることで、より効果的で確実な戦略を立てることができます。
アクションのヒント:
- Mosseri氏の公式アカウントやInstagramの公式ブログなどを定期的にチェックし、最新情報をキャッチアップしましょう。
- インターネット上の情報が、公式な見解に基づいているかを確認する癖をつけましょう。
ストーリーズのハイライトは非表示にした相手には表示されないとAdam Mosseri氏が明言
「特定の人物やグループに非表示設定にしたストーリーズをハイライトに追加した場合、その非表示にした相手にはハイライトを通じてストーリーズが見えてしまうのか」という疑問についてMosseri氏が回答しました。
彼の回答は明確に「いいえ、見えません」というものでした。Instagramは、投稿されたストーリーズのプライバシー設定を尊重し、たとえそれがハイライトとしてプロフィールに固定されたとしても、非表示設定にした相手には閲覧できないように設計されていると説明しました。この機能により、ユーザーは安心してストーリーズをハイライトに追加できると強調しました。
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注目すべきポイント
今回の発表は、Instagramをビジネスで利用する上で、以下のような具体的な活用方法を考える上で重要なヒントとなります。
特定のフォロワーに向けた限定コンテンツの活用
今回の発表により、特定のフォロワーを対象にしたクローズドな情報発信が、より安心して行えることが明確になりました。例えば、有料会員や優良顧客など、特定のグループにのみ見せたい限定情報や先行情報などをストーリーズで発信し、それをハイライトとして固定することが可能です。
アクションのヒント:
- メンバーシッププログラムの特典として、会員限定のストーリーズやハイライトを作成する。
- 特定のイベント参加者やキャンペーン応募者に向けて、限定の告知や裏話を発信する。
- 重要な顧客向けに、商品の使い方やメンテナンス方法を解説するストーリーズを作成し、ハイライトでいつでも見られるようにする。
期間限定の情報を恒久的なコンテンツとして活用
ストーリーズは通常24時間で消えてしまいますが、ハイライト機能を使えば、投稿をプロフィールに固定し、いつまでも閲覧可能な状態にすることができます。今回の発表により、プライバシー設定を維持したまま、この機能を活用できることが保証されました。
アクションのヒント:
- よくある質問(FAQ)をストーリーズでまとめて、ハイライトとして固定する。
- ユーザーの声やレビューをストーリーズで紹介し、ハイライトとしてアーカイブ化することで、信頼性を高める。
- 商品開発の舞台裏や、ブランドのストーリーを時系列でストーリーズに投稿し、ハイライトにまとめてブランドの世界観を伝える。
投稿写真の縦横比が3:4に対応とAdam Mosseri氏が発表
Mosseri氏は、Instagramのフィードに投稿できる写真の縦横比が、これまでの「4:5」から「3:4」に拡大されたことを発表しました。
サービス開始当初、Instagramではスマートフォンの画面サイズに合わせて、写真の縦横比を4:5が最大となるように制限していました。しかし、現在ではスマートフォンの画面がより縦長で大きくなったことで、3:4の縦長写真も画面から切れることなく表示できるようになりました。
この変更の背景には、現在スマートフォンのカメラで撮影される写真の多くが3:4の縦横比であるという現状があります。業界の標準に合わせて、ユーザーがより自然な形で写真を投稿できるようにするためのアップデートだと説明しました。
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注目すべきポイント
今回の発表は、Instagramをビジネスで活用する上で、コンテンツ作成における表現の幅を広げる重要なポイントとなります。
縦長写真でより効果的な情報発信が可能に
写真の縦横比が3:4に対応したことで、より縦長のフォーマットで写真を投稿できるようになりました。これにより、これまで以上に多くの情報を1枚の写真に含めることができ、ユーザーの視線を引きつけやすくなります。
アクションのヒント:
- ファッションアイテムの全身コーディネートや、背の高い商品をより魅力的に見せる投稿に活用しましょう。
- ランドスケープ(風景)写真や建築物を、より壮大なスケールで表現できます。
- 写真に文字やロゴを追加する場合、縦長のスペースを活かしてより多くの情報を盛り込むことができます。
スマートフォンでの撮影がよりスムーズに
スマートフォンのカメラは、初期設定で3:4の縦横比で撮影されることがほとんどです。これまでは、投稿時に写真を4:5の比率にトリミングする必要がありましたが、今回の変更により、撮影した写真をそのままの比率で投稿できるようになりました。
アクションのヒント:
- 投稿の手間が減ることで、より多くの写真コンテンツを気軽に発信できるようになります。
- トリミングによる構図の調整が不要になるため、撮影時の意図をそのままフォロワーに伝えることができます。
- ストーリーズやリール(Reels)でも縦長のコンテンツが主流であるため、フィード投稿も同じ3:4の比率にすることで、統一感のあるアカウント運用が可能になります。
まとめ
今回のモッセーリ氏の発表を総括すると、Instagramが今後目指す方向性が見えてきます。それは、「創造性とコミュニティの重視」と「ユーザーの利便性向上」です。アルゴリズムに関する憶測を否定し、写真の縦横比を拡大するなど、プラットフォームとしての使いやすさを改善する一方で、フォロワーとの深いつながりを生むコンテンツがより重要になることを示唆しています。ビジネス運用者は、ただフォロワーを増やすことだけに注力するのではなく、ユーザーとの対話を大切にし、常に新しい機能を柔軟に取り入れながら、ブランドの世界観を築いていくことが成功への鍵となるでしょう。



